31. 女房は山の神百国の位
にょうぼうはやまのかみひゃっこくのくらい
□山を支配する神のように女房はきわめて重要な存在であるというたとえ。
32. 人盛んにして神祟らず
ひとさかんにしてかみたたらず
□運が強く、勢いが盛んな時には、天の道理にそむいた行動をしても成功することがあるということ。
33. 仏千人、神千人
ほとけせんにん、かみせんにん
□世の中には悪人ばかりではなく、仏や神のような善人もたくさんいるということ。
34. 仏ほっとけ神構うな
ほとけほっとけかみかまうな
□仏や神を敬うのはいいが、信仰しすぎて深入りするのはよくないということ。
35. 当てずっぽうの通り神
あてずっぽうのとうりが
□あて推量がうまく当たったということのしゃれことば。 予想した通り、という意味を神にかけたもの。
36. 過ちは人の性許すは神の心
あやまちはひとのさがゆるすはかみのこころ
□人は誰でも過ちを犯しやすいものであり、それを許すのは神の業であるということ。
37. 出雲の神の縁結び
いずものかみのえんむすび
□結婚とは出雲大社の神様が縁で結んでくれたという事であり、 人人の意志によってどうにもなるものではないこと。
38. 出雲の神より恵比寿の紙
いずものかみよりえびすのかみ
□縁結びの「出雲の神」より紙幣に描かれている「恵比寿の紙」がいいということから。良い人と巡りあうよりもお金があった方がいいという事
39. 神ならぬ身
かみならぬみ
□神ではない、能力に限りある人間の身であるということ。できないことがあっても当然だということ。
40. 神は見通し
かみはみとおし
□良い事であっても悪いことであっても、神はすべてを見抜ているので、ごまかそうとしても無駄であるということ。
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