『天下』の付く言葉を集めて一覧にまとめました。天下には天が覆っている全世界、国全体、世の中、世間などの意味があります。また、実権をにぎって思うままにふるまうことも天下を取ったなどといいます。天下が付く言葉は四字熟語やことわざなどによく使われますが数はそれほど多くないようです。
ここでは、この『天下』の付く熟語・ことわざなどを紹介していきます。
『天下』の付く言葉 一覧
『天下』の付く三字熟語 一覧
熟語 | 意味 | |
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天下一 てんかいち |
この世に比べるものがないこと。 | |
天下芸 てんかげい |
天下に比べるものがないほどの芸。天下一の芸。 | |
天下筋 てんかすじ |
天下を取るといわれる手相。 | |
天下人 てんかびと |
天下を取った人。天下を統一した人。 | |
天下祭 てんかまつり |
山王祭や神田祭のこと。 | |
一天下 いってんか |
国や世の中全体。 | |
嚊天下 かかあでんか |
妻が夫よりも強い権力を持っていること。 | |
四天下 してんげ |
仏教で、海の中にあるという四つの大陸。 | |
満天下 まんてんか |
世の中全体。 |
『天下』の付く四字熟語 一覧
四字熟語 | 意味 | |
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一人天下 ひとりてんか |
抑える人が誰もいなくて、自分が思うままにすること。 | |
弓の天下 ゆみのてんか |
京都三十三間堂の通し矢で、矢数を最も多く射た者の称。 | |
三日天下 みっかてんか |
きわめて短い間だけ権力を握ること。 | |
天下一統 てんかいっとう |
天下を統一すること。 | |
天下統一 てんかとういつ・てんがとういつ |
天下を統一すること。 | |
天下一品 てんかいっぴん |
世の中で比べるものがないほどすぐれていること。 | |
天下御免 てんかごめん |
公然と許されること。 | |
天下国家 てんかこっか |
天下と国家。 | |
天下取り てんかとり |
国の政権を手中におさめること。 | |
天下太平 てんかたいへい |
世の中が平和でよく治まり、穏やかな様子。 | |
天下泰平 てんかたいへい |
世の中が平和でよく治まり、穏やかな様子。 | |
天下茶屋 てんがぢゃや・てんかちゃや |
大阪市西成区の地名。 | |
天下無双 てんかむそう |
天下に並ぶものがないこと。 | |
天下無敵 てんかむてき |
この世にかなうものがいないほど強いこと。 | |
天上天下 てんじょうてんげ |
天地の間。宇宙の間。 | |
百日天下 ひゃくにちてんか |
短い間だけ権力を握ること。 |
『天下』の付くことわざ など 一覧
ことわざ など | 意味 | |
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始馭天下之天皇
御肇国天皇 |
最初に国土を統治した天皇である第1代の神武天皇(始馭天下之天皇)、または第10代の崇神天皇(御肇国天皇)のこと。 | |
天下の台所 てんかのだいどころ |
江戸時代、大坂の異称。 | |
天下三分の計 てんかさんぶんのけい |
国土を三分割して三人で中国を支配する策。 | |
天上天下唯我独尊 てんじょうてんげゆいがどくそん |
我は世界のうちで最もすぐれた者であるという意味。 | |
天下分け目 てんかわけめ |
天下を取るか取られるかの分かれ目。勝負のきまる大事な場面。 | |
治国平天下 ちこくへいてんか |
国をうまく治め、天下を平和にすること。 | |
南面して天下に聴く なんめんしててんかにきく |
王が天下の人民の声を聞き、政治を行うこと。 | |
金は天下の回りもの かねはてんかのまわりもの |
金銭は一つの所にとどまっているものではなく、失ったり、手に入ったりするということ。 | |
天下は回り持ち てんかはまわりもち |
天下を握る人は次々と変わるものだということ。 | |
天下を取る てんかをとる |
国やある分野などで頂点に立つこと。 | |
蟻の一穴天下の破れ ありのいっけつてんかのやぶれ |
ほんのささいなことが原因で、たいへんなことになる。 | |
一葉落ちて天下の秋を知る いちようおちててんかのあきをしる |
わずかな予兆から後の大きな動きを察知すること。 | |
天下の憂いに先立ちて憂い天下の楽しみに後れて楽しむ てんかのうれいにさきだちてうれえてんかのたのしみにおくれてたのしむ |
すぐれた為政者は世の中の人に先立って天下国家のことを心配し、人々が楽しんだあとに楽しむ。 | |
天下は一人の天下にあらず乃ち天下の天下なり てんかはいちにんのてんかにあらずすなわちてんかのてんかなり |
天下は君主誰かのものではなく、天下の人々の共有物である。 | |
天下晴れて てんかはれて |
世間に気がねする必要がなくなること。おおっぴらにできること。 |
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