- 火を見たら火事と思え
【ひをみたらかじとおもえ】 少しの火を見ても火事になるかも知れないと思って用心せよという教訓。 - 火を見るよりも明らか
【ひをみるよりもあきらか】 きわめて明らかで、疑いを入れる余地がない。 - 火中の栗を拾う
【かちゅうのくりをひろう】 他人の利益のために危険を冒すたとえ。 - 火事と喧嘩は江戸の花
【かじとけんかはえどのはな】 江戸は火事が多く、火消しの働きぶりがはなばなしかったことと、江戸っ子は気が短いため派手な喧嘩が多かったことが江戸の名物だったということ。 - 火事場の馬鹿力
【かじばのばかぢから】 危機が差し迫った状況で、普段なら考えられないようなすごい力を発揮するということ。 - 火傷火に懲りず
【やけどひにこりず】 過去の失敗にも懲りず、同じような事を繰り返すこと。 - 火花を散らす
【ひばなをちらす】 互いに激しく争う。 - 灯火消えんとして光を増す
【ともしびきえんとしてひかりをます】 灯火が消えようとする直前が明るくなることから、滅亡の直前に一時的に勢いを盛り返すことのたとえ。 - 烈火の如く
【れっかのごとく】 非常に激しいさま。非常に激しく怒るさま。 - 焼け木杭に火が付く
【やけぼっくいにひがつく】 以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。 - 焼面火に懲りず
【やけづらひにこりず】 過去の失敗にも懲りず、同じような事を繰り返すこと。 - 熱火を子に払う
【あつびをこにはらう】 火災で炎に襲われた時に、自分の所へ飛んでくる火の粉を最愛のわが子の方へ火を払ってでも逃れようとする。危急の際に現れる人間の利己心の醜さのこと。 - 燃え杭には火がつきやすい
【もえぐいにはひがつきやすい】 以前に関係のあった者どうしが、再びもとの関係に戻ることのたとえ。 - 爪に火を点す
【つめにひをともす】 非常に貧しい生活をしていること。 - 目から火が出る
【めからひがでる】 頭を強く打ったときに光が飛び散る感じがすることをいう。 - 眉に火がつく
【まゆにひがつく】 危険な事態が差し迫っていること。 - 砲火を交える
【ほうかをまじえる】 互いに発砲し合うこと。 - 竹屋の火事
【たけやのかじ】 竹が焼けると、はじけてぽんぽん音を出すところから怒ってやかましく言うこと。 - 脛から火を取る
【すねからひをとる】 火をつける火打ちの道具がないほど貧困なこと。 - 臆病の自火に責めらる
【おくびょうのじかにせめらる】 臆病者が、おびえなくてもいいことにまでおびえて、苦しむことのたとえ。 - 舌端火を吐く
【ぜったんひをはく】 鋭く論じたてるさま。 - 薪を抱きて火を救う
【たきぎをいだきてひをすくう】 害を除こうとして、かえってその害を大きくすること。 - 言言火を吐く
【げんげんひをはく】 言葉の一つ一つに勢いがあること。 - 足元に火がつく
【あしもとにひがつく】 危険が迫っていること。 - 近火で手を焙る
【ちかびでてをあぶる】 手近なもので間に合わせることから、目先の利益のみを追いかけること。 - 遠くの火事より背中の灸
【とおくのかじよりせなかのきゅう】 遠くの大事件よりも、自分の身にふりかかる小事のほうが痛切に感じることのたとえのこと。 - 遠水は近火を救わず
【えんすいはきんかをすくわず】 遠くにある水は火を消す役に立たないことから、遠くのものは急ぎの役に立たないことのたとえ。 - 金時の火事見舞い
【きんときのかじみまい】 飲酒などで真っ赤になった顔のこと。 - 闇夜の灯火
【やみよのともしび】 困りきっているときに、頼りになるものにめぐりあうこと。 - 雪隠の火事
【せっちんのかじ】 やけくそを洒落て言う語。雪隠=便所 - 面から火が出る
【つらからひがでる】 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。 - 顔から火が出る
【かおからひがでる】 恥ずかしくて顔が真っ赤になること。 - 飛んで火に入る夏の虫
【とんでひにいるなつのむし】 自分から進んで災いの中に飛び込むことのたとえ。
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