同じ意味・ほぼ同じ意味の四字熟語を200種類ほど集めて一覧にまとめました。中には聞いたことのない四字熟語もあるかもしれませんが学習や雑画の参考にどうぞ。
同じ意味を持つ四字熟語一覧
1. 一五一十 いちごいちじゅう
一部始終 いちぶしじゅう
■最初から仕舞まで余すところ無く。
2. 一人当千 いちにんとうせん
一騎当千 いっきとうせん
一人当百 いちにんとうひゃく
■非常に力の強い事。また、知能が優れている事。
3. 一刀三礼 いっとうさんらい
一字三礼いちじさんらい
■慎重かつ敬虔な態度で仕事をする事。
4. 一切合切 いっさいがっさい
一切合財 いっさいがっさい
■何もかもすべて。
5. 一切衆生 いっさいしゅじょう
一切有情 いっさいうじょう
■この世に生を受けたあらゆるもの。すべての生きとし生けるもの。
6. 一割之利 いっかつのり
鉛刀一割 えんとういっかつ
鉛刀一断 えんとういちだん
■凡人でも時には本来以上の力を発揮出来るということ。
7. 一味徒党 いちみととう
一味郎党 いちみろうとう
■同じ目的の為に仲間となる事。
8. 一呼百諾 いっこひゃくだく
一呼百応 いっこひゃくおう
■一声掛けるだけで大勢の者がすぐに応じる様子。
9. 一場春夢 いちじょうしゅんむ
一炊之夢 いっすいのゆめ
邯鄲之夢 かんたんのゆめ
黄梁一炊 こうりょういっすい
盧生之夢 ろせいのゆめ
■人生の栄華ははかなく夢のごとくに消えてしまうこと。
10. 一失一得 いっしついっとく
一利一害 いちりいちがい
■良い事もある半面悪い事もあるという話。
11. 一字褒貶 いちじほうへん
春秋筆法 しゅんじゅうのひっぽう
春秋筆削 しゅんじゅうのひっさく
微言大義 びげんたいぎ
微言精義 びげんせいぎ
意味深長 いみしんちょう
■一字の使い分けによって、人を誉めたりけなしたりする事。微妙な言葉使いの中に奥深い意味や道理、批判などを込めること。
12. 一寸光陰 いっすんのこういん
光陰如箭 こういんじょぜん
烏兎怱怱 うとそうそう
烏兎匆匆 うとそうそう
烏飛兎走 うひとそう
鳥飛兔走 うひとそう
光陰流水 こういんりゅうすい
光陰流転 こういんるてん
露往霜来 ろおうそうらい
兔走鳥飛 とそううひ
■ほんの僅かな時間。月日の過ぎ去る様は、矢の速いのと同様に瞬くまに過ぎ去るというたとえ。
13. 一心発起 いっしんほっき
一念発起 いちねんほっき
■あることを成し遂げようと決意する事。
14. 一所懸命 いっしょけんめい
一生懸命 いっしょうけんめい
■一心に物事に打ち込む事。
15. 一措一画 いっそいっかく
一点一画 いってんいっかく
■細かい所に気を使って慎重に書くこと。
16. 一望千里 いちぼうせんり
眺望絶佳 ちょうぼうぜっか
眺望佳絶 ちょうぼうかぜつ
■非常に見晴らしの良い事。
17. 一炊之夢 いっすいのゆめ
盧生之夢 ろせいのゆめ
邯鄲之夢 かんたんのゆめ
黄梁之夢 こうりょうのゆめ
■人の世のはかないことのたとえ。
18. 一瓢一箪 いっぴょういったん
箪食瓢飲 たんしひょういん
■粗末な飲食物。つましい暮らし。
19. 一目了然 いちもくりょうぜん
一目瞭然 いちもくりょうぜん
■ひとめ見ただけでも物事の明らかなこと。出典「朱子語類」。
20. 一目瞭然 いちもくりょうぜん
一目了然 いちもくりょうぜん
■ちょっと見ただけではっきりと判る事。瞭はひとみが明らかなこと。
21. 一縷千鈞 いちるせんきん
一縷千金 いちるせんきん
一髪千金 いっぱつせんきん
■危険の甚だしいことの形容。
22. 一致協力 いっちきょうりょく
一致団結 いっちだんけつ
■沢山の人の心が一つにまとまり、協力し合う事。
23. 一言半句 いちげんはんく
片言隻辞 へんげんせきじ
■ほんのわずかの言葉。
24. 一詠一觴 いちえいいっしょう
一觴一詠 いっしょういちえい
■一杯の酒を飲んで一遍の詩を作ること。
25. 一読三嘆 いちどくさんたん
一唱三嘆 いっしょうさんたん
■名文を読んで感銘する事。
26. 一貧一富 いっぴんいっぷ
一貴一賎 いっきいっせん
■貧乏になった時、他人の冷淡さが身にしみること。
27. 一銭一厘 いっせんいちりん
一文半銭 いちもんはんせん
