『火』を使った諺(ことわざ)と四字熟語を読み方・意味付きで 一覧にまとめました。物を燃やしたり熱を発する『火』の性質を表した言葉をご覧ください。
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漢字の『火』を使った言葉・熟語一覧 394種類
『火』を使ったことわざ 一覧
- 口火を切る
【くちびをきる】 物事のきっかけをつくること。 - 命は風前の灯の如し
【いのちはふうぜんのともしびのごとし】 人の命や物事の危険が迫っていることのたとえ。また、人生のはかないことのたと - 地震雷火事親父
【じしんかみなりかじおやじ】 世間で特に怖い物とされる4つのものを順に並べた言葉。 - 家鴨の火事見舞い
【あひるのかじみまい】 背の低い人が尻を振りながら急いで行く姿を言う。 - 対岸の火事
【たいがんのかじ】 自分には少しも影響のないことのたとえ。 - 尻に火が付く
【しりにひがつく】 事態が差し迫って、追いつめられた状態になること。 - 川向こうの火事
【かわむこうのかじ】 自分には少しも影響のないことのたとえ。 - 心頭を滅却すれば火も亦涼し
【しんとうをめっきゃくすればひもまたすずし】 心の持ち方ひとつで、火も熱くは感じなくなる。いかなる苦痛も苦痛とは感じられなくなること。 - 悪業の猛火
【あくごうのみょうか】 悪事の報いが大きいことを、激しい火の勢いにたとえたもの。 - 提灯程の火が降る
【ちょうちんほどのひがふる】 ひどく貧乏なさま。 - 月の前の灯火
【つきのまえのともしび】 すぐれたものと比較されて、引き立たないことのたとえ。 - 朝風呂丹前長火鉢
【あさぶろたんぜんながひばち】 朝湯に入って、丹前を着て、長火鉢の前に座ってくつろぐこと。遊び人の気楽な生活をいう。 - 楽屋から火を出す
【がくやからひをだす】 自分から災難を引き起こすこと。内部から問題が起こること。 - 水火も辞さない
【すいかもじさない】 どんな苦痛や危険もいとわず、事をやり抜くたとえ。 水火=水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。 - 水火を踏む
【すいかをふむ】 非常に苦しい状況にあること。また、危険をおかすこと。水火=水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。 - 水火器物を一つにせず
【すいかうつわものをひとつにせず】 性質の異なるものは調和しないことのたとえ。 - 油紙へ火が付いたよう
【あぶらがみへひがついたよう】 油紙に火がついたようにぺらぺらよくしゃべるさま。 - 火に入る虫
【ひにいるむし】 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。 「飛んで火に入る夏の虫」の略。 - 火に油を注ぐ
【ひにあぶらをそそぐ】 勢いの盛んなものにさらに勢いを加えるようなことをすること。 - 火の中水の底
【ひのなかみずのそこ】 ひどい苦しみや困難な境遇のたとえ - 火の付いたよう
【ひのついたよう】 あわただしいさま。大声で泣き叫ぶさま。 - 火の消えたよう
【ひのきえたよう】 急に活気がなくなり、寂しくなること。 - 火の無い所に煙は立たぬ
【ひのないところにけむりはたたぬ】 うわさが立つからには、必ず何らかの根拠があるはずだということ - 火を以て火を救う
【ひをもってひをすくう】 害を除こうとして、かえって害を大きくしてしまうたとえ。 - 火を吹く力も無い
【ひをふくちからもない】 かまどの下の火を吹きたてる力もなでないほど、ひどく貧乏なこと。
- 火を見たら火事と思え
【ひをみたらかじとおもえ】 少しの火を見ても火事になるかも知れないと思って用心せよという教訓。 - 火を見るよりも明らか
【ひをみるよりもあきらか】 きわめて明らかで、疑いを入れる余地がない。 - 火中の栗を拾う
【かちゅうのくりをひろう】 他人の利益のために危険を冒すたとえ。 - 火事と喧嘩は江戸の花
【かじとけんかはえどのはな】 江戸は火事が多く、火消しの働きぶりがはなばなしかったことと、江戸っ子は気が短いため派手な喧嘩が多かったことが江戸の名物だったということ。 - 火事場の馬鹿力
【かじばのばかぢから】 危機が差し迫った状況で、普段なら考えられないようなすごい力を発揮するということ。 - 火傷火に懲りず
【やけどひにこりず】 過去の失敗にも懲りず、同じような事を繰り返すこと。 - 火花を散らす
【ひばなをちらす】 互いに激しく争う。 - 灯火消えんとして光を増す
【ともしびきえんとしてひかりをます】 灯火が消えようとする直前が明るくなることから、滅亡の直前に一時的に勢いを盛り返すことのたとえ。 - 烈火の如く
【れっかのごとく】 非常に激しいさま。非常に激しく怒るさま。 - 焼け木杭に火が付く
【やけぼっくいにひがつく】 以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。 - 焼面火に懲りず
【やけづらひにこりず】 過去の失敗にも懲りず、同じような事を繰り返すこと。 - 熱火を子に払う
【あつびをこにはらう】 火災で炎に襲われた時に、自分の所へ飛んでくる火の粉を最愛のわが子の方へ火を払ってでも逃れようとする。危急の際に現れる人間の利己心の醜さのこと。 - 燃え杭には火がつきやすい
【もえぐいにはひがつきやすい】 以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。 - 爪に火を点す
