熟語・読み | 意味 | |
---|---|---|
58 | 猫に九生あり ねこにきゅうしょうあり |
猫は9つの命を持つという迷信から、猫は執念深くなかなか死なないということ。 |
59 | 猫に傘 ねこにからかさ |
驚くこと、嫌がることのたとえ。 |
60 | 猫に紙袋 ねこにかんぶくろ |
ずさりすることや、ためらうこと。 |
61 | 猫に小判 ねこにこばん |
貴重なものを与えても、本人にはその値うちがわからないことのたとえ。 |
62 | 猫に木天蓼 ねこにまたたび |
大好物のたとえ。 |
63 | 猫に木天蓼お女郎に小判 ねこにまたたびおじょろうにこばん |
大好物のたとえ。 |
64 | 猫の額にある物を鼠が窺う ねこのひたいにあるものをねずみがうかがう |
大胆不敵なことをするたとえ。 |
65 | 猫の寒乞い ねこのかんごい |
寒がりの人でも、暑い夏には冬が恋しくなるということのたとえ。 |
66 | 猫の逆恨み ねこのさかうらみ |
助けてくれた人を逆に恨んだりすること。余計なお節介は無用ということ。 |
67 | 猫の魚辞退 ねこのうおじたい |
本当は欲しくてたまらないのに、遠慮すること。 |
68 | 猫の子を貰うよう ねこのこをもらうよう |
猫の子をもらうときのように、縁組みが容易にうまくいくこと。 |
69 | 猫の子一匹いない ねこのこいっぴきいない |
人が全くいないたとえ。 |
70 | 猫の手も借りたい ねこのてもかりたい |
忙しくて人手が不足しているときに、どんな手伝いでもほしいことのたとえ。 |
71 | 猫の首に鈴を付ける ねこのくびにすず |
いざ実行となると、引き受ける人がいないほど至難なことのたとえ。 |
72 | 猫の前の鼠 ねこのまえのねずみ |
身がすくんで動けない様子のたとえ |
73 | 猫の前の鼠の昼寝 ねこのまえのねずみのひるね |
身に危険が迫っている事を知らないことのたとえ。 |
74 | 猫の恋 ねこのこい |
晩冬から初春にかけて、猫が恋をする季節。初春の季語。 |
75 | 猫は虎の心を知らず ねこはとらのこころをしらず |
凡人には大人物の心はわからないというたとえ。 |
76 | 猫は三月を一年とす ねこはみつきをひととせとす |
成長が早く、人間の一年が猫の3ヶ月に当たるということ。 |
77 | 猫は三年の恩を三日で忘れる ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる |
恩を三日で忘れてしまうくらい薄情な動物だということ。 |
78 | 猫は長者の生まれ変わり ねこはちょうじゃのうまれかわり |
猫はいつものんびり寝ていることから前世は何不自由なく暮らしていた長者だろうとといこと。 |
熟語・読み | 意味 | |
---|---|---|
79 | 猫も跨いで通る ねこもまたいでとおる |
猫でさえも関心を示さない味の悪い魚のこと。 |
80 | 猫も杓子も ねこもしゃくしも |
だれもかれも。なにもかも。 |
81 | 猫を一匹殺せば七堂伽藍を建立せるより功徳あり ねこをいっぴきころせばしちどうがらんをこんりゅうするよりこうとくあり |
猫は執念深いといわれることから、一匹殺せば寺院を建てるよりご利益が多いことをいう。 |
82 | 猫を殺せば七代祟る ねこをころせばしちだいたたる |
猫は執念深いといわれることから、殺すと子々孫々までたたるという俗説。 |
83 | 猫を追うより鰹節を隠せ ねこをおうよりかつおぶしをかくせ |
猫を追い払うよりも鰹節を取りのぞくほうが簡単ということ。 |
84 | 猫を追うより魚をのけよ ねこをおうよりさかなをのけよ |
猫を追い払うよりも魚を取りのぞくほうが簡単ということ。 |
85 | 猫を追うより皿を引け ねこをおうよりさらをひけ |
猫を追い払うよりも皿を取りのぞくほうが簡単ということ。 |
86 | 猫を被る ねこをかぶる |
本性を隠して、おとなしそうに見せかけること。 |
87 | 猫が耳を洗うと雨が降る ねこがみみをあらうとあめがふる |
風や湿度の変化を素早く感じ取ることができる猫が耳を洗ったら雨が降る前触れという言い伝え。 |
88 | 猫叱るより猫を囲え ねこしかるよりねこをかこえ |
猫に魚を取られて猫を叱るより、取られないようにすること。予防が大切。 |
89 | 猫舌の長風呂入り ねこじたのながぶろいり |
猫舌の人はぬるま湯が好きで入浴時間が長いこと。 |
90 | 鳴く猫は鼠を捕らぬ なくねこはねずみをとらぬ |
よくしゃべる者は口先だけで実行が伴わないというたとえ。 |
コメント