『鬼』の付く言葉を集めて一覧にまとめました。鬼の種類、植物の名前、怨霊など様々な名称に凶暴で荒々しいイメージの『鬼』という漢字が使われています。 ここではそれらの名称に意味を添えて一覧で紹介していきます。創作などで使う名称の参考などにいかがでしょうか。
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『鬼』の付く言葉 一覧
名称・読み方 | 詳細 | |
---|---|---|
鬼 おに |
人間の形をして、頭には角を生やし、牙をもつ怪物。 | |
鬼 き |
死者の霊魂。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
---|---|---|
青鬼 あおおに |
人間の形をして、頭には角を生やし、牙をもつ怪物。全身が青い。 | |
赤鬼 あかおに |
人間の形をして、頭には角を生やし、牙をもつ怪物。全身が赤い。 | |
悪鬼 あっき |
たたりをする恐ろしい妖怪。 邪悪な鬼神。 | |
暗鬼 あんき |
暗闇の中に見える鬼の意から、妄想による恐れや疑い。 | |
牛鬼 うしおに |
牛の形をした妖怪。 | |
疫鬼 えきき |
疫病をはやらせるという悪神。疫病神。 | |
冤鬼 えんき |
無実の罪で刑に処せられて死んだ人の、恨みを持った霊。 | |
鬼薊 おにあざみ |
キク科の多年草。 | |
鬼神 おにがみ |
荒々しく恐ろしい神。 | |
鬼瓦 おにがわら |
屋根の棟の端に置く大きなかわら。 | |
鬼草 おにくさ |
テングサ科の紅藻。 | |
鬼子 おにご |
両親に似ない子。荒々しい子。 | |
鬼心 おにごころ |
鬼のように残忍な心。 | |
鬼縛 おにしばり |
ジンチョウゲ科の落葉低木。 | |
鬼殿 おにどの |
鬼・妖怪が住む家。 | |
鬼歯 おにば |
牙のように生え出た八重歯。 | |
鬼蓮 おにばす |
スイレン科の水生の一年草。 | |
鬼婆 おにばば |
老婆の姿をした鬼。 | |
鬼火 おにび |
雨の降る夜などに、墓地などで空中を漂う青い火。 | |
鬼燻 おにふすべ |
ホコリタケ科のキノコ。 | |
鬼舞 おにまい |
民俗芸能のひとつで、鬼の面をつけてまう舞。 | |
鬼娘 おにむすめ |
気性の激しい娘。 | |
鬼綟 おにもじ |
太い糸で紗織りにした目の粗い布。 | |
鬼役 おにやく |
主人に出す飲食物の毒味役。 | |
鬼嫁 おによめ |
非常におそろしい嫁をののしっていう語。また、夫が妻のことをおどけていう。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
---|---|---|
餓鬼 がき |
生前の悪行のために餓鬼道に落ち、いつも飢えと渇きに苦しむ亡者。 | |
鬼気 きき |
恐ろしくて不気味な気配。 | |
鬼窟 きくつ |
鬼のすむ洞穴。 | |
鬼号 きごう |
戒名(かいみょう)のこと。 | |
鬼哭 きこく |
亡霊が浮かばれないで恨めしさに泣くこと。 | |
鬼才 きさい |
鋭い才能。また、その持ち主。「映画界の鬼才」 | |
鬼手 きしゅ |
囲碁・将棋などで、相手の意表をつくような奇抜な手。 | |
鬼女 きじょ |
女の姿をしている鬼。心が鬼のような女。 | |
鬼神 きしん |
荒々しく恐ろしい神。きじん。 | |
鬼籍 きせき |
死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。過去帳。 | |
鬼胎 きたい |
心配すること。恐れ。 | |
鬼畜 きちく |
残酷な行いをする者。 | |
鬼道 きどう |
あやしい術。妖術。 | |
鬼病 きびょう |
奇妙な病気。 | |
鬼簿 きぼ |
死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。 | |
鬼方 きほう |
鬼門とされる方角。 | |
鬼謀 きぼう |
思いも及ばないような、すぐれたはかりごと。 | |
鬼魅 きみ |
幽霊や妖怪、化け物等。 | |
鬼面 きめん |
鬼の顔。鬼の仮面。 | |
鬼門 きもん |
