『政治家 田中角栄の名言集』140選 一覧|心に残る名言・心に響く格言 編集 |

『政治家 田中角栄の名言集』140選 一覧|心に残る名言・心に響く格言 編集 | 名言・格言
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田中角栄は、第64・65代内閣総理大臣・大蔵大臣・通商産業大臣などを歴任した日本の政治家です。
自民党最大派閥の田中派を統率し、日本の政治をリードした誰もが知る昭和を代表する政治家です。総理大臣時代、日中国交正常化や日中記者交換協定・第一次オイルショックなどの政治課題を乗り切り、日本列島改造論は日本の高度経済成長を促進しましたが、ロッキード事件により逮捕され失脚してしまいました。

そんな稀代の政治家である田中角栄の凄さがわかる語録を一覧にまとめました。

 

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田中角栄の名言集 一覧

 

1 『(陳情について)必ず返事を出すんだ。結果が相手の希望通りでなくても『聞いてくれたんだ』となる。大切なことだよ』

 

 

2 『「誰それがこう言った」、「あの人のこういう見方は正しいと思う」、「それは何々の本によるところですね」といった薀蓄をひけらかす事が得意な人がいる。しかし、悲しいかな、自分の言葉が無い。世の中には他人様の噂話、伝聞をいつもポケットに入れ、それを放出することで一日の生活が回っているアホがいる。自分の言葉無いのは寂しいことである』

 

 

3 『99%大丈夫でも1%の不安があればオレは決断しない』

 

 

4 『いいか、演説というのはな、原稿を読むようなものでは駄目だ。聴衆は、初めから終わりまで集中して聞いていない。きっちりとした起承転結の話をしても、駄目なんだ。話があっちへいつたり、こっちに行ったりしてもいい。聴衆の顔を見て、関心のありそうな話をしろ。30分か1時間の演説の中で、何か一つ印象に残るような話をもって帰ってもらえばいいんだ』

 

 

5 『いいかお前、日本で起きる全ての事はこの目白で決めるんだ』

 

 

6 『いいですか、一軒の家でも財布が親父から息子に移ると、やり方も変わってくるんだよ』

 

 

7 『いくら財政再建を叫んでも、石頭ばっかり揃っていたのでは、いつまでたっても財政再建は出来ない』

 

 

8 『いやなことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。』

 

 

9 『ウソはつくな。すぐばれる。気の利いたことは云うな。後が続かなくなる。そして何より、自分の言葉でしゃべることだ』

 

 

10 『おれは、ここまでくるのに無理をした。無理をしなければここまでこれなかった。でも、きみは鳩山一郎さんの孫だ。無理をする必要がない。無理は、しなければ、しないほうがいいんだよ。苦労というものは、いい部分もあるが、悪い部分もある。苦労はしてもいいけど、無駄な苦労はしないほうがいいんだ』

 

 

11 『お前がこれから会う相手は、大半が善人だ。こういう連中が、一番つらい、切ない気持ちになるのは、他人から金を借りるときだ。それから、金を受け取る、もらうときだ』

 

 

12 『ガタガタガタガタと人を野次れる自由も他の世界にはあまりありませんよ』

 

 

13 『カネというものはチマチマ使うより、ここぞというときは一気に使え。その方が、効果は何倍も大きい』

 

 

14 『この世に絶対的な価値などはない。ものはすべて比較だ。外国人は物事を白か黒かと割り切ろうとするが、娑婆はそれほど単純じゃない。黒と白との間に灰色がある。どっちとも言えない。真理は中間にある』

 

 

15 『こんなことで影響をうけたりしないだろう? お前たちは日本最高のエリートだ。この程度で俺に配慮するはずないだろう? 俺も見返りなど要求はしない。俺の気持ちだ。受け取ってくれ』

 

 

16 『そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。』

 

 

17 『ダメだと言うなら、それよりいい案を出しなさい』

 

 

18 『とにかく、人の悪口をいったり、自分が過去に犯した過ちを反省せずに、自分がすべて正しいとする考え方は、国のなかでも外でも通用しない。そういう考えの人には一人で山の中に住んでもらうことだよ』

 

 

19 『トラブルは必ず解決しろ。以下のように行動しなさい。1. 100万円使ってトラブルを解決すること。2. 100万円を使って世話になった人に飯を奢る乃至、必ず御礼をすること。3. 残りの100万円は万一のトラブルの為に取って置くように。4. これらの金は全て返却は無用である』

