同じ漢字でも色々な読み方がありますが、熟語の場合も同様で、違う読み方をする熟語というのがあります。2種類の読み方をする二字熟語は結構ありますが、3種類の読み方をする二字熟語は非常に少ないようです。ここでは、この3種類:の読み方をする2文字熟語を集めて一覧にまとめました。
2種類の読み方をする熟語をお探しの方はこちらをどうぞ。
『熟字訓・当て字』全3030種一覧表
読み方が3つ以上ある2文字の熟語 一覧
最中
- さなか:動作が進んでいて、まだ終わっていない時。
- もなか:和菓子の名。まんなか。
- さいちゅう:動作や状態が現在進行していること。
上手
- じょうず:ある物事をする技術がすぐれていること。
- かみて:舞台の向かって右の方。上座の方。川の上流の方。
- うわて:更にすぐれていること。土地の高い方や風上など。
下手
- へた:ある物事をする技術が巧みでないこと。まずいこと。
- しもて:下座の方。舞台に向かって左の方。
- したて:下の方。地位・能力が低いこと。
南風
- みなみかぜ:南から吹いて来る風。
- なんぷう:南から吹いて来る風。
- はえ:南から吹いて来る風。
東風
- ひがしかえ:東から吹いてくる風。
- とうふう:東から吹いてくる風。
- こち:東から吹いてくる風。
- あゆ:東の風。
西風
- にしかぜ:西から吹いてくる風。
- せいふう:西から吹いてくる風。
- ならい:地名や人名などの名称。
北風
- きたかぜ:北から吹いてくる風。
- ほくふう:北から吹いてくる風。
- きた:俳句での表現
小豆
- あずき:まめ科の一年生植物。
- しょうず:アズキの別名。
- しょうど:地名。小豆島(しょうどしま)
水面
- みなも:水の表面。
- すいめん:水の表面。
- みのも:水の表面。みなもの古風な読み方。
母子
- ははこ:母と子。
- ぼし:母と子。
- ほうこ:ハハコグサの別名。
木工
- もっこう:木で物を作ること。大工。
- もく:木を使って建物や物をつくる人。大工。
- こだくみ:木材で家具・建具などをつくる人。大工
上下
- うえした:上と下。さかさま。
- かみしも:上と下。上位と下位。
- じょうげ:うえとした。かみとしも。あがりさがり。のぼりくだり。
- じょうか:上級と下級、上院と下院。
- しょうか:身分の高い人と低い人。かみとしも。
黒子
- くろこ:演技や舞台進行の介添えをする人。
- こくし:ほくろのこと。
- ほくろ:皮膚ににある、点のような黒い斑紋(はんもん)。
白子
- しらこ:雄の魚の腹にある、白い塊状の精巣。
- しろこ:しらこのこと。
- しらす:いわし・にしん・うなぎなどの稚魚。
乳母
- うば:母に代わって、子に乳をやり、育てる女性。
- おんば:うばのこと。
- めのと:うばのこと。
- ちうば:うばのこと。
- ちおも:うばのこと。
- にゅうぼ:うばのこと。
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