- 石橋を叩いて渡る
【いしばしをたたいてわたる】
慎重に物事を進めること。 - 千万人と雖も吾往かん
【せんまんにんといえどもわれゆかん】
千万人の敵に対しても恐れることなく向かっていくこと。 - 千里の堤も蟻の穴から
【せんりのつつみもありのあなから】
わずかな油断で大事を引き起こすというたとえ。 - 千里の道も一歩から
【せんりのみちもいっぽから】
どんなに大きな事も手近なところから始めることのたとえ。 - 浅い川も深く渡れ
浅い川でも深い川と同じように用心して渡れということ。 - 善は急げ
【ぜんはいそげ】
よいことはためらわずすぐに行えということ。 - 早起きは三文の徳
【はやおきはさんもんのとく】
早く起きると良いことがある。 - 足るを知るものは富む
【たるをしるものはとむ】
現状に満足している者は、貧しくても心は豊かであり幸福であることをいう。 - 袖振り合うも他生の縁
袖が触れ合うささやかな出会いであってもそえは偶然ではなくめぐりあわせなので、どんな出会いも大切にということ。 - 損して得取れ
一時的には損をしても、将来大きな利益になって返ってくるように考えよということ。 - 他山の石
他人の誤った行いや言葉も自分の行いの参考になる。 - 待てば海路の日和あり
【まてばかいろのひよりあり】
今は思うようにいかなくても、じっと待っていれば好機がめぐってくる。 - 大は小を兼ねる
大きいものは、小さいものの役目もすることができる。 - 大勇は勇ならず
【たいゆうはゆうならず】
本当に勇気のある人は、些細なことで争ったりしないので、一見勇気がないように見えるということ。 - 鷹は飢えても穂を摘まず
高潔な人は、どんなに生活に窮しても不正なことには手を出さないことをいう。 - 短気は損気
辛抱できずに怒ったり事を急いだりすること結局は自分が損をすることになるということ。 - 断じて行なえば鬼神も之を避く
【だんじておこなえばきしんもこれをさく】
固い決意をもって行えば、何者も妨げることはできないこと。 - 地獄で仏
【じごくでほとけ】
厳しい状況のときに、思いがけない助けにあったうれしさのたとえ。 - 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり
【あしたにみちをきかばゆうべにしすともかなり】
朝に真理を悟ることができれば、その晩に死んでも心残りはないということ。 - 追い風に帆を上げる
【おいかぜにほをあげる】
勢いに乗じて、得意とすることに力を発揮すること。 - 諦めは心の養生
失敗や不運をくよくよと考えるよりは、きっぱりと諦めたほうが心の健康によいとうこと。 - 鉄は熱いうちに打て
【てつはあついうちにうて】
柔軟性のある若いうちに鍛えるべきであるということ。 - 天は自ら助くる者を助く
他人を当てにせずに自立して努力する者には天の助けがあり、幸福がやってくる。 - 天上天下唯我独尊
【てんじょうてんげゆいがどくそん】
どんな人もかけがえがなく大切な存在だということ。 - 転がる石には苔が生えぬ
【ころがるいしにはこけがはえぬ】
よく働く人が生き生きしていることのたとえ。 - 転ばぬ先の杖
【ころばぬさきのつえ】
失敗しないように、前もって準備しておくということ。 - 徒花に実は生らぬ
【あだばなにみはならぬ】
見かけがよくても中身が伴わなければよい成果が得られないということ。 - 渡りに船
【わたりにふね】
困っているときにちょうどよく助けてくれる人や環境に恵まれること。 - 怒りは敵と思え
怒ることで冷静な判断ができなくなることがある。怒りで我を忘れるなということ。 - 冬来たりなば春遠からじ
【ふゆきたりなばはるとおからじ】
困っているときに、望んでいるものが、ちょうど都合よく与えられるのこと。 - 当たって砕けろ
【あたってくだけろ】
成功するかどうかわからなくても、思い切って実行してみろということ。 - 得手に帆を揚げる
【えてにほをあげる】
好機が訪れた時、それを逃さず調子に乗るということ。 - 念には念を入れよ
【ねんにはねんをいれよ】
注意した上にも、さらに注意せよということ。 - 能ある鷹は爪を隠す
本当の実力者は、能力を見せびらかしたりしないということ。 - 馬には乗ってみよ人には添うてみよ
何事も経験してみなくては本当のところはわからないということ。 - 馬に乗るまでは牛に乗れ
【うまにのるまではうしにのれ】
高い地位につくためには、ひとまず低い地位で力をつけよということ。 - 杯中の蛇影
【はいちゅうのだえい】
疑う気持ちが強くなると、つまらないことでも過剰に気になってしまうことのたとえ。 - 背水の陣
【はいすいのじん】
決死の覚悟で戦いにいどむこと。 - 反省すれども後悔せず
起きてしまったことを悩むのではなく、同じ過ちを繰り返さないようにすること。 - 備えあれば憂いなし
【そなえあればうれいなし】
十分な準備をしておけば、いざというときにも何も心配がいらないということ。
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