1月=睦月・2月=如月・3月=弥生・4月=卯月・5月=皐月・6月=水無月・7月=文月・8月=葉月・9月=長月・10月=神無月・11月=霜月・12月=師走
上記のようにそれぞれの月には異なる別名(異称)と言われるものがたくさんあります。これは太陰太陽暦(たいいんたいようれき)の暦月に由来します。そのため、太陽暦の暦月と比べて季節感が1か月ほどずれます。各月の和名の由来には諸説があり、さまざまな名称が存在します。
ここでは色々な月の異称を各月ごとに一覧で紹介しています。
旧暦の月と季節の関係
【春】
- 正月睦月(むつき)
- 二月如月(きさらぎ)
- 三月弥生(やよい)
【夏】
- 四月卯月(うづき)
- 五月皐月(さつき)
- 六月水無月(みなづき)
【秋】
- 七月文月(ふみづき)
- 八月葉月(はづき)
- 九月長月(ながつき)
【冬】
- 十月神無月(かんなづき)
- 十一月霜月(しもつき)
- 十二月師走(しわす)
陰暦(旧暦) 月の異称・別称・別名一覧
旧暦(きゅうれき)とは、太陰暦の一形態であり、月の満ち欠けを基準にしています。1ヵ月を29日、或いは30日とし、年を12ヶ月で構成します。陰暦や太陰暦とも呼ばれます。
現代の日本の暦は、太陽暦(陽暦)に基づくもので、「新暦」として知られています。明治政府は国際的に採用されているグレゴリオ暦(グレゴリウス暦)に合わせるため、旧暦の明治5年(1872年)12月3日を廃止して、新暦の明治6年1月1日を導入しました。
しかし、今でも農業や伝統的な行事においては、旧暦が広く用いられています。
1月 睦月
「睦月(むつき)」は、日本の旧暦1月を指す言葉として伝統的に使用されています。この名前は、新暦の1月の別名としても現代において広く使われています。睦月の名前にはいくつかの由来や説が存在し、「睦月」の名前の最も有力な由来として、親族や親しい人々が集まって宴を楽しむ「睦び月(むつびつき)」の意味があるとされています。新年を迎えるこの月には、親しい人々との絆を深めるためのさまざまな行事や祭りが行われるため、この名前がつけられたと考えられています。
また、新しい年の始まりを意味する「元つ月(もとつつき)」という言葉が由来であるという説、新しい命や芽吹きの始まりを意味する「萌月(もゆつき)」という言葉が由来であるという説、生命の誕生や新しい始まりを意味する「生月(うむつき)」という言葉が由来であるという説があります。
- むつみ月【むつみつき】
- 三微月【さんびづき】
- 上春【じょうしゅん】
- 主月歳【しゅげつさい】
- 元月【げんげつ・もとつつき】
- 初春【しょしゅん】
- 初春月【はつはるづき】
- 初月【しょげつ】
- 初歳【しょさい】
- 初空月【はつそらづき】
- 初花月【はつはなづき】
- 初見月【はつみづき】
- 初陽【しょよう】
- 嘉月【かげつ】
- 大簇【たいそう】
- 太郎月【たろうづき】
- 始和【しわ】
- 子日月【ねのひづき】
- 孟春【もうしゅん】
- 孟陬【もうすう】
- 孟陽【もうよう】
- 実月【むつき】
- 寅の月【とらのつき】
- 履端【りたん】
- 年初【ねんしょ】
- 年端月【としはづき】
- 建寅月【けんいんげつ】
- 新春【しんしゅん】
- 方歳【ほうさい】
- 早緑月【さみどりづき】
- 昵月【むつき】
- 暮新月【くれしづき】
- 月正【げっせい】
- 歳始【さいし】
- 歳首【さいしゅ】
- 泰月【たいげつ】
- 献春【けんしゅん】
- 献歳【けんさい】
- 王春【おうしゅん】
- 生月【うむつき】
