『神』の付く四字熟語・ことわざ・故事成語 一覧 全79種類|和の言葉

『神』の付く四字熟語・ことわざ・故事成語 一覧 全79種類|和の言葉 ことわざ
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日本神話や神道の神、民俗信仰の神など八百万の神がいると言われている日本にはたくさんの神にまつわる言葉があります。

ここでは、神の付く言葉の中から四字熟語とことわざを集めて一覧にまとめました。

 

四字熟語・ことわざ以外の『神』の付く言葉はこちらの一覧をご覧ください。
『神』の付く言葉 一覧 549種類

 

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『神』の付く四字熟語

 

名前・読み方 名前・読み方
鬱塁神荼
うつりつしんと
家の門を守り悪鬼を払う神様のこと。
怪力乱神
かいりきらんしん
人間の理解を越えた不思議な存在や現象、出来事をいう。
怪力乱神
かいりょくらんしん
人間の理解を越えた不思議な存在や現象、出来事をいう。
鬼出神行
きしゅつしんこう
自由自在に予期しない所に急に現れたり姿を消したりすること。
鬼斧神工
きふしんこう
精緻で技巧を極めた優れた作品。
牛鬼蛇神
ぎゅうきだしん
文章が荒唐無稽なこと。醜悪な形相、または悪党、無頼漢、嫌われ者など。
三種神器
さんしゅのじんぎ
皇位の標識とした三つの宝物。八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)の3つ。
散文精神
さんぶんせいしん
小説執筆上の精神のありかた。
四神相応
しじんそうおう
四神に応じた最も良いとされる地相の事。左方(東)に流水のあるのを青竜、右方(西)に大道があるのを白虎、前方(南)に窪地のあるのを朱雀、後方(北)に丘陵のあるのを玄武とする。官位・福禄・無病・長寿を併せ持った地相。
秀色神采
しゅうしょくしんさい
すぐれた景色、ようすのこと。
神韻縹眇
しんいんひょうびょう
芸術作品などが、極めて優れていること。
神韻縹渺
しんいんひょうびょう
芸術作品などが、極めて優れていること。
神韻縹緲
しんいんひょうびょう
芸術作品などが、極めて優れていること。
神会黙契
しんかいもくけい
言葉を使わなくても、お互いに意思が通じること。
神機妙算
しんきみょうさん
名参謀が立てるすぐれた計略、戦略。
神機妙道
しんきみょうどう
神が行うような非常にすぐれたはかりごと。
神経衰弱
しんけいすいじゃく
過労などにより引き起こされる神経症。
神工鬼斧
しんこうきふ
精緻で技巧を極めた優れた作品。
神采英抜
しんさいえいばつ
他人より抜きん出て優れていること。
神彩英抜
しんさいえいばつ
他人より抜きん出て優れていること。

名前・読み方 名前・読み方
神算鬼謀
しんさんきぼう
人の考えを超越した謀り事。
神出鬼行
しんしゅつきこう
自由自在に出没すること。
神出鬼没
しんしゅつきぼつ
自由自在に予期しない所に急に現れたり姿を消したりすること。
神荼鬱塁
しんじょうつりつ
しんだうつりつ(神荼鬱塁)
神色自若
しんしょくじじゃく
落ち着いて顔色一つ変えない様。
神色泰然
しんしょくたいぜん
落ち着いて顔色一つ変えない様。
心神耗弱
しんしんこうじゃく
精神の正常な働きが著しく困難な状態。
神仙思想
しんせんしそう
世俗から抜け出して不老不死の世界に生きようという考え。
神籌妙算
しんちゅうみょうさん
神が行うような非常にすぐれたはかりごと。
神荼鬱塁
しんとうつりつ
門を守る神の兄弟の名前。 「神荼」と「鬱塁」
神仏混淆
しんぶつこんこう
日本の信仰である神道と、外国からやってきた仏教の信仰がひとつになった宗教の考え方。
神仏混交
しんぶつこんこう
日本の信仰である神道と、外国からやってきた仏教の信仰がひとつになった宗教の考え方。
神仏習合
しんぶつしゅうごう
日本の信仰である神道と、外国からやってきた仏教の信仰がひとつになった宗教の考え方。
神仏分離
しんぶつぶんり
神道と仏教、神と仏、神社と寺院とをはっきり区別させること。
神変出没
しんぺんしゅつぼつ
自由自在に予期しない所に急に現れたり姿を消したりすること。
神佑天助
しんゆうてんじょ
天や神の助け。ご加護のこと。
精神一到
せいしんいっとう
精神を集中して事に当たれば、どんな難事でも成し遂げることが出来る。
精神鬱怏
せいしんうつおう
気分が晴れず、落ち込んでいる様子。
精神統一
せいしんとういつ
心を一点に集中すること。

