『火』の付く四字熟語・四文字以上の言葉
- 火焼地蔵
【ほやけじぞう】 やけどの治癒や火伏せに御利益(ごりやく)があるという地蔵。 - 火神鳴り
【ひがみなり】 火災を起こす雷。 - 燎原の火
【りょうげんのひ】 野原を焼く火のことで、勢いが盛んで止められないもののたとえ。 - 薄手火蛾
【うすたびが】 ヤママユガ科のガ。 - 三界火宅
【さんがいのかたく】 災いに満ちた境遇のこと。様々な苦悩に溢れている世の中をたとえていう。 - 三車火宅
【さんしゃかたく】 仏教で、方便の三乗。三つの乗り物を捨てて真実の一乗に導くたとえ。 - 敲氷索火
【こうひょうさくか】 間違った方法では目的を達成できないこと。 - 星火燎原
【せいかりょうげん】 小さな事を見逃しておくとあとで大変なことになるたとえ。 - 水火無情
【すいかむじょう】 水害や火事など天災の恐ろしさを言ったことば。 - 活火激発
【かっかげきはつ】 すさまじい炎が激しく起こること。 - 燎原之火
【りょうげんのひ】 大変な勢いで広がっていくさま。 - 篝火狐鳴
【こうかこめい】 皆を惑わすこと。 - 膏火自煎
【こうかじせん】 中途半端な自分の才能によって、禍を招く事。 - 電光石火
【でんこうせっか】 動作が非常にすばやいこと。 - 風林火山
【ふうりんかざん】 何事に対処するにも時期、情勢に応じて敏速に行動すること。武田信玄の軍旗に書かれた句「疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し」の略。
『火』の付くことわざ
- 口火を切る
【くちびをきる】 物事のきっかけをつくること。 - 命は風前の灯の如し
【いのちはふうぜんのともしびのごとし】 人の命や物事の危険が迫っていることのたとえ。また、人生のはかないことのたと。 - 心頭を滅却すれば火も亦涼し
【しんとうをめっきゃくすればひもまたすずし】 心の持ち方ひとつで、火も熱くは感じなくなる。いかなる苦痛も苦痛とは感じられなくなること。 - 悪業の猛火
【あくごうのみょうか】 悪事の報いが大きいことを、激しい火の勢いにたとえたもの。 - 水火も辞さない
【すいかもじさない】 どんな苦痛や危険もいとわず、事をやり抜くたとえ。 水火=水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。 - 水火を踏む
【すいかをふむ】 非常に苦しい状況にあること。また、危険をおかすこと。水火=水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。 - 火に入る虫
【ひにいるむし】 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。 「飛んで火に入る夏の虫」の略。 - 火に油を注ぐ
【ひにあぶらをそそぐ】 勢いの盛んなものにさらに勢いを加えるようなことをすること。 - 火の中水の底
【ひのなかみずのそこ】 ひどい苦しみや困難な境遇のたとえ。 - 火の無い所に煙は立たぬ
【ひのないところにけむりはたたぬ】 うわさが立つからには、必ず何らかの根拠があるはずだということ - 火を以て火を救う
【ひをもってひをすくう】 害を除こうとして、かえって害を大きくしてしまうたとえ。 - 火事場の馬鹿力
【かじばのばかぢから】 危機が差し迫った状況で、普段なら考えられないようなすごい力を発揮するということ。 - 烈火の如く
【れっかのごとく】 非常に激しいさま。非常に激しく怒るさま。 - 砲火を交える
【ほうかをまじえる】 互いに発砲し合うこと。 - 舌端火を吐く
【ぜったんひをはく】 鋭く論じたてるさま。 - 言言火を吐く
【げんげんひをはく】 言葉の一つ一つに勢いがあること。 - 闇夜の灯火
【やみよのともしび】 困りきっているときに、頼りになるものにめぐりあうこと。 - 飛んで火に入る夏の虫
【とんでひにいるなつのむし】 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。
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