 

 

20 『どんな境遇におかれて辛い思いをしても、天も地も人も恨まない。』

 

 

21 『どんな話でも、ポイントは結局ひとつだ。そこを見抜ければ、物事は3分あれば片付く』

 

 

22 『ブレジネフ書記長は下から叩き上げてきた人だ。叩き上げた人は統率力もあるし、包容力もあるし、周りを大事にする。…ものごとを知っている人は怖さを知ってるわけだから、無茶なことはしないものだ』

 

 

23 『メシ時になったら、しっかりメシを食え。シャバにはいいことは少ない。いやなことばっかりだ。それを苦にしてメシが食えないようではダメだ。腹が減って、目が回って、大事な戦はできん』

 

 

24 『ロッキード事件というトラバサミにかけられた。足をとられた方が悪いのか、トラバサミを仕掛けた方が悪いのか、それは後世の学者が判断するもの。私は断じて何もしておりません』

 

 

25 『偉くなるには大将のふところに入ることだ。大将は権力そのものだ。だから、そのふところに入れば、あらゆる動きがすべて見える。それがわかればムダな手間がはぶかれ、ボタンのかけ違いもなくなる』

 

 

26 『医者だって、ノミのキンタマばかり研究しおって医学博士になっても一人前とは言えん。全てのものを総合的に判断できて、正しい処方箋とならなきゃだめだ』

 

 

27 『一言で言うと、私は経済界の出身であり、政治に支障のない限り経済活動をしてきた。記事で個人の経済活動と公の政治活動が混交されていることは納得いかない。米国だけでなく、政治家が国民の支持と理解を得るためには、プライバシーの問題をある意味で制限されることは承知している』

 

 

28 『一国の総理総裁はなろうと思ってもなれ るものではない。時がきて天が命じなければ絶対になれない』

 

 

29 『一年半ばかり前はだいぶ週刊誌などで評判が悪かったんですが、この前の選挙で22万票という大量の得票を得ましたら、その日から日々、人気上昇中というのが私です』

 

 

30 『嘘はつくな、すぐばれる。気の利いたこというな。後が続かなくなる。そして何より、自分の言葉でしゃべることだ。』

 

 

31 『俺の目標は、年寄りも孫も一緒に、楽しく暮らせる世の中をつくることなんだ。』

 

 

32 『俺は戦争には行ったが、自分の手で人を殺したことが一度もなかったことを一番幸せだと思っている。自ら逃げていくものはしようがないが、自分がひとたび面倒を見たものは、最後まで面倒を見つづけるというのが俺の人生観なんだ』

 

 

33 『何もしないでおれば内閣が長く持つなんてことはないんでね。ここまできたら、期限内で物事を片付けていくべきだ。4年なら4年のうちに、キッチリ仕事をする。急ぐとケガをする時、仕事をやらなければ長生きするとか、孫子の兵法を国の政治に使うのは誤りです。まさに、自民党、内閣が今心しなければならないのはそこだな。人間のやることですからね。そりゃぁ未熟なところもあります。しかし、それは長い間の歴史の中で補完されていくんだ。空しく日を送っていたのでは、責任政党の務めは果たせないですね。慎重の上にも慎重で時機を失するマイナスより、少しピッチを上げて拙速が生じ、批判が出ても、こちらの方が国民は納得する』

 

 

34 『会議の長さは出席者数の二乗に比例し、会議の成果は出席者数の二乗に反比例する』

 

 

35 『皆、僕のことを逆境に強いと言うが、必ずしもそうでない。ただ、逃げ出すことはしないということだ。じっとしていて、吹雪のときはしばし待つ。雪は人間を全部、運命論者に変える』

 

 

36 『皆さん!自民党は何やってんだと!自民党はいつまで政権を握っているんだと!まあ、いつもいつもねえ、何でも自民党が悪いと、そう云われているのであります!でも、ま、これはねぇ、皆さん。酒癖は悪いが、働き者だから亭主代えないっていうおっかさんの気持ちと、同じだわねぇ』

 

 

37 『皆さん、親が、親たちが我々の為に汗を流してくれたように、我々も子どもの為に、もう一汗を流そうという考えの元に初めて、理想的な日本が築き上げられるのであります』

