『赤鬼』『刹鬼』『捷疾鬼』『捷疾鬼』など【鬼
のという漢字が最後につく言葉を集めて一覧にまとめました。主に鬼の種類ですが、角の生えた鬼ばかりではなく、怨霊や生霊などもにも「鬼」という言葉が使われています。ここではそれらの名称に意味を添えて一覧で紹介していきます。創作などで使う名称の参考などにいかがでしょうか。
鬼の種類についてはこちらをご覧ください。
日本の鬼の種類と名前一覧と日本の鬼伝説
『鬼』の付く言葉(意味付き) 一覧 140種類
『鬼』の付く四字熟語・ことわざ(意味付き) 一覧 87種類
『鬼』で終わる言葉 一覧
二文字の『鬼』で終わる言葉
名称・読み方 | 詳細 | |
---|---|---|
青鬼 あおおに |
人間の形をして、頭には角を生やし、牙をもつ怪物。全身が青い。 | |
赤鬼 あかおに |
人間の形をして、頭には角を生やし、牙をもつ怪物。全身が赤い。 | |
悪鬼 あくき |
たたりをする恐ろしい妖怪。 邪悪な鬼神。 | |
悪鬼 あっき |
たたりをする恐ろしい妖怪。 邪悪な鬼神。 | |
暗鬼 あんき |
暗闇の中に見える鬼の意から、妄想による恐れや疑い。 | |
牛鬼 うしおに |
頭が牛で首から下は鬼の胴体を持つ妖怪。非常に残忍・獰猛な性格で、毒を吐き、人を食い殺すことを好むと伝えられている。また、地獄の獄卒である牛頭馬頭(ごずめず)のこと。 | |
疫鬼 えきき |
疫病を引き起こすなどして人間を苦しめる悪神。疫病神。 | |
冤鬼 えんき |
憎しみや怨みをもった人の生霊や、非業の死を遂げた人の霊。生きている人に災いを与える。 | |
餓鬼 がき |
生前の悪行のために餓鬼道に落ち、常に飢えと乾きに苦しむ亡者。 | |
窮鬼 きゅうき |
取りついた人間やその家族を貧乏にする神。貧乏神。生き霊。 | |
債鬼 さいき |
借金取りのことで、情け容赦なく取り立てるさまを鬼にたとえていう。 | |
邪鬼 じゃき |
人間たちに対して悪をばらまく鬼たちの総称。 たたりをする神、物の怪、怨霊。さまざまな災悪は悪鬼によって世にばらまかれるものとされ、中でも病気、特に流行病は悪鬼たちの仕業とされた。 | |
神鬼 しんき |
神や鬼。神の霊や死人のたましい。人間を超えた霊力のあるもの。荒々しく恐ろしい神。 | |
水鬼 すいき |
水をつかさどるという鬼。 如何なる場所でも洪水を起こして敵を溺れさせる。 | |
人鬼 ひとおに |
鬼のように無慈悲で残忍な人。 | |
病鬼 びょうき |
人にとりついて病気をひき起こすという鬼。 | |
冥鬼 めいき |
冥界にいるという鬼。 | |
目鬼 めおに |
目のない怪物。 | |
幽鬼 ゆうき |
生きている者を苦しめたりする死者の霊魂。亡霊。幽霊。 または、化け物、妖怪。 | |
雪鬼 ゆきおに |
大雪の夜などに、雪の精が鬼の姿をして現れたもの。雪女の類。 | |
霊鬼 れいき |
死者の霊で、悪鬼と化したもの。悪霊。 | |
癘鬼 れいき |
流行病などを起こさせる悪神。厄病神。 | |
刹鬼 せっき |
人を殺し、物を滅ぼす恐ろしい悪鬼。 | |
殺鬼 せっき |
人を殺し、物を滅ぼす恐ろしい悪鬼。 |
三文字の『鬼』で終わる言葉
名称・読み方 | 詳細 | |
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男餓鬼 おがき |
男の餓鬼。 | |
女餓鬼 めがき |
女の餓鬼。 | |
吸血鬼 きゅうけつき |
人の生き血を吸う魔物。バンパイア。 | |
心の鬼 こころのおに |
心の奥に潜んでいるよこしまな気持ち。 | |
紺青鬼 こんじょうき |
紺青を塗ったような色の青鬼。 | |