- 甫年【ほねん】
- 発歳【はつさい】
- 睦び月【むつびつき】
- 睦月【むつき】
- 祝月【いわいづき】
- 端月【たんげつ】
- 肇歳【ちょうさい】
- 芳歳【ほうさい】
- 華歳【かさい】
- 萌月【もえつき・もゆつき】
- 解凍【かいとう】
- 諏月【すうげつ】
- 開春【かいしゅん】
- 開歳【かいさい】
- 陬月【むつき】
- 陽春【ようしゅん】
- 霞初月【かすみそめづき】
- 青陽【せいよう】
- 首歳【しゅさい】
2月 如月
「如月(きさらぎ)」は、日本の旧暦2月を指す言葉として伝統的に使用されています。この名前は、新暦の2月の別名としても現代において広く使われています。「如月」は、中国での二月の異称をそのまま日本で採用したものとされています。このため、日本独自の「きさらぎ」という名称とは直接の関係がないとされています。また、「きさらぎ」という名前の由来には複数の説がありますが、最も有力なのは、旧暦二月にもまだ寒さが残っているため、衣(きぬ)をさらに重ねて着る月であることから「衣更着(きさらぎ)」と名付けられたという説があります。
- 中の春【なかのはる】
- 令月【れいげつ】
- 令節【れいせつ】
- 仲の春【なかのはる】
- 仲春【ちゅうしゅん】
- 仲陽【ちゅうよう】
- 初花月【はつはなづき】
- 大壮月【たいそうづき】
- 如月【きさらぎ・じょげつ】
- 小草生月【こぐさおふつき・おぐさおいずき】
- 建卯月【けんうづき・けんぼうげつ】
- 恵風【けいふう】
- 星鳥【せいちょう】
- 木の芽月【このめづき】
- 梅津早月【うめつさつき】
- 梅津月【うめつづき】
- 梅見月【うめみづき】
- 橘如【きつじょ】
- 殷春【いんしゅん】
- 花月【かげつ】
- 花朝【かちょう】
- 衣更着【きさらぎ】
- 衣更着月【きさらぎづき】
- 雪消月【ゆきげしづき・ゆききえつき】
- 麗月【れいげつ】
3月 弥生
「弥生(やよい)」は、日本の旧暦3月を指す言葉で、現在でも、新暦の3月の別名として「弥生」という言葉は広く使われています。弥生の名前の由来には、新しい生命や新たな始まりを意味する「弥々生え」から来ているという説が有力とされています。この時期は、春の訪れを感じさせる暖かさや、植物の新緑が目立ち始めることから、新しい季節の始まりや生命の再生を象徴する月として「弥生」と名付けられたと考えられています。
- さはなき月【さはなきずき】
- 五陽【ごよう】
- 佳月【かげつ】
- 嘉月【かげつ】
- 夢見月【ゆめみつき・ゆめみづき】
- 夬月【かいげつ】
- 季春【きしゅん】
- 宿月【しゅくげつ】
- 建辰月【けんしんつき・けんしんづき】
- 弥生【やよい】
- 早花咲月【さはなさきつき】
- 早花月【さはなつき】
- 春惜しみ月【はるおしみずき】
- 春惜月【はるをしみつき・はるおしみつき・はるをしみづき・はるおしみづき】
- 晩春【くれのはる・ばんしゅん】
- 暮律【ぼりつ】
- 暮陽【ぼよう】
- 末春【まつしゅん】
- 杪春【びょうしゅん】
- 桃月【とうげつ】
- 桜月【さくらづき】
- 櫻月【さくらづき】
- 殿春【でんしゅん】
- 清明【せいめい】
- 病月【びょうげつ】
- 禊月【けいげつ】
- 称月【しょうげつ】
- 穀雨【こくう】
- 竹の秋【たけのあき】
- 竹秋【ちくしゅう】
- 花つ月【はなつづき】
- 花咲月【はなさきづき】
- 花月【かげつ】
- 花津月【はなつづき】
- 花老【かろう】
- 花見月【はなみづき】
- 花飛【かひ】
- 華月【かげつ】
- 華節【かせつ】
