夜と炎の象徴語 – 多言語
- Flickering flame — フリカリング・フレイム|英語
ゆらめく炎。
風や呼吸で揺れる炎の不安定さが、夜の緊張感とよく噛み合います。 - Smoldering embers — スモルダリング・エンバーズ|英語
くすぶる残り火。
消えきらない熱と、煙を含む静かな火勢を表すのに向きます。 - Glowing embers — グロウイング・エンバーズ|英語
赤く光る燃えさし。
闇の中で点のように生き残る光として、終盤の余韻を作れます。 - Glow through the dark — グロウ・スルー・ザ・ダーク|英語
闇を通して見える光。
見通しの悪い夜に「光だけが届く」感覚を、動きのある言い方で出せます。 - Cold fire — コールド・ファイア|英語
冷たい炎(矛盾を抱えた火)。
文学的な言い回しとして知られ、情熱と虚無の同居などを象徴できます。 - Faint glow — フェイント・グロウ|英語
かすかな光。
目を凝らしてようやく分かる程度の光で、余韻のある夜の描写に向きます。 - Dim glow — ディム・グロウ|英語
ほの暗い光。
明るさを抑えた光で、残り火や遠い灯りの「弱さ」を自然に表せます。 - Ghostly glow — ゴーストリー・グロウ|英語
幽霊めいた淡い光。
霧や夜気の中で不自然に浮く光の気配を、静かに強調できます。 - Eerie glow — イアリー・グロウ|英語
不気味な光。
闇の中で「怖さ」と「美しさ」が同居する光を、短い語で言い切れます。 - Lux in tenebris — ルクス・イン・テネブリス|ラテン語
闇の中の光。
新約聖書(ヨハネ福音書)に見られる定型表現で、暗闇の中に立ち現れる光を象徴します。夜に灯る炎の比喩としても広く用いられます。 - Ignis nocturnus — イグニス・ノクトゥルヌス|ラテン語
夜の火。
ignis(火)に形容詞 nocturnus(夜の)を添えた自然な表現です。夜間に燃える火、または夜を象徴する炎を静かに示します。 - Nocturna lux — ノクトゥルナ・ルクス|ラテン語
夜の光。
古代の賛歌や宗教詩に見られる語で、旅人を導く灯りや、闇に寄り添う光を意味します。炎だけでなく、夜の灯火全般を包み込む表現です。 - Ignis in tenebris — イグニス・イン・テネブリス|ラテン語
闇の中の火。
前置詞 in を伴うことで、「闇の中に存在する火」という空間的な関係が明確になります。隠された炎、秘められた意志の象徴として使いやすい語です。 - Ignis tacitus — イグニス・タキトゥス|ラテン語
沈黙の火。
詩文中で確認される表現で、音もなく広がる火、あるいは内側に秘めた熱を思わせます。夜の静けさとよく重なります。 - Fulgur noctis — フルグル・ノクティス|ラテン語
夜のきらめき。
本来は稲光を指す語ですが、夜空に一瞬走る強い光として、炎的な比喩にも転用されます。瞬間性と鋭さが印象に残ります。 - Ignis in caligine — イグニス・イン・カリギネ|ラテン語
霧の中の火。
caligo(霧・靄・暗がり)を用いた表現で、視界の悪い夜に揺らぐ炎を思わせます。幻想的な夜景描写に向いた語です。 - πῦρ νυκτός — ピュル・ニュクトス|古代ギリシャ語
夜の火。
πυρ(火)と νυκτός(夜の)から成る表現で、後代ギリシャ語文献にも見られます。簡潔ながら神話的な余韻を持ちます。 - πῦρ σκότου — ピュル・スコトゥ|古代ギリシャ語
闇の火。
σκότος(闇)の属格を用いた正しい形です。暗さの中で存在感を放つ火を表し、深みのある象徴表現として使えます。 - φῶς ἐν σκότει — フォース・エン・スコトイ|古代ギリシャ語
闇の中の光。
新約聖書ギリシャ語原文に見られる表現で、闇に抗する光を意味します。夜に灯る炎の精神的・象徴的側面と強く結びつきます。

コメント