 

 

38 『皆さん、政治というものは国民全体のものなんです』

 

 

39 『皆さん共に政治の先頭に立って全力を尽くして参りたいと考えているのであります』

 

 

40 『確かにノーというのは勇気がいる。しかし、逆に信頼度はノーで高まる場合もある。ノーとイエスははっきり言ったほうが、長い目で見れば信用されるということだ』

 

 

41 『官僚でも局長、部長以上になると、既に天下り先を見ている。遮二無二、働こうという気は薄い。ときとして理屈、不満が咲きになる事が多い。そこへいくと、課長、課長補佐クラスは理屈、不満を言わず仕事熱心だ。だから俺はいつもそちらの方に目を向けている』

 

 

42 『官僚には、もとより優秀な人材が多い。こちらがうまく理解させられれば、相当の仕事をしてくれる。理解してもらうには、三つの要素がある。まず、こちらのほうに相手を説得させるだけの能力があるか否か。次に、仕事の話にこちらの野心、私心というものがないか否か。もう一つは、彼らが納得するまで、徹底的な議論をやる勇気と努力、能力があるか否かだ。これが出来る政治家なら、官僚たちは理解し、ついてきてくれる』

 

 

43 『議員は一人というものの、この背後には15万5千人の国民大衆があって、議員一人の発言は、まさに国民大衆の血の叫びなのであります』

 

 

44 『休まなきゃならんけどね、働いてから休め。それからいい時ばっかりじゃないから悪い時は、うち(家)に戻ってこい、貸した金は忘れてもいいから借りた金はね、返すまで絶対に一生覚えてろ、それだけは今でもね死ぬまで忘れてらんねぇな(実母から言われたこと)』

 

 

45 『教員は一般公務員に比べて待遇をよくすべきだと思っている。子供というのは、本質的には小さな猛獣なんだ。小さいときからアメとムチでしっかりと訓練して、しつけなければだめだ。先生たちはそういう子供を、親の手の届かない学校で、親に代わって仕込んでくれるんだから、待遇をよくして当然なんだ』

 

 

46 『君達ね、自分の置かれている立場を有り難てェことだと思わんとダメですよ。寝言を言ったり不満ばかり言っている奴は、人生終わるまで不満を抱き続ける人間になるぞ。社会が悪い、政治が悪いなんて言って、一体何があるんだ。人に貢献できるようになってから言うべきじゃ』

 

 

47 『決断力は、情報力によって支えられる。単なる直感だけでは、見通しを誤る。新聞代が月2、3千円というのは安い。あれだけの情報が詰まっているのだから、1万円でも安いものだ』

 

 

48 『結論が出たらすぐに実行するのが、私の流儀だ。決断と実行。』

 

 

49 『嫌なことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。』

 

 

50 『言って良い事、悪い事。言って良い時、悪い時。言って良い人、悪い人』

 

 

51 『後代の日本人から褒められるような新しい政治と取り組もうではありませんか』

 

 

52 『後代の日本人の為により良い日本が造れる政策があるなら、いくらでも採用致します。そうでなくてどうして政治の責任を果たせるのでありますか』

 

 

53 『功は焦らなくても良い。自分に実力がありさえすれば、運は必ず回って来る。』

 

 

54 『好むと好まざるとに関わらず、たたなければならない時がある。総理という職責は、なりたいと思ってもなれない。なりたくないと思っていても、やらなければならない時があるんだよ』

 

 

55 『高いものは、いつか必ず下がる。人気だって波のようなもので返す波は低くとも、寄せる波は高い。』

 

 

56 『高度成長政策と福祉の充実を天秤にかけて「成長か福祉か」、「産業か国民生活か」という二者択一式の考え方は誤りである。福祉は天から降ってくるものではなく、日本人自身が自らのバイタリティーをもって経済を発展させ、その経済力によって築き上げるほかに必要な資金の出所は無いのである』

 

 

57 『国の方向を示すのが政治家の役目だ。それが出来なければ役人以下だ』

 

 

58 『国会議員の発言は、国民大衆の血の叫びである!』

 

 

59 『国民のための政治がやりたいだけだ。蟷螂の斧と笑わば笑え。』

 

 

60 『困難な問題を解決するのは国民全体が考えて、三人寄れば文殊の知恵、1億も寄って日本の地価問題が解決できないはずはありません』

 

