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恋の短歌 70首 一覧 – 口語訳付き|切ない恋、忍ぶ恋、片思いなど

恋の短歌 70首 一覧 - 口語訳付き|切ない恋、忍ぶ恋、片思いなど 美しい言葉
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切ない恋、忍ぶ恋、片思い、失恋など、恋に関する和歌・短歌を万葉集、古今和歌集、百人一首などから集めて一覧にしました。

恋や愛に対する気持ちは昔も今も変わってないのかもしれません。 ここでは昔の人達が恋する気持ちを綴った短歌・和歌を紹介していきます。 口語訳付きですので、どんな気持ちを綴った歌なのかがわかりやすいと思います。

 

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恋の短歌(和歌)60首

 

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

【作者】小野小町
【意味】苦しい恋に疲れたら、すこしでも寝ればいい、夢で逢えるかもしれないし、夢に見なければ気楽だ。

 

思いつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば さめざらましを

【作者】小野小町・古今和歌集
【意味】恋しい方を思いながら寝たので、夢にあの方が現れたのだろうか。もし夢とわかっていたなら夢から覚めなかったろうに。

 

いとせめて 恋しき時は むば玉の 夜の衣を かへしてぞきる

【作者】小野小町・古今和歌集
【意味】恋しくてたまらない時は、夢で会えるように夜着を裏返して寝よう。

 

うたたねに 恋しき人を みてしより 夢てふものは 頼みそめてき

【作者】小野小町・古今和歌集
【意味】うたた寝で恋しい方の夢を見てからというもの、夢を頼りにしてみようと思うようになりました。

 

ほととぎす鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな

【作者】読人知らず・万葉集
【意味】ホトトギスが鳴く五月に咲く菖蒲草のように、理屈では割り切れない恋をしています。

 

思へども なほぞあやしき 逢ふことの なかりし昔 いかでへつらむ

【作者】村上天皇・斎宮女御集
【意味】あの方を恋しく思っていると、あの方に逢う前はどんな気持ちで過ごしていたのか不思議に思う。

 

明けぬれば 暮るるものとは知りながら なほうらめしき 朝ぼらけかな

【作者】藤原道信朝臣
【意味】夜が明ければ、また暮れて貴方に会えるとしりながら、それでも、貴方と別れなければならない夜明けは、どうしても恨めしく思ってしまう。

 

やすらはで寝なましものをさ夜ふけて 傾ぶくまでの月をみしかな

【作者】赤染衛門(あかぞめえもん)・後拾遺和歌集
【意味】もう あの方が来ないと諦めて寝てしまえば良かったのに、夜が更け月が西の空に傾く明け方まで、月をながめておりました。

 

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆへに みだれそめにし 我ならなくに

【作者】河原左大臣
【意味】陸奥の国の「しのぶもじずり」で作られる模様のように、私の心は乱れています。こうなったのはあなたのせいなのですよ。

 

みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ

【作者】藤原兼輔
【意味】みかの原を分けて流れる泉川。その”いつ”ではないけれど、 いったいいつ逢ったといって、こんなに恋しいのだろうか。(一度も逢ったことがないのに)

ゆふぐれは雲のはたてにものぞ思ふ 天つ空なる人を恋ふとて

【作者】読人知らず・万葉集
【意味】夕暮れになると雲を眺めては、物思いにふけています。あの空のように手の届かぬところにいる恋人を思って。

 

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

【作者】中納言朝忠
【意味】もしあの人と愛し合うことがなかったなら、あの人のつれな さも、我が身の辛い運命も恨むことはしないのに。

 

嘆きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

【作者】右大将道綱母
【意味】あなたが来てくれないことを嘆きながら、ひとりで寝て夜が明けるまでの時間が、どんなに長いものか、あなたはご存じでしょうか。

 

笹の葉は み山もさやにさやげども 我は妹思ふ別れ来ぬれば

ささのはは みやまもさやに さやげども われはいもおもふ わかれきぬれば

【作者】柿本人麻呂
【意味】笹の葉は、この山にさやさやと風に吹かれているけれど、私は別れてきてしまった妻のことを一筋に思っています。

 

音に聞く 髙師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ

【作者】祐子内親王家紀伊
【意味】うわさに高い高師の浜の波のように、浮気者のあなたの言葉は、心にかけずにおきましょう。うっかり心にかけたら、後で涙にくれて袖を濡らしまいそうなので。

 

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

【作者】崇徳院
【意味】川瀬の流れが早いので、岩にせきとめられた急流が、分かれてたのちにはまたひとつになるように、今は恋しい人と別れても、再び必ず逢おうと思う。

 

