『鬼』の付くことわざ 一覧 60種類 – 読み方・意味付き【かっこいい言葉】

『鬼』の付く四字熟語・ことわざ(意味付き) 一覧 87種類 ことわざ
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『鬼』の付くことわざを集めて一覧にまとめました。粗暴で荒々しいイメージの『鬼』という漢字をつかった強さを表す言葉や鬼に例えて罵る言葉、不気味さを表す言葉などがあります。 ここではこれらのとわざに意味を添えて一覧で紹介していきます。

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『鬼』の付く諺(ことわざ) 一覧

 

鬼に金棒
– おににかなぼう –
ただでさえ強いものに、一層の強さが加わること。鬼に鉄杖(てつじょう)。
鬼に鉄杖
– てつじょう –
ただでさえ強いものに、一層の強さが加わること。鬼に金棒(おににかなぼう)。
鬼に衣
– おににころも –
表面は慈悲深そうなようすをしていても、内心は鬼のように恐ろしいこと。もともと鬼は裸で衣類を必要としないところから、不必要なこと。不釣り合いなことのたとえ。
恐れ入谷の鬼子母神
– おそれいりやのきしもじん –
恐れ入りました、ということをしゃれていったことば。「おそれいる」と「入谷(江戸の地名)の真源寺に祀られる鬼子母神」を掛けたもの。
鬼が出るか蛇が出るか
– おにがでるかじゃがでるか –
前途の運命の予測しがたいことのたとえ。
鬼瓦にも化粧
– おにがわらにもけしょう –
醜いものも化粧することによって、けっこう見られる容貌になるというたとえ。
鬼にもなれば仏にもなる
– おににもなればほとけにもなる –
相手の出方次第で恐ろしい敵にもなれば頼もしい味方にもなるということ。
鬼の霍乱
– おにのかくらん –
ふだんは病気に縁のない人が、珍しく病気にかかること。
鬼の居ぬ間に洗濯
– おにのいぬまにせんたく –
怖い人や気兼ねする人のいない間に、のんびりくつろいで気晴らしをすることをいう。
鬼の首を取ったよう
– おにのくびをとったよう –
大した功績もないのに、大手柄を立てたと思って得意げに自慢している様子。
鬼の空念仏
– おにのそらねんぶつ –
冷酷で慈悲のない者がうわべだけ慈悲深く見せたり、神妙な態度でふるまうこと。
鬼の亭主に鬼神の女房
– おにのていしゅにきじんのにょうぼう –
鬼みたいな冷酷で残忍な夫には、それと釣り合う女が女房になる。似たもの夫婦の意。
鬼の女房に鬼神
– おにのにょうぼうにきじん –
鬼みたいな冷酷で残忍な夫には、それと釣り合う女が女房になる。似たもの夫婦の意。
鬼の目にも涙
– おにのめにもなみだ –
鬼のように冷酷で無慈悲な人間でも、時には他人の苦しみや悲しみに憐れみや同情を感じて涙を流す事もあるということ。
鬼の目にも見落とし
– おにのめにもみおとし –
何でも見通す鋭い目を持つ鬼でも見落としがあるように、注意深い人でも見落としや手抜かりがあるということ。
鬼も十八番茶も出花
– おにもじゅうはちばんちゃもでばな –
醜い鬼でも年ごろになれば美しく見え、番茶でもいれたばかりは香りがある。なんにでも盛りの時期があるということ。
鬼も頼めば人食わず
– おにもたのめばひとくわず –
鬼もこちらから食べてくれというと、かえって食いたがらないということから、相手の好きなことでもこちらから頼むともったいぶってしてくれないことのたとえ。
鬼も角折る
– おにもつのおる –
鬼のような悪人でも何かのきっかけで善人に変わることのたとえ。
親に似ぬ子は鬼子
– おやににぬこはおにご –
子は当然親に似るものであるが、似てないとすればの子に違いないということ。子供の素行が悪い時に使うことば。
餓鬼に苧殻
– がきにおがら –
まったく頼りにならないことのたとえ。やせ衰えて頼りにならない餓鬼が、折れやすい苧殻(麻の茎)を武器として振り回しても何の役にも立たないという意味から。

 