殺人鬼 さつじんき |
平気で人を殺す残忍な人間をたとえていうことば。 | |
施餓鬼 せがき |
飢餓に苦しむ無縁仏のための供養。 | |
灯台鬼 とうだいき |
火の灯った燭台を頭の上にのせた鬼。 | |
天灯鬼 てんとうき |
奈良興福寺所蔵の鬼の姿の彫像。 | |
竜灯鬼 りゅうとうき |
奈良興福寺所蔵の、天灯鬼と一対をなす彫像。 | |
速疾鬼 そくしつき |
足が速く、人を惑わし、人を食うと言われている魔物。羅刹(らせつ)の異称。 | |
足疾鬼 そくしつき |
足が速く、人を惑わし、人を食うと言われている魔物。羅刹(らせつ)の異称。 | |
捷疾鬼 しょうしつき |
足の速い鬼。夜叉 (やしゃ) の異称。毘沙門天の眷属として北方を守護する夜叉のこと。 | |
百目鬼 どうめき |
十丈はあろうかという大きさで、百の目を持ち、刃のような髪の鬼。藤原秀郷(ふじわらのひでさと)が、弓を射って退治したとされる | |
天邪鬼 あまのじゃく |
悪鬼神もしくは小鬼、妖怪で、物まねがうまく、他人の心を探ることができる |
四文字の『鬼』で終わる言葉
名称・読み方 | 詳細 | |
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百々目鬼 どどめきもしくはどうめき |
腕にいくつもの目のある女の姿をしている。盗癖のある女性の腕に、盗んだ鳥目(金銭)の精が鳥の目となって無数に現れたといわれる。 | |
異郷の鬼 いきょうのおに |
故郷から遠く離れた地や外国で死んだ人。 | |
川施餓鬼 かわせがき |
水死人の霊を弔うために、川岸や舟の上で行う施餓鬼供養(餓鬼道で苦しむ衆生に食事を施して供養すること)。 | |
汨羅の鬼 べきらのおに |
水死した人。 | |
水施餓鬼 みずせがき |
水辺で行う施餓鬼(餓鬼道で苦しむ衆生に食事を施して供養すること)。 | |
無財餓鬼 むざいがき |
食べることが全くできなく、常に貪欲に飢えている餓鬼。唯一、施餓鬼供養されたものだけは食することができるといわれる。 | |
有財餓鬼 うざいがき |
人の残した物や、人から施されたものを食べることができる餓鬼。欲が深く、どんなに贅沢できても満ち足りることはないといわれる。 | |
滅鬼積鬼 めっきしゃっき |
地獄にいるとされる獄卒の阿傍羅刹(あぼう らせつ)のこと。現世で悪事をなした人間が地獄に堕ちたとき、彼らによって閻魔のもとにともなわれて行かれる。 |
『鬼』で終わる言葉 「鬼ごっこ」
名称・読み方 | 詳細 | |
---|---|---|
高鬼 たかおに |
鬼ごっこの一種。地面よりも高いところにいる間は、鬼につかまらないとするもの。 | |
屈み鬼 かがみおに |
鬼ごっこの一種。捕まえられそうになったときにかがめば、鬼につかまらないとするもの。 | |
隠れ鬼 かくれおに |
「隠れん坊」のこと。 | |
向かい鬼 むかいおに |
鬼ごっこの一種。二組に分かれて陣を作り、陣と陣との間にいる鬼に捕まらないように、相手の陣に入りこむもの。 | |
手繋ぎ鬼 てつなぎおに |
鬼ごっこの一種。鬼につかまった者も鬼となり、元の鬼と手をつないで他の者を追いかける。 | |
目隠し鬼 めかくしおに |
鬼ごっこの一種。手ぬぐいなどで目隠しをした鬼が、逃げ回る者たちを手探りで捕まえる。 | |
目無し鬼 めなしおに |
「目隠し鬼」と同じ。手ぬぐいなどで目隠しをした鬼が、逃げ回る者たちを手探りで捕まえる。 |
『鬼』の付く言葉(意味付き) 一覧 140種類
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