我が恋にくらぶの山のさくら花 まなく散るとも数はまさらじ

わがこひに くらぶのやまの さくらばな まなくちるとも かずはまさらじ

【作者】坂上是則
【意味】私の恋にくらぶの山の桜の花を較べれば、絶えず散っている花の数は、私があの人を恋しく思う回数には勝るまい。

 

玉の緒よ 絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする

【作者】式子内親王
【意味】私の命よ、絶えるなら絶えてしまえ。このまま生きていたら、忍ぶ力が弱まって、この思いを打ち明けてしまいそうになるから。

 

足引きの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかもねむ

【作者】柿本人麻呂
【意味】山鳥の長い尾のように長い秋の夜。私は恋しい人と離れて、一人寂しく寝ることであろうか。

 

あしひきの山路越えむとする君を 心に持ちて安けくもなし

【作者】狭野弟上娘子・万葉集
【意味】あなたがつらい山道を越えていると思うと、私も気が気でありません。

 

さつきまつ花橘の香をかげば 昔の人の袖の香ぞする

【作者】読人知らず・万葉集
【意味】五月の橘の花の香りに、昔の恋人の衣の香を思い出します。

 

いにしへになほ立ちかへる心かな 恋ひしきことにもの忘れせで

いにしへに なほたちかへる こころかな こひしきことに ものわすれせで

【作者】紀貫之・古今集
【意味】戻れないとはわかっていても、それでもなお、昔に立ち返ってしまうこの心。恋しいことというのはわすれないものだ。

 

色もなき心を人にそめしより うつろはむとは思ほえなくに

いろもなき こころをひとに そめしより うつろはむとは おもほへなくに

【作者】紀貫之・古今集
【意味】色などついていない私の心をあの人で染めたときから、私のこの気持ちの色がうつろうように変わっていくなんて思えない。

 

君恋ふる涙しなくは 唐衣むねのあたりは色燃えなまし

きみこふる なみだしなくは からころも むねのあたりは いろもえなまし

【作者】紀貫之・古今集
【意味】あなたが恋しくて流すこの涙がなければ、唐衣の胸のあたりは赤く燃え上がってしまうでしょう。

 

信濃なる 千曲(ちくま)の さざれ石も 君し踏みてば 玉と拾はむ

【作者】東歌
【意味】信濃の千曲川の小さな石も、あなたが踏んだのなら宝石と思って拾いましょう。

多摩川に さらす手作り さらさらに なにそこの児の ここだかなしき

【作者】東歌
【意味】多摩川にさらしている手作りの布のように、どうしてこの娘がは、こんなにも可愛いのだろうか 。

 

見渡せば 向かつ峰の上の 花にほひ 照りて立てるは 愛しき誰が妻

【作者】大伴家持
【意味】見渡すと、向こうの峯に咲く花のように立っているのは、誰の愛しい妻であろうか。

 

明日香河 淵は瀬になる 世なりとも 思ひそめてむ 人は忘れじ

【作者】よみ人知らず
【意味】飛鳥川の淵が瀬になってしまうように、変わりやすい世の中ですが、愛した人を決して忘れたりはしないでしょう。

 

たちかへり泣けども吾は験(しるし)無み 思ひわぶれて寝る夜しぞ多き

【作者】中臣宅守・万葉集
【意味】何度泣いても甲斐がない、あなたを思って悩む夜が多いのです。

 

君がため 惜しからざりし命さへ 長くもがなと 思ひけるかな

【作者】藤原義孝
【意味】あなたのためなら、命は惜しくないけれどだけれど、今となっては、あなたといつまでも長く一緒にいたいと思うようにりました。

 

色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける

【作者】小野小町
【意味】目に見えずに色あせていくものは、世の中の人の心という花である。

 

われはもや 安見児(やすみこ)得たり 皆人の 得がてにすといふ 安見児得たり

【作者】藤原鎌足
【意味】わたしは安見児を手に入れることができた。人々が皆望んでも決して手に入れることの叶わなかった安見児をわがものとした。

 

忍れど 色に出にけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで

【作者】平兼盛
【意味】そっと忍んできたけれど、顔に出てしまって、「恋でもしているのですか?」と人に聞かれてしまうほどに。

 

結ぶ手の しづくににごる 山の井の あかでも人に 別れぬるかな

【作者】紀貫之
【意味】手ですくった水の滴で濁ってしまう山の井のように、心残りのあるままあの人と別れてしまった。

 

つれづれと 空ぞ見らるる 思ふ人 天降(あまくだ)り来む ものならなくに

【作者】和泉式部
【意味】なんとなく空を眺めている。愛しい人が天から降りてくるわけもないのに。

 