- 蚕月【さんげつ】
- 雛月【ひいなつき】
4月 卯月
「卯月(うづき)」は旧暦の4月を指す言葉として知られています。この名前は現在の新暦4月の別名としても使われています。卯月の名前の由来には複数の説があり、「卯月」の名前は、この月に卯の花が咲くことから「卯の花月(うのはなづき)」と呼ばれていたものが、時代とともに短縮されて「うづき」となったというのが定説とされています。また、十二支の中で4番目に位置する「卯」にちなんで「卯月」と呼ばれるようになったという説もあります。
- 乏月【ぼうげつ】
- 乾月【けんげつ】
- 乾梅【けんばい】
- 仲呂【ちゅうりょ】
- 余月【よげつ】
- 初夏【しょか】
- 卯月【うづき】
- 卯花月【うのはなづき】
- 圉余【ごよ】
- 夏初月【なつはづき】
- 夏半【かはん】
- 夏端月【なつはづき】
- 始夏【しか】
- 孟夏【もうか】
- 小満【しょうまん】
- 建巳月【けんしげつ】
- 得鳥羽月【えとりはづき】
- 新夏【しんか】
- 木葉採月【このはとりづき】
- 梅月【ばいげつ】
- 植月【うえつき】
- 槐夏【かいか】
- 正陽【せいよう】
- 清和【せいわ】
- 清和月【せいわづき】
- 立夏【りっか】
- 純乾【じゅんけん】
- 純陽【じゅんよう】
- 維夏【いか】
- 花残月【はなのこりづき・はなのこしづき】
- 苗植月【なえうえづき】
- 鎮月【ちんげつ】
- 陰月【いんげつ】
- 首夏【しゅか】
- 鳥待月【とりまちづき】
- 鳥月【ちょうげつ】
- 麦秋【ばくしゅう】
5月 皐月
「皐月(さつき)」は旧暦の5月を指す言葉として知られています。この名前は現在の新暦5月の別名としても使われています。皐月の名前の由来には複数の説があり、「さつき」は、この月が田植えの時期であることから「早苗月(さなへつき)」と呼ばれていたものが、時代とともに短縮されて「さつき」となったという説があります。また、「サ」という言葉自体に田植えの意味があるとされ、「さつき」だけで「田植の月」という意味を持つとする説も提唱されています。
「皐」という言葉には、神に捧げる稲穂の意味が含まれているとも言われています。
- さくも月【さくもつき】
- 五月【さつき】
- 五月雨月【さみだれづき】
- 五色月【いろいろづき】
- 仲の夏【なかのなつ】
- 仲夏【ちゅうか】
- 写月【しゃげつ】
- 午の月【うまのつき】
- 厲皐【れいこう】
- 吹喜月【ふききづき】
- 吹雪月【ふぶきづき】
- 啓明【けいめい】
- 啓月【けいげつ】
- 多草月【たぐさづき】
- 小刑【しょうけい】
- 建午月【けんごげつ】
- 悪月【あくげつ】
- 授雲月【じゅうんづき】
- 早月【さつき】
- 早稲月【さいねづき】
- 早苗月【さなえづき】
- 星火【せいか】
- 星花【せいか】
- 月不見月【つきみずづき】
- 梅の色月【うめのいろづき】
- 梅夏【ばいか】
- 梅天【ばいてん】
- 梅月【ばいげつ】
- 橘月【たちばなづき】
- 浅苗月【あさなえつき】
- 浴蘭月【よくらんげつ】
- 狭雲月【さくもづき】
- 田草月【たぐさづき】
- 皐月【さつき・こうげつ】
- 盛夏【せいか】
- 稲苗月【いななえづき】
- 芒積【ぼうせき】
- 茂林【もりん】
- 菖蒲月【あやめづき】
- 蕤賓【すいひん】
- 賤間月【しずまつき】
- 長至【ちょうし】
- 開明【かいめい】
- 雨月【うげつ】
- 鶉月【しゅんげつ】
6月 水無月