邪悪な鬼が出入りするとされる艮(うしとら=北東)の方角。 | |
窮鬼 きゅうき |
貧乏神。生き霊。 | |
鬼録 きろく |
死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。 | |
債鬼 さいき |
借金取り。 | |
邪鬼 じゃき |
たたりをする神。怨霊。 | |
神鬼 しんき |
神の霊や死人の魂。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
---|---|---|
水鬼 すいき |
水をつかさどるという鬼。 航海中に現れる怪物。 | |
殺鬼 せっき |
人や物などを滅ぼす幽鬼。羅刹(らせつ)。 | |
刹鬼 せっき |
人や物などを滅ぼす幽鬼。羅刹(らせつ)。 | |
人鬼 ひとおに |
鬼のように残忍な人。 | |
病鬼 びょうき |
人にとりついて病気をひき起こす鬼。 | |
鬼灯 ほおずき |
ナス科の多年草。 | |
冥鬼 めいき |
冥界にいる鬼。 | |
目鬼 めおに |
目のない怪物。 | |
幽鬼 ゆうき |
死者の霊魂。亡霊。 | |
雪鬼 ゆきおに |
雪の精が鬼の姿に化したもの。 | |
霊鬼 れいき |
悪鬼と化した死者の霊。悪霊。 | |
癘鬼 れいき |
流行病などを起す悪神。疫病神。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
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悪鬼貝 あっきがい |
アッキガイ科の巻き貝。 | |
裏鬼門 うらきもん |
鬼門と反対の方角。南西の方角。 | |
大鬼蓮 おおおにばす |
スイレン科の水生の多年草。 | |
男餓鬼 おがき |
男の餓鬼。 | |
鬼打ち おにうち |
鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式。 | |
鬼追い おにおい |
鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式。 | |
鬼虎魚 おにおこぜ |
カサゴ目オニオコゼ科の海水魚。 | |
鬼威し おにおどし |
節分などで鬼を脅すために軒先に立てた飾り物。 | |
鬼卸し おにおろし |
歯のあらいおろし金。 | |
鬼ヶ島 おにがしま |
鬼がすむとされる島。 | |
鬼食ひ おにくい |
主人に出す飲食物の毒味をすること。 | |
鬼蜘蛛 おにぐも |
コガネグモ科のクモ。 | |
鬼胡桃 おにぐるみ |
クルミ科の落葉高木。 | |
鬼芥子 おにげし |
ケシ科の多年草。 | |
鬼殺し おにころし |
辛くて強い酒。 | |
鬼千匹 おにせんびき |
小姑のこと。 | |
鬼蘇鉄 おにそてつ |
ソテツ科の常緑樹。 | |
鬼野老 おにどころ |
ヤマノイモ科の多年草トコロの別名。 | |
鬼の子 おにのこ |
ミノムシの別名。 | |
鬼の間 おにのま |
内裏の清涼殿の西庇(にしびさし)の南端にある一室。 | |
鬼飲み おにのみ |
主人に出す飲食物の毒味をすること。 | |
鬼走り おにはしり |
鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式。 | |
鬼海星 おにひとで |
オニヒトデ科のヒトデ。毒のあるとげで覆われる。 | |
鬼武者 おにむしゃ |
勇猛な武士。 | |
鬼百合 おにゆり |
ユリ科の多年草。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
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鬼渡し おにわたし |
鬼ごっこのこと。 | |
屈み鬼 かがみおに |
鬼ごっこの一種。 | |
餓鬼棚 がきだな |
無縁仏を供養するための棚。 | |
餓鬼道 がきどう |
常に飢えと渇きに苦しむ餓鬼の世界。 | |
鬼面蟹 きめんがに |
ヘイケガニ科のカニ。 | |
鬼門角 きもんかど |
鬼門の方角。 | |
吸血鬼 きゅうけつき |