あかねさす紫草野(むらさきの)行き標野(しめの)行き 野守は見ずや君が袖振る

【作者】額田王・万葉集
【意味】あかねさす紫草の咲く野を行き、標野を行きながら、野守が見ているではないだろうか。あなたが私に袖を振るのを。

あしひきの山のしづくに妹待つと 我立ち濡れぬ山のしづくに

【作者】大津皇子(おおつのみこ)・万葉集
【意味】私はあなたを待ち続けて、あしひきの山の雫に濡れてしまった。

 

詫びぬれば 今はた同じ難波なる 身をつくしても逢はむとぞ思ふ

【作者】元吉親王
【意味】こうなったら、何をしても同じこと。難波にある「澪標(みおつくし)」のように、「身を尽くして」でもあなたに逢いたい。

 

忘れじの 行く末までは かたければ 今日をかぎりの 命ともがな

【作者】儀同三司母
【意味】「いつまでも忘れない」と言ったその言葉を、この先も変わらないとは思えません。ですから、そう言ってくれた今日を最後に死んでしまいたいものです。

 

黒髪に白髪交じり老ゆるまで かかる恋にはいまだあはなくに

【作者】大伴坂上郎女・万葉集
【意味】黒髪に白髪が混じって、これほど年寄るまで、こんな恋にはまだ出逢ったことはありませんことよ。

 

我を待つと君がぬれけむあしひきの 山のしづくにならましものを

【作者】石川郎女(いしかわのいらつめ)・万葉集
【意味】私を待っていて濡らした雫ように、私も雫になってあなたに寄り添いたいものです。

 

古りにし嫗にしてやかくばかり 恋に沈まぬ手童(わらは)のごと

【作者】石川郎女・万葉集
【意味】年老いた私があなたに恋をして、まるで子供のように恋にうつつをぬかしています。

 

もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる たまかとぞ思ふ

【作者】和泉式部
【意味】思い悩んでいると、この水辺を飛びかう蛍も、私の体から出た魂かと思ってしまいます。

 

ありつつも君をば待たむうち靡(なび)く わが黒髪に霜の置くまでに

【作者】磐之媛命(いわのひめのみこと)・万葉集
【意味】このまま恋しいあなたを待ちましょう。私の黒髪に霜がおりるまで(白髪になるまで)。

 

秋の田の穂の上霧(き)らふ朝がすみ 何方(いづへ)の方にわが恋ひやまむ

【作者】磐之媛命・万葉集
【意味】秋の朝、稲穂の上に霞がたなびくように、私の恋はあなただけを思ってただよっています。

 

君が行き日長くなりぬ山たづね 迎へか行かむ待ちにか待たむ

【作者】磐之媛命・万葉集
【意味】あなたが私のもとを去って長い日が経ちました。貴方のおられる山奥まで訪ねて行きましょうか、お帰りをひたすら待ちましょうか。

 

かくばかり恋ひつつあらずは高山の 磐根し枕(ま)きて死なましものを

【作者】磐之媛命・万葉集
【意味】恋い慕っている苦しさに耐えるより、高い山の岩を枕にして死んだほうが良いくらいです。

 

我が背子と二人見ませばいくばくか この降る雪の嬉しからまし

【作者】光明皇后(こうみょうこうごう)・万葉集
【意味】夫のあなたと一緒に見れば、この雪景色も嬉しいと思うでしょう。

 

黒髪の みだれもしらず うちふせば まづかきやりし 人ぞ恋しき

【作者】和泉式部
【意味】黒髪が乱れているのに気がつかず横たわっていると初めてこの髪をかき撫でてくれた人が恋しくて仕方がない。

あらざらむ この世のほか 思ひ出に いまひとたびのあふこともがな

【作者】和泉式部
【意味】私はこの世からいなくなります。だからこの世の思い出として、もう一度あなたに会いたい。

 

桐の葉も 踏み分けがたく なりにけり かならず人を 待つとなけれど

【作者】式子内親王
【意味】桐の落葉が積もり、通りにくくなるほどになってしまった。必ずしも、人を待っているというわけではないのですが。

 

君に恋ひ甚(いた)も術なみ楢山の 小松が下に立ち嘆くかも

【作者】笠女郎(かさのいらつめ)・万葉集
【意味】あなたが恋しくてたまらず、楢山の松の木の下に立って嘆き続けました。

 

陸奥の真野の草原遠けども 面影にして見ゆとふものを

【作者】笠女郎・万葉集
【意味】あなたは遠い陸奥の真野の草原ように遠いけれども、面影として私にはありありと見えます。

 

白鳥の飛羽山松の待ちつつぞ わが恋ひわたるこの月のころを

【作者】笠女郎・万葉集
【意味】白鳥の飛ぶ羽山の松のように、あなたに会えるのをずっと待っています。

 