「水無月」は旧暦の6月を指す言葉として知られています。この名前の由来には複数の説がありますが、その中でも特に有力とされているのは「水の月」を意味する説です。「無」は古典文学などで「の」を意味する連体助詞「な」に由来しているとされています。したがって、「水無月」は「水な月」、すなわち「水の月」と解釈されることになります。この時期は梅雨の季節であり、雨が多く降る月であることから、この名前がつけられたと考えられています。
- 三伏之秋【さんぷくのあき】
- 伏月【ふくげつ】
- 則旦【そくたん】
- 夏越月【なごしづき】
- 大六月【おおろくがつ】
- 季夏【きか】
- 季月【きげつ】
- 小暑【しょうしょ】
- 常夏【じょうか】
- 常夏月【とこなつづき】
- 庚伏【こうふく】
- 建未月【けんびづき】
- 弥涼暮月【いすずくれづき】
- 旦月【たんげつ】
- 晩夏【ばんか】
- 晩月【ばんげつ】
- 暑月【しょげつ】
- 未月【びげつ】
- 松風月【まつかぜづき】
- 林鐘【りんしょう】
- 極暑【きょくしょ】
- 水月【すいげつ】
- 水無月【みなづき】
- 波達羅盈月【はだらえづき】
- 涼暮月【すずくれづき】
- 溽暑【じょくしょ】
- 炎陽【えんよう】
- 焦月【しょうげつ】
- 田無月【たなしづき】
- 神鳴月【かみなりづき】
- 積夏【せきか】
- 葵月【あおいづき】
- 蝉の羽月【せみのはづき】
- 蝉羽月【せみのはづき】
- 遯月【とんげつ】
- 長列【ちょうれつ】
- 長夏【ちょうか】
- 陽氷【ようひょう】
- 青水無月【あおみなづき】
- 風待月【かぜまちづき】
- 鳴神月【なるかみづき】
- 鳴雷月【なるかみづき】
- 鶉火【じゅんか】
7月 文月
旧暦の7月は「文月(ふづき、ふみづき)」という名前で呼ばれています。この名前は現在の新暦7月の別名としても使われています。文月の名前の由来について、定説とされているのは、7月7日の七夕の日に詩歌を献じる風習や、書物を夜風に晒す風習があったことに由来するとされています。この風習は、詩歌や書物を大切にし、学問や芸術を尊重する日本の文化を反映しているとも言えます。このため、7月を「文の月」として「文月」と名付けられたと考えられています。
- 七夕月【たなばたづき】
- 七夜月【ななよづき】
- 上秋【じょうしゅう】
- 享菽【きょうしゅく】
- 冷月【れいげつ】
- 処暑【しょしょ】
- 初秋【はつあき・しょしゅう】
- 否月【ひげつ】
- 大晋【たいしん】
- 夷則【いそく】
- 女郎花月【おみなえしづき・をみなえしづき】
- 孟秋【もうしゅう】
- 建申月【けんしんげつ】
- 愛逢月【めであいづき】
- 文披月【ふみひろげづき】
- 文月【ふみづき・ふづき】
- 新秋【しんしゅう】
- 早秋【そうしゅう】
- 桐月【とうげつ】
- 桐秋【とうしゅう】
- 槐秋【かいしゅう】
- 流火【りゅうか】
- 涼月【りょうげつ】
- 瓜時【かじ】
- 相月【そうげつ】
- 秋初月【あきはづき】
- 窒相【ちっそう】
- 素商【そしょう】
- 肇秋【ちょうしゅう】
- 蘭月【らんげつ】
- 蘭秋【らんしゅう】
- 親月【しんげつ・おやづき】
8月 葉月
旧暦の8月は「葉月(はづき)」という名前で呼ばれています。この名前は現在の新暦8月の別名としても使われています。葉月の名前の由来にはいくつかの説が存在しますが、最も有名なのは木の葉が紅葉して落ちるこの時期を指して「葉落ち月」と呼ばれ、それが短縮されて「葉月」となったという説です。
- 雁来月【かりきづき・かりくづき・がんらいづき】
- 仲商【ちゅうしょう】
- 仲秋【ちゅうしゅう】