【つめにひをともす】 非常に貧しい生活をしていること。 - 目から火が出る
【めからひがでる】 頭を強く打ったときに光が飛び散る感じがすることをいう。 - 眉に火がつく
【まゆにひがつく】 危険な事態が差し迫っていること。 - 砲火を交える
【ほうかをまじえる】 互いに発砲し合うこと。 - 竹屋の火事
【たけやのかじ】 竹が焼けると、はじけてぽんぽん音を出すところから怒ってやかましく言うこと。 - 脛から火を取る
【すねからひをとる】 火をつける火打ちの道具がないほど貧困なこと。 - 臆病の自火に責めらる
【おくびょうのじかにせめらる】 臆病者が、おびえなくてもいいことにまでおびえて、苦しむことのたとえ。 - 舌端火を吐く
【ぜったんひをはく】 鋭く論じたてるさま。 - 薪を抱きて火を救う
【たきぎをいだきてひをすくう】 害を除こうとして、かえってその害を大きくすること。 - 言言火を吐く
【げんげんひをはく】 言葉の一つ一つに勢いがあること。 - 足元に火がつく
【あしもとにひがつく】 危険が迫っていること。 - 近火で手を焙る
【ちかびでてをあぶる】 手近なもので間に合わせることから、目先の利益のみを追いかけること。 - 遠くの火事より背中の灸
【とおくのかじよりせなかのきゅう】 遠くの大事件よりも、自分の身にふりかかる小事のほうが痛切に感じることのたとえのこと。 - 遠水は近火を救わず
【えんすいはきんかをすくわず】 遠くにある水は火を消す役に立たないことから、遠くのものは急ぎの役に立たないことのたとえ。 - 金時の火事見舞い
【きんときのかじみまい】 飲酒などで真っ赤になった顔のこと。 - 闇夜の灯火
【やみよのともしび】 困りきっているときに、頼りになるものにめぐりあうこと。 - 雪隠の火事
【せっちんのかじ】 やけくそを洒落て言う語。雪隠=便所 - 面から火が出る
【つらからひがでる】 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。 - 顔から火が出る
【かおからひがでる】 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。 - 飛んで火に入る夏の虫
【とんでひにいるなつのむし】 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。
『火』を使った四字熟語 一覧
- 三界火宅
【さんがいのかたく】 災いに満ちた境遇のこと。様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 - 三車火宅
【さんしゃかたく】 仏教で、方便の三乗。三つの乗り物を捨てて真実の一乗に導くたとえ。 - 刀耕火種
【とうこうかしゅ】 山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。 - 抱薪救火
【ほうしんきゅうか】 害悪を取り除こうとして、かえってそれを助長すること。 - 敲氷求火
【こうひょうきゅうか】 間違った方法では目的を達成できないこと。 - 敲氷索火
【こうひょうさくか】 間違った方法では目的を達成できないこと。 - 星火燎原
【せいかりょうげん】 小さな事を見逃しておくとあとで大変なことになるたとえ。 - 水火無情
【すいかむじょう】 水害や火事など天災の恐ろしさを言ったことば。 - 活火激発
【かっかげきはつ】 すさまじい炎が激しく起こること。 - 火上注油
【かじょうちゅうゆ】 火に油をそそぎ、事態をますます悪化させること。 - 火上澆油
【かじょうぎょうゆ】 火に油をそそぎ、事態をますます悪化させること。 - 火中取栗
【かちゅうしゅりつ】 他人の利益のために冒険を冒して馬鹿な目に合うこと。 - 火宅之境
【かたくのさかい】 災いに満ちた境遇のこと。様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 - 火宅之門
【かたくのもん】 災いに満ちた境遇のこと。様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 - 火樹銀花
【かじゅぎんか】 夜景のこと。灯火や花火の光が盛んにきらめく事。 - 火牛之計
【かぎゅうのけい】 牛の尾に火の付いた草を結んで闇夜を敵に向かって走らせる戦術。 - 燎原之火
【りょうげんのひ】 大変な勢いで広がっていくさま。 - 白荼赤火
【はくとせきか】 戦場全体に軍隊を展開すること。 - 篝火狐鳴
【こうかこめい】 皆を惑わすこと。 - 膏火自煎
【こうかじせん】 中途半端な自分の才能によって、禍を招く事。 - 薪尽火滅
【しんじんかめつ】 人が亡くなること。 - 負薪救火
【ふしんきゅうか】 害悪を取り除こうとして、かえってそれを助長すること。 - 遠水近火
【えんすいきんか】 遠い所にあるものは急場の役には立たないこと。 - 隔岸観火
【かくがんかんか】 向こう岸から火事を見るように何も手助けをしてくれないこと。 - 電光石火
【でんこうせっか】 動作が非常にすばやいこと。 - 風前灯火
【ふうぜんのともしび】 危険に直面していて、今にも命がつき果ててしまうような運命にあること。 - 風林火山
【ふうりんかざん】 何事に対処するにも時期、情勢に応じて敏速に行動すること。
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