 

61 『最近の議員の資質はなかなかの優等生だが、独創性、エネルギー、統率力といったものが欠けている。内外の情勢は教授会のような議論は許さないんだが』

 

 

62 『仕事をすれば、批判、反対があって当然。何もやらなければ、叱る声も出ない。私の人気が悪くなったら、ああ田中は仕事をしているんだと、まぁこう思っていただきたい』

 

 

63 『子供が十人おるから羊かんを均等に切る、そんな杜会主義者や共産主義者みたいなバカなこと言わん。キミ、自由主義は別なんだよ。羊かんをちょんちょんと切って、いちばん小さい子に、いちばんでっかい羊羮をあげる。そこが違う。分配のやり方が違うんだ。大きい奴には 『少しぐらい我慢しろ』 と言えるけどね、生まれて三、四歳のは納まらないよ。そうでしょう。それが自由経済というものだ』

 

 

64 『私が大切にしているのは、何よりも人との接し方だ。戦術や戦略じゃない。会って話をしていて安心感があるとか、自分のためになるとか、そういうことが人と人とを結びつける』

 

 

65 『私が田中角栄だ。ご承知の通り小学校高等科卒だ。諸君は天下の秀才ぞろいで、財政のエキスパートだ。しかし、私は素人ながらトゲの多い門松をくぐってきたので、実地の仕事の要領は心得ている』

 

 

66 『私は、吉田内閣以来、政府の予算案づくりには全部関わってきた』

 

 

67 『私はかつて、人の悪口を言ったことがあるか!誰か一度でも人の悪口を言ったのを聞いたことがあるか!私は一度もない。』

 

 

68 『私はメシも仕事も早い。一生の間、理想を追っても結論を見いだせないような生き方はキライだ。すべてのことにタイム・リミットを置いて、可能な限りの努力をするタイプなんだ』

 

 

69 『私は小学校高等科の卒業である。しかし、いささか仕事のコツはしっている。われと思わん者は、遠慮なく大臣室へ来てくれ。上司の許可は要らない。何でも言ってくれ。できることはやる。できないことはやらない。すべての責任は、この田中角栄がとる』

 

 

70 『私は役人は怖くねーが、あんたら地元の人が一番怖い』

 

 

71 『時間の守れん人間は何をやってもダメだ。』

 

 

72 『自分が今のところまで来たのは、自分から求めるよりも、周りから支えられたものに忠実だったから、と云った方が当たっている。与えられた仕事に全力を尽くすことが、新しい場面を開く結果になるものだ』

 

 

73 『自分の物差しばかりでものを云っちゃいかんということだ。世の中には、人の為に働かないで、文句ばかり言う横着な人間が少なくない。こういうのはダメだ。使いものにならない』

 

 

74 『自民党の為ではありません。国民の為なんです』

 

 

75 『実るほど頭を垂れる稲穂かな、選挙に出る者はこれ一人だ』

 

 

76 『社会が悪い、政治が悪いなんて言って、一体何があるんだ。人に貢献できるようになってから言うべきじゃ』

 

 

77 『借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。』

 

 

78 『若い君が本当に思っていることを話せばよい。借り物はダメだ。百姓を侮ってはいけない。小理屈で人間は動かないことを知れ』

 

 

79 『初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。』

 

 

80 『小さくまとまっておって天下の政治ができますか』

 

 

81 『食って、寝て、嫌なことは忘れることが一番』

 

 

82 『寝言を言ったり不満ばかり言っている奴は、人生終わるまで 不満を抱き続ける人間になるぞ』

 

 

83 『身内のことを知りなさい。身内のことも知らないで一人前の口をきくな。そして身内のために汗を流せ。損して得を取れ。手柄は先輩や仲間に譲れ。そうすればお前、めんこがられて、好かれるぞ』

 

 

84 『人と会うのが醍醐味になってこそ本物』

 

 

85 『人の喜び事はとくに励ましてやる必要はない、本人が幸せなんだから。むしろ苦境、悲しみのさなかにあるとき、力になってやるべき。』

 

 

86 『人は実感したものを信用する』

 

 

87 『人間、いつも始まりなんだ。これが終わりだと決めてくれるのは「運命」だけだ。』

 

 

88 『人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。それが大衆軽視につながる。それではダメなんだ。そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ』

 

 