人の生き血を吸うという魔物。 | |
心の鬼 こころのおに |
心の奥に潜んでいるよこしまな気持ち。 | |
紺青鬼 こんじょうき |
紺青を塗ったような色の青鬼。 | |
殺人鬼 さつじんき |
平気で人を殺す残忍な人間をたとえていうことば。 | |
捷疾鬼 しょうしつき |
足の速い鬼。夜叉(やしゃ)ともいう。 | |
施餓鬼 せがき |
飢餓に苦しむ無縁仏のための供養。 | |
足疾鬼 そくしつき |
足が速く、人を惑わし、人を食うと言われている魔物。羅刹(らせつ)の異称。 | |
速疾鬼 そくしつき |
足が速く、人を惑わし、人を食うと言われている魔物。羅刹(らせつ)の異称。 | |
点鬼簿 てんきぼ |
死者の姓名を書き記した帳面。過去帳。 | |
天灯鬼 てんとうき |
奈良興福寺所蔵の鬼の姿の彫像。 | |
竜灯鬼 りゅうとうき |
奈良興福寺所蔵の、天灯鬼と一対をなす彫像。 | |
女餓鬼 めがき |
女の餓鬼。 | |
鬼踊り おにおどり |
厄払いとして、鬼の姿をしておどる踊り。 | |
鬼祭り おにまつり |
節分などに行われる行事。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
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天の邪鬼 あまのじゃく |
悪鬼神もしくは小鬼、妖怪の一種とされる。また、わざと人に逆らう言動をするひねくれ者のこと。 | |
異郷の鬼 いきょうのおに |
故郷から遠く離れた地や外国で死んだ人。 | |
鬼打ち豆 おにうちまめ |
節分にまく、煎った大豆。 | |
鬼下ろし おにおろし |
歯のあらいおろし金。 | |
鬼ごっこ おにごっこ |
一人が鬼になって、他の者たちを追い回す子供の遊び。 | |
鬼田平子 おにたびらこ |
キク科の一年草または越年草。 | |
鬼山芹菜 おになべな |
ラシャカキグサの別名。 | |
鬼野芥子 おにのげし |
キク科の越年草。 | |
鬼の醜草 おにのしこぐさ |
シオンの別名。 | |
鬼の念仏 おにのねんぶつ |
冷酷無情な人が上辺だけ慈悲深く見せかけること。 | |
鬼の矢幹 おにのやがら |
ラン科の多年草。 | |
鬼火焚き おにびたき |
九州地方で正月7日に行う火祭り。 | |
鬼藪蘇鉄 おにやぶそてつ |
多年生のシダ。暖地の海岸近くに自生する。 | |
鬼遣らい おにやらい |
鬼(疫鬼や疫神)を払う儀式。 | |
餓鬼阿弥 がきあみ |
餓鬼のようにやせおとろえ、耳や鼻が欠け落ちて生気のない者。 | |
餓鬼大将 がきだいしょう |
子供たちの中で一番いばっている子供。 | |
餓鬼の飯 がきのめし |
無縁仏に供える食物。 | |
餓鬼偏執 がきへんしゅう |
他人の迷惑を考えず、自分のことだけにとらわれること。 | |
餓鬼病み がきやみ |
空腹感に苦しみやせ細っていく病気。 | |
鬼一法眼 きいちほうげん |
京都一条に住む陰陽師で、文武の達人といわれる伝説上の人物。 | |
鬼界ヶ島 きかいがしま |
九州の南西海上の諸島の古名。古代の流刑地。 | |
鬼子母神 きしもじん |
仏教を守護するとされる夜叉で女神。 | |
鬼門除け きもんよけ |
鬼門の方角に神仏をまつり、災難を避けようとすること。 | |
小鬼百合 こおにゆり |
オニユリの一品種。 | |
施餓鬼船 せがきぶね |
川で施餓鬼(無縁仏のための供養)をするために出す舟。 |
名称・読み方 | 詳細 | |
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丹波酸漿 たんばほおずき |
ホオズキの一品種。萼 | |
手繋ぎ鬼 てつなぎおに |
鬼ごっこの一種。 | |
汨羅の鬼 べきらのおに |
水死した人。 | |
水施餓鬼 みずせがき |
水辺で行う施餓鬼(無縁仏のための供養)。 | |
目隠し鬼 めかくしおに |
鬼ごっこの一種。 | |
滅鬼積鬼 めっきしゃっき |
めっきしゃっき |
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