我が命の全けむかぎり忘れめや いや日に異には念ひ益すとも

【作者】笠女郎・万葉集
【意味】私の生命がある限り、貴方のことは忘れません。日に日に思いが増すことはあっても。

 

朝霧のおほに相見し人ゆえに 命死ぬべく恋ひ渡るかも

【作者】笠女郎・万葉集
【意味】朝霧の中でお目にかかったあなたに、私は死にそうなほどの思いで、ずっと恋をし続けています。

 

伊勢の海の磯もとどろに寄する浪 恐(かしこ)き人に恋ひ渡るかも

【作者】笠女郎・万葉集
【意味】伊勢の海に打ち寄せる怒涛のように、そんな身も竦むほどの勿体ないお方に、私はずっと恋し続けています。

 

なにとなく 君に待たるる ここちして 出(い)でし花野の 夕月夜(ゆうづくよ)かな

【作者】与謝野晶子
【意味】何となくあなたが待ってるような気がして、月の美しい夕暮れに、花の咲き乱れる野原にやって来てしまいました。

 

君が行く道のなが路(て)を繰り畳ね 焼きほろぼさむ天の火もがも

【作者】狭野弟上娘子・万葉集
【意味】あなたが行く長い道を引き寄せ、畳んで、焼き尽くす天の火がほしい。

 

小百合さく 小草(おぐさ)がなかに 君まてば 野末にほひて 虹あらはれぬ

【作者】与謝野晶子
【意味】小百合の花が咲いている野原で、あなたを待っていると、野のはて美しく輝いて虹が出てきました。



それとなく 紅き花みな 友にゆづり そむきて泣きて 忘れ草つむ

【作者】山川登美子
【意味】気が付かれないように、華やかな恋を友にゆずって、こらえきれずにひとり泣いています。忘れ草を摘みながら。

 

なかなかに黙(もだ)もあらまし何すとか 相見そめけむ遂げざらまくに

【作者】大伴家持・万葉集
【意味】いっそ黙っていればよかったのを何故に逢いはじめたのだろう。遂げられそうもない愛なのに。

 

薄紙の 火はわが指を すこし灼き 蝶のごとくに 逃れゆきたり

【作者】斎藤史
【意味】薄い紙を燃やした火は、私の指をほんの少し焼き、まるで蝶のように逃げていきました。

 

ヒヤシンス 薄紫に 咲にけり はじめて心 ふるひそめし日

【作者】北原白秋
【意味】ヒヤシンスの花が、薄紫に咲いた。はじめて誰かに心がときめいた日のように。

 

恋ひ恋ひて逢へる時だに うるはしき言尽くしてよ長くと思はば

こひこひて あへるときだに うるはしき ことつくしてよ ながくとおもはば

【作者】大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)・万葉集
【意味】何度も恋いてようやく逢えた時くらいは愛のあることばを聞かせて欲しい。この恋が長く続くようにと思うなら。

 

かくとだに えやはいぶきのさしも草 さしも知らじなもゆる思ひを

【作者】藤原実方
【意味】せめて、こんなに私がお慕いしているとだけでもあなたに言いたいのですが、言えません。「さしも草」のお灸のように、心の中で静かにくすぶり燃えている思いを、君は知らないだろう。

 

思へども験(しるし)もなしと知るものを なにかここだく吾が恋ひ渡る

【作者】大伴坂上郎女・万葉集
【意味】いくら恋しく思っても、何の甲斐もないと知っているのに、どうしてこれ程私はずっと恋し続けているのだろう。

 

夏の野の茂みに咲ける姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものぞ

【作者】大伴坂上郎女・万葉集
【意味】夏の野の繁みにひっそりと咲いている姫百合のように、人に知られない恋は苦しいものだ。

 

筑波嶺の 峰より落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる

【作者】陽成院
【意味】筑波のいただきから流れ落ちてくる男女川(みなのがわ)が、 最初は細々とした流れから次第に水かさを増して深い淵となるように、恋心も次第につのって今では淵のように深くなっている。

 

恋すてふ わが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか

【作者】壬生忠見
【意味】「恋している」という私の噂がもう立ってしまった。誰にも知られずにあなたのことをそっと思い始めたばかりだというのに

 

以上、『恋の和歌 70首一覧 – 口語訳付き』

今とは違い便利な機器や交通網が発達してない時代の人達は、遠くにいる人に会いに行くこともできず、相手を思う気持ちを歌にして詠んでいたわけです。片思い、切ない恋、悲しい恋、忍ぶ恋、ただ待ちわびているというような短歌が多くあったように思います。愛する人を待ちわびている気持ちが伝わってきますね。

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