黄雀風(こうじゃくふう)
5月から6月に吹く南東風
陰暦の5月から6月ごろに南東から吹く風です。初夏の訪れを告げる爽やかな風です。
ながし
九州の5月の南風
5月ごろに九州で吹く南風です。地域特有の気候を感じさせます。
あいの風(あいのかぜ)
日本海側の穏やかな北風
または饗(あい)の風は、夏に日本海側で沖から吹く穏やかな北風です。魚介類や海藻を岸に運びます。
青東風(あおごち)
土用中の東風
土用中に雲一つない青空に吹く東風です。爽やかな季節の風として知られています。
麦の秋風(むぎのあきかぜ)
麦の収穫期に吹く風
または麦嵐(むぎあらし)は、初夏の頃に吹くさわやかな風。麦畑を通り抜ける涼やかな風を感じます。
夕凪(ゆうなぎ)
夕方の海陸風の交替
夕方に海と陸の風が交替する時に現れるなぎです。静かな夕暮れの海辺の風景を感じさせます。
涼風(すずかぜ)
晩夏の涼しい風
または涼風(りょうふう)は、晩夏に吹く涼しい風です。夏の終わりを告げる爽やかな風です。
南風(みなみ)
夏の季節風
夏の季節風です。この風は、暑さと共に夏の訪れを感じさせます。
薫風(くんぷう)・風薫る(かぜかおる)
夏の爽やかな風
夏に青葉を吹き抜ける爽やかな風です。心地よい香りを運び、新緑の季節を感じさせます。
土用あい(どようあい)
夏の土用の涼しい北風
夏の土用に吹く涼しい北風です。暑さを和らげる心地よい風です。
御祭風(ごさい)
伊勢神宮の祭礼に関連する北東風
夏の土用中ばに1週間ほど続けて吹く北東風で、伊勢神宮の陰暦6月16~17日の祭礼に関連しています。
長瀬風(ながせかぜ)
夏の冷たい東南風
夏に東南から吹いてくる冷たい風で、凶作の原因となることがあります。冷たさが夏の暑さを一時的に和らげます。
南西風(はえにし)
南西から吹く風
南西から吹く風です。地域によっては、夏の到来を示す風として知られています。
風死す(かぜしす)
盛夏の無風状態
盛夏のころ、風が完全に止み、耐えられない暑さになることです。静かな中に暑さが厳しい状態を示します。
茅花流し(つばなながし)
5月に吹く南風
茅花(ちがや)の綿毛が飛び散る5月ごろに南から吹く風です。自然の変化を感じさせるこの風は、初夏の風物詩です。
新南風(あらばえ)
梅雨中期の南風
または荒南風(あらばえ)は、梅雨の中ごろに吹く南風です。湿った空気が梅雨の季節を感じさせます。
筍流し(たけのこながし)
夏の南風
夏、タケノコが成長するころに吹く南風です。豊かな自然の象徴として親しまれています。
やませ
北海道や東北地方の冷たい北東風
北海道や東北地方、関東地方で梅雨や夏に吹く冷たい北東風です。この風は、冷害を引き起こすことで知られています。
熱風(ねっぷう)
高温で乾いた風
乾風や炎風とも呼ばれ、夏に吹く高温で乾いた風です。一種のフェーン現象で、暑さをもたらします。
ながしはえ
梅雨時の南風
梅雨の時期に南から吹く風です。
日本の夏を彩る美しい風の名前をご紹介しました。これらの言葉を知ることで、季節の移ろいをより深く感じることができるでしょう。言語学習の一環として、またネーミングアイデアや表現力の向上に役立ててください。自然の美しさを感じながら、豊かな語彙を身につけていきましょう。
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