- 百聞は一見に如かず
人から何度も聞くより、一回でも見る方がよくわかるということ。 - 百里を行くものは九十里を半ばとす
何事も終わりの方ほど困難なので、最後まで気を抜かないということ。 - 浮世は心次第
この世は楽しいと思えば楽しく、苦しいと思えば苦しい。心の持ちようである。 - 歩く足には棒にあたる
表に出て活動すると善い事にも悪い事にもあうが、家の中にいたのでは、無事な代わりに何の生き甲斐も生まれて来ないということ。 - 名人は人を謗らず
【めいじんはひとをそしらず】
名人ともなると、人を妬んだりする必要がないので、他人を批判することはしない。 - 命に過ぎたる宝なし
生命ほど大切な宝はない。 - 明日のことは明日案じよ
将来のことを考えるよりは、現在を充実させることが大切であるということ。 - 明日の百より今日の五十
未来のあてにならないものに期待するより、たとえ少なくても今の確実なものの方がよいということ。 - 明日は明日の風が吹く
先のことまで考えず成り行きに身を任せて生きるということ。 - 勿怪の幸い
【もっけのさいわい】
思いがけないような幸運が舞い込んでくること。 - 幽霊の正体見たり枯れ尾花
【ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな】
実体を確かめてみると案外、平凡なものであるということ。 - 有卦に入る
【うけにはいる】
幸運にめぐりあってよいことが続くこと。 - 有終の美を飾る
立派にやり遂げることで価値あるものにすること。 - 雄弁は銀 沈黙は金
上手に話すことは大切だが、いつどのように沈黙しているべきか心得るのはさらに大切である。 - 与えるは受けるより幸いなり
人から恩恵を受けるよりも人に恩恵を与えることのできる人の方が幸せである。 - 用心は勇気の大半なり
【ようじんはゆうきのたいはんなり】
勇気のある者こそ用心して事に当たるものであるということ。 - 利は天より来たらず
利益は天から降ってくるものではなく、自らが努力して得るしかない。 - 李下に冠を正さず
他人から疑いを受けやすい行為は、しないほうがよいたとえ。 - 理に負けて非に勝て
理屈で言い負かされても、実質的に勝てばよい。 - 立つ鳥跡を濁さず
名誉な汚点を残したり、残る人に迷惑がかかったりしないようにしてそこを去るということ。 - 旅は道連れ世は情け
旅行をする時は道連れのあるのが楽しく、世の中を渡るには互いに思いやっていけば、楽して暮らせる。 - 良い花は後から
何事においても優れたものは時間をかけなければできない。 - 和を以て貴しとなす
人々が仲良く調和してくいくことが良いということ。 - 艱難汝を玉にす
【かんなんなんじをたまにす】
人間は苦労を経験して、初めて立派な人物になることができる。 - 驕る平家は久しからず
【おごるものひさしからず】
得意になって、たかぶっている者は長く栄えず、花がしぼむようにほどなく衰えてしまうこと。
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