火星、金星などの惑星には別名や異称がいくつかあり、古くから伝わっています。夕暮れに一番最初に空に現れる星を「一番星」というのはご存じの方も多いと思います。この一番星と言われる星は金星の別名です。このように古来から空に煌く星々を日本の各地で独自の呼び方をしていたようです。
また、惑星だけではなくオリオン座、アンドロメダなどの星座も異称で呼んでいたようです。ここではこれら惑星や星座の異称・和名を集めて一覧にまとめました。
出典・参考:Wikipedia
惑星の和名 一覧
金星
太陽が沈む頃に現れる明るい星です。
- 「一番星」
- 「明星」
- 「宵の明星」
- 「明けの明星」
- 「赤星」
火星
- 「螢惑(けいわく)」
- 「ほのをぼし」
- 「夏日星(なつひぼし)」
土星
- 「鎮星(ちんせい)」
- 「塡星(てんせい)」
太陽
- 「日輪(にちりん)」
- 「火輪(かりん)」
- 「烏輪(うりん)」
- 「紅輪(こうりん)」
- 「天陽(てんよう)」
- 「九陽(きゅうよう)」
- 「陽日(ようじつ)」
- 「天日(てんじつ)」
- 「日天(にってん)」
- 「赤日(せきじつ)」
- 「金鴉(きんあ)」
- 「陽鴉(ようあ)」
- 「赤鴉(せきあ)」
- 「金烏(きんう)」
- 「陽烏(ようう)」
- 「赤烏(せきう)」
- 「天つ日(あまつひ)」
- 「御日様(おひさま)」
- 「天道様(てんとうさま)」
- 「御天道様(おてんとうさま)」
『彗星』
空の穢れを掃くと考えられていました。
- 「掃星(ほうきぼし)」
- 「穂垂れ星 (ほたれほし)」
- 「扇星(おうぎぼし)」
流星
- 「はしりぼし」
- 「縁切り星 (えんきりぼし)」
- 「夜這星 (よばいぼし)」
- 「星の嫁入り (ほしのよめいり)」
星座の和名 一覧
日本では古来、星座のことを「星の宿り(ほしのやどり)」と呼んでいました。
おおぐま座
『北斗七星』
北斗七星を「大柄杓」、こぐま座全体を「小柄杓」と呼ばれています。
- 「柄杓星 (ひしゃくぼし)」
- 「七つ星」
- 「七夜の星」
- 「舵星(かじぼし)」
- 「七星剣」
- 「四三の星(しそうのほし)」
- 「四三の剣(しそうのけん)」
- 「七曜の星(ななよのほし)」
- 「鍵星(かぎぼし)」
- 「船星」
- 「北の星」
- 「剣星(けんぼし)」
『おおぐま座η』
- 「剣先星(けんさきぼし)」
- 「破軍の星(はぐんのほし)」
『おおぐま座アルコル』
- 「輔星(そえぼし)」
- 「寿命星」
こぐま座
- 「小七曜(こしちよう)」
『北極星:こぐま座α:ポラリス(現在の北極星)』
- 「子の星(ねのほし)」
- 「ひとつぼし」
- 「心星(しんぼし)」
- 「北の一つ星」
- 「北辰」
- 「妙見」
- 「ひとつ星」
- 「しん星」
- 「めあて星」
- 「めじるし星」
- 「ほうがく星」
- 「きたの星」
- 「北の明星」
- 「北の明神」
- 「きたのおおぼし」
『こぐま座 β・γ – コカブとヘルカド』
- 「やらい星」
- 「ばんの星」
- 「やろ星」
- 「やよい星」
- 「にのほし」
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