89 『人間は自分より美男子でない、頭の悪いのが可愛いということです』

 

 

90 『人間は木の股から生まれてくるのではない。人には歴史がある』

 

 

91 『人間誰しも、若いときはみな偉くなりたいと思うもんだが、簡単にはなれない。経験も知識も素養も無くてしゃべっているのは、バカ騒ぎを繰り広げているだけで、しまいには誰も相手にしなくなる』

 

 

92 『人生は、すべて『間』だ。お前みたいに一本調子、直進しようとするだけでは何も前に進まない。『間』の取れない奴はどうしようもないぞ』

 

 

93 『数は力、力は金だ』

 

 

94 『世の中で1番勉強してるのは誰だ、田中角栄である事を認識せよ』

 

 

95 『世の中には、会って話をし、付き合えば、その人間がよくわかるのに、知らないまま食わず嫌い、毛嫌いしている場合が多い。互いに自戒すべきことだよ』

 

 

96 『世の中には他人様の噂話、伝聞をいつもポケットに入れ、それを放出することで一日の生活が回っているアホがいる。自分の言葉無いのは寂しいことである』

 

 

97 『世の中は、白と黒ばかりでは無い。敵と味方ばかりでもない。その真ん中にグレーゾーン(中間地帯)があり、これが一番広い。そこを取り込めなくてどうする。天下というものは、このグレーゾーンを味方につけなれば、決して取れない。真理は常に中間にありだ。このことを知ることが大事だ』

 

 

98 『世の中は真理戦争の渦の中にある。俺は性格もあるが、若い奴にネチネチとやるのは大嫌いだ。叱る時でも、次の人に会った時はも忘れている。ションベンに行ってきたら、忘れている。水に流してしまう、ということだ』

 

 

99 『世界の国々の中で、わが国だけが教育の目標、基本、基準をはっきりとさせていない。最大の問題だ。特に、教育に政治を持ち込み、混同させた』

 

 

100 『政治というものは、国家の威信というよりも、国民の威信を守りつつ、列国に伍していかなければならんのだから。ほかの国がみんな飢饉で困っておっても、まず、わが国だけは餓死者を出さない。みんなにメシを食わせる。これが政治にとって最大の課題になるわけだな』

 

 

101 『政治とは自分たちがメシが食えない。子供を大学にやれない状態から抜け出すことを先決に考えねばならん。理想よりも現実だ。政治とは何か。生活である』

 

 

102 『政治とは生活である』

 

 

103 『政治に金がかかるのは事実だ。酢だ、コンニャクだと、理屈をこねても始まらない。池田や佐藤にしても、危ない橋を渡ってきた。きれいごとだけでは済まないんだ。必要な金は、俺が血のしょんべんを流しても、自分の才覚で作る。君達は俺の金を使い、仕事に活かしてくれれば、それで良い』

 

 

104 『政治は結果責任』

 

 

105 『政治は数だ、数は力だ』

 

 

106 『政治家たるるもの、国会で国政に携わる者は、全てのことは無理にしても、一つや二つ、誰にも負けない専門分野を持たなくては、国家国民のための政治家にはなれん』

 

 

107 『政治家になると思っていなかった。日曜日に釣りに行って、ああ川の流れがきれいだし、景色もまたいい。それで、ついそこに住まいを構えて魚屋になってしまった。そんな感じで政治家になってしまった』

 

 

108 『政治家にはオール・オア・ナッシングというのはない。まず最善手を指し、次善、三善の策を考えることだ』

 

 

109 『政治家は発言に、「言って良い事、悪い事」「言って良い時、悪い時」「言って良い人、悪い人」に普段から気を配らなければならない。』

 

 

110 『政治家もそうだが、人間は地が大事。そんなもの(知識の借り物)にウエイトを置きすぎると、かえって人生うまくいかない場合もある』

 

 

111 『政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。』

 

 

112 『生命と財産が守れないで、どこに一体政治があるのでしょうか』

 

 

113 『赤坂、柳橋、新橋でも、料亭の女将で店を大きくするのはどんな奴かわかるか。仲居上がり、女中頭あがりだ。芸者や板場を立てて、見事に大きくする。ダメなのは芸者上がり』

 

 

114 『雪は金持ちの屋敷、貧乏人の庭をかまわず平等に降り積もるということだ』

 

 

