暗がりに鬼を繋ぐ – くらがりにおにをつなぐ – 正体が知れず、気味が悪いこと。 |
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知らぬ仏より馴染みの鬼 – しらぬほとけよりなじみのおに – よく知らない人よりも身近な人のほうがよいというたとえ。 |
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地獄にも鬼ばかりではない – じごくにもおにばかりではない – 地獄のようなつらいこの世にも人情の厚い人はいる。 |
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心に鬼を作る – こころにおにをつくる – 恐れて無用な想像をすること。 |
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心の鬼が身を責める – こころのおにがみをせめる – 良心に責められることのたとえ。 |
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心を鬼にする – こころをおににする – かわいそうだという気持ちをおさえて、わざと厳しい態度をとる。 |
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小姑一人は鬼千匹にむかう – こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう – 嫁にとって、小姑一人は鬼千匹にもあたるほど恐ろしく、めんどうで扱いにくい存在だというたとえ。 |
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子供隠された鬼子母神のよう – こどもかくされたきしもじんのよう – 大切なものを失ってうろたえて騒ぐさまのたとえ。 |
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鬼気迫る – ききせまる – 恐ろしく不気味な気配。 |
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鬼神に横道なし – きじんにおうどうなし – 鬼神は道にはずれたことをしない。 |
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世間に鬼はない – せけんにおにはない – 世の中には無慈悲な人ばかりでなく、情け深い人もいることのたとえ。 |
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渡る世間に鬼はない – わたるせけんにおにはない – 世の中には無慈悲な人ばかりでなく、情け深い人もいることのたとえ。 |
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刀下の鬼となる – とうかのきとなる – 刀で切られて死ぬこと。 |
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明日の事を言えば鬼が笑う – あすのことをいえばおにがわらう – 未来のことは前もって知ることはできないというたとえ。 |
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来年の事を言えば鬼が笑う – らいねんのことをいえばおにがわらう – 予測できもしない来年のことなど、あれこれ言っても仕方がないということ。 |
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鬼が住むか蛇が住むか – おにがすむかじゃがすむか – 人の心の底にはどんな考えが潜んでいるのか想像がつかないということ。 |
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福は内鬼は外 – ふくはうちおにはそと – 節分の日、豆まきをするときに唱える言葉。幸運を招く福の神は内へ、禍(わざわい)をもたらす鬼は外への意。 |
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異域の鬼となる – いいきのおにとなる – 外国で死ぬこと。異郷の鬼となる。「鬼」はは死者の意。 |
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墨は餓鬼に磨らせ筆は鬼に持たせよ – すみはがきにすらせふではおににもたせよ – 墨を磨るときは力のない餓鬼のように力を入れず、筆を使って書くときには鬼のように力を込めるのがよいということ。 |
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断じて行えば鬼神も之を避く – だんじておこなえばきしんもこれをさく – 決心して断行すれば、何ものもそれを妨げることはできないというたとえ。 |
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