 

名前・読み方 名前・読み方
天神地祇
てんしんちぎ
あらゆる神々。天にある神と地にある神
天神地祇
てんじんちぎ
あらゆる神々。天にある神と地にある神
天地神明
てんちしんめい
天地の数多くの神々の働き。
天佑神助
てんゆうしんじょ
思いがけない偶然によって助かること
天祐神助
てんゆうしんじょ
天や神の助け。ご加護のこと。
巫蠱神仏
ふこしんぶつ
呪術や神仏のこと。
盟神探湯
めいしんたんとう
事の正否を判断するのに熱湯に手を入れて火傷するかどうかで神の判断した「くがたち」をさす。

『神』の付くことわざ・故事成語

 

 

1. 挨拶は時の氏神
あいさつはときのうじがみ

□争いごとを仲裁してくれる人が現れたら、素直に言う通りにした方がよい。

 

2. 商人の嘘は神もお許し
あきんどのうそはかみもおゆるし

□商人が商売の駆け引きで、嘘を言うのは止むを得ないということ。

 

3. 過つは人の性、許すは神の心
あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ

□人間は誰でも過ちを犯しやすいものであり、それを許すのは神であるということ。

 

4. 臆病の神降ろし
おくびょうのかみおろし

□臆病者が神々に祈って加護を求めること。

 

5. 恐れ入谷の鬼子母神
おそれいりやのきしもじん

□「恐れ入りました」をしゃれていう語。

 

6. 御神酒上がらぬ神はない
おみきあがらぬかみはない

□酒飲みが酒を飲むことを正当化する言葉。神様でさえ酒を飲むのだから、人間が酒を飲むのは当然であるということ。

 

7. 怪力乱神を語らず
かいりょくらんしんをかたらず

□人知で推しはかれず、理性では説明できないこと。

 

8. 稼ぐに追い抜く貧乏神
かせぐにおいぬくびんぼうがみ

□どんなに働いても貧乏との縁が切れないこと。

 

9. 叶わぬ時の神頼み
かなわぬときのかみだのみ

□信仰心を持たない者が、困難な状況のときに神仏に助けを求めるということ。

 

10. 神様にも祝詞
かみさまにものりと

□神様も祈りの言葉を聞かなければ何を願っているのか分からないということから、はっきり相手に伝えることが大切ということ。

 

11. 神は非礼を受けず
かみはひれいをうけず

□礼儀に外れたことを願って祭っても、神に受け入れてもらえない。

 

12. 神は自ら助くる者を助く
かみはみずからたすくるものをたすく

□他人に頼らず、自分で努力する者には天の助けがあり、幸福になるということ。

 

13. 苦しい時の神頼み
くるしいときのかみだのみ

□信仰心を持たない者が、困難な状況のときに神仏に助けを求めるということ。

 

14. 健全なる精神は健全なる身体に宿る
けんぜんなるせいしんはけんぜんなるしんたいにやどる

□身体が健全ならば精神も自ずと健全になるということ。

 

15. 触らぬ神に祟りなし
さわらぬかみにたたりなし

□その物事にかかわりさえもたなければ、余計な災いを受けることもないということ。

 

16. 正直の頭に神宿る
しょうじきのこうべにかみやどる

□神様は正直者を見守っていて、いつの日にかその加護があるということ。

 