- 初来月【はつきづき】
- 南風月【はえづき】
- 壮月【そうげつ】
- 天岡【てんこう】
- 建酉月【けんゆうげつ】
- 月見月【つきみづき】
- 木染月【こぞめづき】
- 染色月【そめいろづき】
- 葉落月【はおちづき】
- 桂月【けいげつ】
- 寒旦【かんたん】
- 桂秋【けいしゅう】
- 橘春【きつしゅん】
- 深秋【しんしゅう】
- 清月【せいげつ】
- 清秋【せいしゅう】
- 濃染月【こぞめづき】
- 燕去月【つばめさりづき】
- 田の実【たのむ】
- 白露【はくろ】
- 盛秋【せいしゅう】
- 秋涼【しゅうりょう】
- 秋高【しゅうこう】
- 竹の春【たけのはる】
- 竹春【ちくしゅん】
- 其色月【そのいろづき】
- 紅染月【こぞめづき・べにそめづき】
- 素月【そげつ】
- 草つ月【くさつずき】
- 草津月【くさつづき】
- 萩月【はぎづき】
- 葉月【はづき】
- 秋風月【あきかぜづき】
- 葉落ち月【はおちづき】
- 観月【かんげつ】
- 迎寒【げいかん】
- 難月【なんげつ】
- ささはなさ月【ささはなさづき】
9月 長月
旧暦の9月は「長月(ながつき)」という名前で呼ばれ、この名前は現在の新暦9月の別名としても使われています。この「長月」の名前の由来について、最も有力な説は「夜長月(よながつき)」の略であるとされています。この時期の夜が長くなることを表して「夜長月」と名付けられ、それが時代とともに「長月」と短縮されたと考えられています。
- 十三月【じゅうさんがつ】
- 夜長月【よながつき】
- 太衝【たいしょう】
- 詠月【えいげつ】
- 青女月【せいじょづき】
- 季秋【きしゅう】
- 菊秋【きくあき】
- 菊月【きくづき】
- 寝覚月【ねざめづき】
- 小田刈月【おだかりづき】
- 建戌月【けんじゅつづき】
- 菊間月【きくまづき】
- 色取月【いろどりづき】
- 彩月【いろどりづき】
- 授衣【じゅい】
- 晩秋【くれのあき・ばんしゅう】
- 暮秋【ぼしゅう】
- 朽月【きゅうげつ】
- 杪秋【びょうしゅう】
- 梢の秋【こずえのあき】
- 歳晏【さいあん】
- 窮秋【きゅうしゅう】
- 残秋【ざんしゅう】
- 涼秋【りょうしゅう】
- 無射【ぶえき】
- 玄月【げんげつ】
- 祝月【いわいづき】
- 穂長月【ほながつき】
- 竹酔月【ちくすいづき】
- 粛霜【しゅくそう】
- 季商【きしょう】
- 紅樹【こうじゅ】
- 紅葉月【もみじづき】
- 終玄【しゅうげん】
- 菊の月【きくのつき】
- 菊の秋【きくのあき】
- 菊咲月【きくさきづき】
- 菊見月【きくみづき】
- 菊開月【きくさきづき】
- 長月【ながつき】
- 霜辰【そうしん】
10月 神無月
10月の別名として「神無月(かんなづき/かみなしづき)」があります。この名前の「神無月」は、文字通り神々が不在となる月を意味します。しかし、島根県の出雲地方では、この月を「神在月/神有月(かみありづき)」と呼びます。
伝承によれば、神々がこの月に出雲大社に集まるため、他の地域では神々が不在となるとされています。そのため、出雲地方を除く日本全国で「神無月」と呼ばれるようになったと言われています。
- 上冬【じょうとう】
- 初霜月【はつしもつき】
- 陽月【ようげつ】
- 神嘗月【かんなめづき】
- 大月【たいげつ】
- 孟冬【もうとう】
- 応鐘【おうしょう】
- 鏡祭月【きょうさいげつ】
- 開冬【かいとう】
- 定星【ていせい】
- 小六月【ころくがつ】
- 小春【こはる】
- 小春月【こはるづき】
- 雷無月【かみなかりづき】