餓鬼の断食
– がきのだんじき –
あたりまえのことなのに、特別なことをしているかのようにとりつくろうことのたとえ。
餓鬼の花争い
– がきのはなあらそい –
貧乏人が暮らしをよそにして、不必要なことに夢中になる愚かさのたとえ。
餓鬼の花遊び
– がきのはなあそび –
貧乏人が暮らしをよそにして、不必要なことに夢中になる愚かさのたとえ。
餓鬼の目に水見えず
– がきのめにみずみえず –
あまり欲しがって焦ると、求めるものが近くにあっても気づかないということ。
餓鬼も人数
– がきもにんずう –
力の弱い者でも数多く集まれば、あなどりがたい勢力になるということ。また、つまらない者でもいれば、多少の効果があることのたとえ。
餓鬼も千人
– がきもせんにん –
力の弱い者でも数多く集まれば、あなどりがたい勢力になるということ。また、つまらない者でもいれば、多少の効果があることのたとえ。
疑心暗鬼を生ず
– ぎしんあんきをしょうず –
疑いの心をもっていると、何でもない普通のことが疑わしく思えたり、恐ろしくなったりするというたとえ。
疑心暗鬼を作る
– ぎしんあんきをつくる –
疑いの心をもっていると、何でもない普通のことが疑わしく思えたり、恐ろしくなったりするというたとえ。
疑えば目に鬼を見る
– うたがえばみにおにをみる –
疑いの心をもっていると、何でもない普通のことが疑わしく思えたり、恐ろしくなったりするというたとえ。
鬼籍に入る
– きせきにいる –
死亡すること。死んで過去帳に記入されることから。
鬼面人を嚇す
– きめんひとをおどす –
見せかけだけ恐ろしそうにして人をおどかすたとえ。
鬼面人を驚かす
– きめんひとをおかどす –
見せかけだけ恐ろしそうにして人をおどかすたとえ。
鬼面人を威す
– きめんひとをおどす –
見せかけだけ恐ろしそうにして人をおどかすたとえ。
鬼とも組む
– おにともくむ –
非常に強そうに見えることのたとえ。 強いばかりで少しも人情を解しないことのたとえ。
鬼が笑う
– おにがわらう –
実現性の薄いことや予想のつかないことをからかっていう言葉。
鬼籍に入る
– きせきにいる –
死んで鬼籍に名を記入される。「鬼籍」は、 亡くなった人の名前や死亡年月日などを載せる帳面のこと。
餓鬼の物をびんずる
– がきのものをびんずる –
貧しい者から物を奪うようなひどいことをするたとえ。
北向きの鬼面
– きたむきのきめん –
ひどく不愉快そうな顔つきのたとえ。
鬼を欺く
– おにをあざむく –
鬼かと思われるほど力が強い、あるいは容貌が恐ろしいこと。
鬼を酢にして食う
– おにをすにしてくう –
恐ろしいものをなんとも思わないこと。

 

暗がりに鬼を繋ぐ
– くらがりにおにをつなぐ –
正体が知れず、気味が悪いこと。
知らぬ仏より馴染みの鬼
– しらぬほとけよりなじみのおに –
よく知らない人よりも身近な人のほうがよいというたとえ。
地獄にも鬼ばかりではない
– じごくにもおにばかりではない –
地獄のようなつらいこの世にも人情の厚い人はいる。
心に鬼を作る
– こころにおにをつくる –
恐れて無用な想像をすること。
心の鬼が身を責める
– こころのおにがみをせめる –
良心に責められることのたとえ。
心を鬼にする
– こころをおににする –
かわいそうだという気持ちをおさえて、わざと厳しい態度をとる。
小姑一人は鬼千匹にむかう
– こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう –
嫁にとって、小姑一人は鬼千匹にもあたるほど恐ろしく、めんどうで扱いにくい存在だというたとえ。
子供隠された鬼子母神のよう
– こどもかくされたきしもじんのよう –
大切なものを失ってうろたえて騒ぐさまのたとえ。
鬼気迫る
– ききせまる –
恐ろしく不気味な気配。
鬼神に横道なし
– きじんにおうどうなし –
鬼神は道にはずれたことをしない。
世間に鬼はない
– せけんにおにはない –
世の中には無慈悲な人ばかりでなく、情け深い人もいることのたとえ。
渡る世間に鬼はない
– わたるせけんにおにはない –
世の中には無慈悲な人ばかりでなく、情け深い人もいることのたとえ。
刀下の鬼となる
– とうかのきとなる –
刀で切られて死ぬこと。
明日の事を言えば鬼が笑う
– あすのことをいえばおにがわらう –
未来のことは前もって知ることはできないというたとえ。
来年の事を言えば鬼が笑う
– らいねんのことをいえばおにがわらう –
予測できもしない来年のことなど、あれこれ言っても仕方がないということ。
鬼が住むか蛇が住むか
– おにがすむかじゃがすむか –
人の心の底にはどんな考えが潜んでいるのか想像がつかないということ。
福は内鬼は外
– ふくはうちおにはそと –
節分の日、豆まきをするときに唱える言葉。幸運を招く福の神は内へ、禍(わざわい)をもたらす鬼は外への意。
異域の鬼となる
– いいきのおにとなる –
外国で死ぬこと。異郷の鬼となる。「鬼」はは死者の意。
墨は餓鬼に磨らせ筆は鬼に持たせよ
– すみはがきにすらせふではおににもたせよ –
墨を磨るときは力のない餓鬼のように力を入れず、筆を使って書くときには鬼のように力を込めるのがよいということ。
断じて行えば鬼神も之を避く
– だんじておこなえばきしんもこれをさく –
決心して断行すれば、何ものもそれを妨げることはできないというたとえ。
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