■僅かな金銭の事。
28. 一面之辞 いちめんのじ
一面之詞 いちめんのし
■議論で一方の主張だけを聴く事。
29. 一顧傾国 いっこけいこく
傾城傾国 けいせいけいこく
傾国傾城 けいこくけいせい
一顧傾城 いっこけいせい
■絶世の美人のたとえ。遊女をさす。
30. 丁丁発止 ちょうちょうはっし
打打発矢 ちょうちょうはっし
打打発止 ちょうちょうはっし
■激しく意見を戦わせる様子。
31. 万世不易 ばんせいふえき
千古不易 せんこふえき
万古不易 ばんこふえき
千古不抜 せんこふばつ
千古不変 せんこふへん
千載不易 せんざいふえき
■永久に変わらない事。
32. 万死一生 ばんしいっしょう
九死一生 きゅうしいっしょう
万死一生 ばんしいっせい
■必死の覚悟で物事を行うこと。また、絶体絶命の状況で活路を得て助かる事。
33. 三十六策 さんじゅうろくさく
三十六計 さんじゅうろっけい
■困った時には逃げるが勝ちということ。
34. 三日法度 みっかはっと
朝令暮改 ちょうれいぼかい
朝改暮変 ちょうかいぼへん
朝改暮令 ちょうかいぼれい
朝出暮改 ちょうしゅつぼかい
朝変暮改 ちょうへんぼかい
朝立暮廃 ちょうりつぼはい
天下法度 てんかはっと
■命令や政令、法律、規約などがたびたび変更されてあてにならないこと。
35. 三豕渉河 さんししょうか
三豕渡河 さんしとか
三豕己亥 さんしきがい
魯魚亥豕 ろぎょがいし
三豕金根 さんしきんこん
烏焉魯魚 うえんろぎょ
■文字の誤り。
36. 上下一心 しょうかいっしん
同心戮力 どうしんりくりょく
和衷共済 わちゅうきょうさい
和衷協同 わちゅうきょうどう
一致団結 いっちだんけつ
戮力一心 りくりょくいっしん
戮力斉心 りくりょくせいしん
■心を一つにして力をあわせて協力すること。
37. 不立文字 ふりゅうもんじ
拈華微笑 ねんげみしょう
破顔微笑 はがんみしょう
以心伝心 いしんでんしん
教化別伝 きょうげべつでん
維摩一黙 ゆいまいちもく
■言葉を用いずに心から心に伝える以心伝心の心境を言う。
38. 不羈独立 ふきどくりつ
独立不羈 どくりつふき
独立独歩 どくりつどっぽ
■他人に頼らずに自分一人の力で物事を進めていくこと。
39. 主客転倒 しゅかくてんとう
冠履倒易 かんりとうえき
本末転倒 ほんまつてんとう
舎本逐末 しゃほんちくまつ
■主と従の位置が逆転すること。
40. 亀鶴之寿 きかくのじゅ
鶴寿千歳 かくじゅせんざい
■長寿をいう。
41. 亡羊之嘆 ぼうようのたん
多岐亡羊 たきぼうよう
■いろいろ迷うこと多く真理が見極められないで嘆くさま。
42. 亡脣寒歯 ぼうしんかんし
唇亡歯寒 しんぼうしかん
脣亡歯寒 しんぼうしかん
唇歯之国 しんしのくに
唇歯輔車 しんしほしゃ
■一方が駄目になると、相互に補完しあっているもう一方も危うくなるということ。
43. 人心収攬 じんしんしゅうらん
人心籠絡 じんしんろうらく
人心篭絡 じんしんろうらく
■人々の心をしっかりと捉えて信頼を得ること。皆をうまく纏めていくこと。
44. 付和雷同 ふわらいどう
雷同一律 らいどういちりつ
附和雷同 ふわらいどう
■ろくに考えないで簡単に人の意見に同調すること。
45. 仙姿佚色 せんしいっしょく
一顧傾城 いっこけいせい
仙姿玉質 せんしぎょくしつ
仙姿玉色 せんしぎょくしょく
天香国色 てんこうこくしょく
太液芙蓉 たいえきのふよう
■気品の高い美人の形容。
46. 以毒制毒 いどくせいどく
以夷征夷 いいせいい
■悪を制するのに悪を利用すること。
47. 伏竜鳳雛 ふくりょうほうすう
竜駒鳳雛りょうくほうすう
臥竜鳳雛がりょうほうすう
■雌伏している英雄、大人物。
48. 会三帰一 えさんきいち
開権顕実 かいごんけんじつ
開三顕一かいさんけんいち
■仏教用語。仮の教えを開いて真実の教えを顕かにすること。
49. 伯仲之間 はくちゅうのかん
勢力伯仲 せいりょくはくちゅう
■互いの実力が互角で優劣つけがたいさま。
50. 伴食大臣 ばんしょくだいじん
伴食宰相 ばんしょくさいしょう
尸位素餐 しいそさん
■地位に対して実力が伴っていないこと。無能な大臣。
コメント