- 霜先【しもさき】
- 建亥月【けんがいげつ】
- 時雨月【しぐれづき】
- 木の葉月【このはづき】
- 正陰月【せいいんづき】
- 初冬【しょとう】
- 猛冬【もうとう】
- 神な月【かみなづき】
- 神去り月【かみさりづき】
- 神去月【かみさりづき・かみなしづき】
- 神在月【かみありづき】
- 神存月【かみありづき】
- 神有月【かみありづき】
- 神無月【かんなづき】
- 神祭月【かみまつりづき】
- 立冬【りっとう】
- 良月【りょうげつ】
- 醸成月【かみなしづき】
- 鎮祭月【ちんさいげつ】
- 神帰月【かみかえりづき】
11月 霜月
この月は秋から冬への移行期間ともされ、旧暦では、11月を「霜月(しもつき)」と称していました。この名称は、霜が現れる時期を示すもので、現代でも新暦の11月の異称として使われています。
- 子月【ねづき】
- 広寒月【こうかんげつ】
- 凋む月【しぼむつき】
- 黄鐘【おうしき・おうしょう】
- 食物月【おしものづき】
- 復月【ふくげつ】
- 暢月【ちょうげつ】
- 仲冬【ちゅうとう】
- 末つ月【すえつつき】
- 神帰月【かみきづき・かみかえりづき】
- 神来月【かみきづき】
- 神楽月【かぐらづき】
- 竜潜月【りゅうせんげつ】
- 天正月【てんしょうげつ】
- 葭月【かげつ】
- 辜月【こげつ】
- 陽復【ようふく】
- 雪待月【ゆきまちづき】
- 建子月【けんしげつ】
- 雪見月【ゆきみづき】
- 霜見月【しもみづき】
- 霜降月【しもふりづき】
- 風寒【ふうかん】
- 露ごもりの葉月【つゆごもりのはづき】
- 露隠葉月【つゆごもりのはづき】
- 霜月【しもつき】
- 仲の冬【なかのふゆ】
- 顔見世月【かおみせづき】
12月 師走
旧暦12月を「師走」、「師馳」(しわす・しはす)または「極月」(きわまりづき・ごくげつ・ごくづき)と呼んできました。
「しはす」の語源については、古くから明確な理由は不明ですが、いくつかの説が存在します。一つの説として、僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさから名付けられたという平安時代からの説がありますが、これは語源俗解(言語学的な根拠がない語源のこと)であり、平安時代にはすでに「しはす」の語源は不明でした。他にも、四季の果てる月であるところから「シハツ(四極)月」の意、トシハツル(歳極・年果・歳終)の義など、さまざまな説が提唱されています。
- 乙子月【おとごづき】
- 季冬【きとう】
- 建丑月【けんちゅうげつ】
- 黄冬【おうとう】
- 司勲【しくん】
- 師走【しわす】
- 年積月【としつみづき】
- 窮陰【きゅういん】
- 臘月【ろうげつ】
- 苦寒【くかん】
- 蝋月【ろうげつ】
- 春待月【はるまちづき】
- 涂月【とげつ】
- 親子月【おやこづき】
- 限月【かぎりのつき】
- 除月【じょげつ】
- 雪月【ゆきづき】
- 嘉平【かへい】
- 大呂【たいりょ】
- 弟月【おとうづき・おとづき】
- 晩冬【ばんとう】
- 暮冬【ぼとう】
- 暮古月【くれこづき】
- 暮来月【くれこづき】
- 三冬月【みふゆづき】
- 暮歳【ぼさい】
- 暮節【ぼせつ】
- 月窮【げっきゅう】
- 杪冬【びょうとう】
- 梅初月【うめはつづき】
- 極月【ごくげつ】
- 氷月【ひょうげつ】
- 窮冬【きゅうとう】
- 窮月【きゅうげつ】
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