115 『戦後の政治家は御製に精通し、予算書が読めて、法律案文を修正することが政治だという錯覚に陥っている者が多い。けしからん。自らの手で立法することにより、政治や政策の方向を示すことこそ、政治化本来の姿だ。政策を作れん奴は政治家を辞めた方が良い』

 

 

116 『戦争を知っているやつが世の中の中心である限り、日本は安全だ。戦争を知らないやつが出てきて、日本の中核になったとき、怖いなあ。しかし、勉強してもらえばいいやな』

 

 

117 『貸した金は忘れろ』

 

 

118 『大学の教授より、むしろ小学生の先生を大事にしなければいけない。小学校の先生が白紙の子供を教えるのだから』

 

 

119 『大学出も、70、80のばあさんも同じ一票』

 

 

120 『大仕事を遂げて死なまし 熱情の若き日は又と来はせじ』

 

 

121 『大蔵省の役人というのは優秀です。正しいデータさえ入れればちゃんとした結論を出してくる』

 

 

122 『第一は、できるだけ敵をへらしていくこと。世の中は、嫉妬とソロバンだ。インテリほどヤキモチが多い。人は自らの損得で動くということだ。第二は、自分に少しでも好意をもった広い中間層を握ること。第三は、人間の機微、人情の機微を知ることだ』

 

 

123 『地価の問題にしても、建物を二階建てから六階建てにすれば、地価は三分の一に下がったことになる。十階建てにすれば、五分の一に下がったことになる。発想の転換、逆に考えてみればいいんです』

 

 

124 『朝から晩まで議員辞職、ロッキード、ロッキード、馬鹿者だな』

 

 

125 『田中の日本列島改造などというのは、ありゃ駄目だと。駄目だと言うなら、それなりのいい案を出しなさいッ。そう言ってるではありませんか』

 

 

126 『東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。それが大衆軽視につながる。それではダメなんだ。』

 

 

127 『内閣はできたときに最も力がある。会社の社長も同じ。力のあるうちに、できるだけ早く、大きな仕事をやるべきだ。熟慮断行もヘチマもあるものか』

 

 

128 『日本のマスコミは、司法、立法、行政の三権と並ぶ第四権力だ』

 

 

129 『念仏を百万遍唱えても実行、実現しなければ意味が無い』

 

 

130 『馬鹿も休み休み言え。総理が政治で動いてたまるか。そんな心配する前に、お前等はまず国家にとって人材となることを考えろ。政策の勉強をする方が先だろう』

 

 

131 『必ず返事を出すんだ。結果が相手の希望通りでなくても『聞いてくれたんだ』となる。大切なことだよ』

 

 

132 『評論家は政治家の悪口を言うのが商売。政治家は評論家に悪口を言われるのが商売』

 

 

133 『分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる』

 

 

134 『勉強せよ、専門知識をもて、議員立法せよ』

 

 

135 『保険は人が死なないうちに、事故が起こらないうちに掛けるものだ。保険には掛け捨てというものもある。日本人も生き延びるために保険の掛け捨てを考えなくちゃいけない。本当だよ』

 

 

136 『保護貿易主義にあぐらをかいては駄目。工業製品は全て自由化する。関税は思い切って引き下げる。日本は自由化に十分対応できる』

 

 

137 『法律を使うのは人間である。人間が使えないような法律は、法律ではない』

 

 

138 『北方領土は、いっぺん向こうが取ったものだから、簡単に返せというだけじゃ返すものか。買えばいい。お金だよ。シベリア開発にこっちが注ぎ込んで、その見返りで取り返せばいい』

 

 

139 『僕は運だけでここまで来た。人間の一生というのは、結局、運だ。実力があり、いくら自分が自負してもダメなものはダメ。努力、努力。努力と根気と勉強、こういったものが運を捕らえるきっかけになる』

 

 

140 『野党は政策を競うのではなく、取引ばかりしている。労働組合のやり方が蔓延している。日本政治の最大の問題は野党が無いことだ』

 

 

141 『約束したら、必ず果たせ。できない約束はするな。ヘビの生殺しはするな。借りた金は忘れるな。貸した金は忘れろ。』

 

 

142 『有り難てェことだと思わんとダメですよ。』

 

 

143 『話をしたいなら、初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。世の中、三つほどの理由を挙げれば、大方の説明はつく』

 

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