17. 知らぬ神より馴染みの鬼
しらぬかみよりなじみのおに

□よく知らない人より身近な人のほうが頼りになるということ。

 

18. 捨てる神あれば拾う神あり
すてるかみあればひろうかみあり

□他人から見捨てられても、別の人が必要としているということ。

 

19. 精神一到 何事か成らざん
せいしんいっとう なにごとかならざん

□どんなむずかしいことでも精神を集中して事に当たれば、成し遂げることができる。

 

20. 知恵ない神に知恵付ける
ちえないかみにちえつける

□余計な入れ知恵をして事態をややこしくするということ。

 

21. 十で神童 十五で才子 二十過ぎれば只の人
とおでしんどう じゅうごでさいし はたちすぎればただのひと

□子供の時に並外れて優れていると言われていても、成長するに連れて平凡になる人物が多いということ。

 

22. 所の神様ありがたからず
ところのかみさまありがたからず

□自分の身近にあり、よく知っているものは、ありがたみが薄くなってしまうこと。

 

23. 兵は神速を貴ぶ
へいはしんそくをたっとぶ

□戦いは、何事も迅速に処理することが大切である。

 

24. 神輿を上げる
みこしをあげる

□座り込んでいた人が立ち上がること。

 

25. 弱みに付け込む風邪の神
よわみにつけこむかぜのかみ

□悪いことが重なることのたとえ。

 

26. 民の声は神の声
たみのこえはかみのこえ

□民衆の言うことは、神の言葉に等しい。世論に耳を傾けるべきであるということ。

 

27. 断じて行えば鬼神も之を避く
だんじておこなえばきしんもこれをさく

□強い気持ちで行えば、鬼神でさえその勢いにおされて避けて行く。

 

28. 仲裁は時の氏神
ちゅうさいはときのうじがみ

□争いごとを仲裁してくれる人が現れたら、素直に言う通りにした方がよい。

 

29. 天地を動かし鬼神を感ぜしむ
てんちをうごかしきじんをかんぜしむ

□詩の与える感動は非常に大きいということのたとえ

 

30. 十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人
とおでしんどう、じゅうごでさいし、はたちすぎればただのひと

□子供の頃は並外れてすぐれているように見えても、成長するにつれて平凡な人になってしまうこと。

31. 女房は山の神百国の位
にょうぼうはやまのかみひゃっこくのくらい

□山を支配する神のように女房はきわめて重要な存在であるというたとえ。

 

32. 人盛んにして神祟らず
ひとさかんにしてかみたたらず

□運が強く、勢いが盛んな時には、天の道理にそむいた行動をしても成功することがあるということ。

 

33. 仏千人、神千人
ほとけせんにん、かみせんにん

□世の中には悪人ばかりではなく、仏や神のような善人もたくさんいるということ。

 

34. 仏ほっとけ神構うな
ほとけほっとけかみかまうな

□仏や神を敬うのはいいが、信仰しすぎて深入りするのはよくないということ。

 

35. 当てずっぽうの通り神
あてずっぽうのとうりが

□あて推量がうまく当たったということのしゃれことば。 予想した通り、という意味を神にかけたもの。

 

36. 過ちは人の性許すは神の心
あやまちはひとのさがゆるすはかみのこころ

□人は誰でも過ちを犯しやすいものであり、それを許すのは神の業であるということ。

 

37. 出雲の神の縁結び
いずものかみのえんむすび

□結婚とは出雲大社の神様が縁で結んでくれたという事であり、 人人の意志によってどうにもなるものではないこと。

 

38. 出雲の神より恵比寿の紙
いずものかみよりえびすのかみ

□縁結びの「出雲の神」より紙幣に描かれている「恵比寿の紙」がいいということから。良い人と巡りあうよりもお金があった方がいいという事

 

39. 神ならぬ身
かみならぬみ

□神ではない、能力に限りある人間の身であるということ。できないことがあっても当然だということ。

 

40. 神は見通し
かみはみとおし

□良い事であっても悪いことであっても、神はすべてを見抜ているので、ごまかそうとしても無駄であるということ。

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