春の美しい古語・雅語一覧107選|やわらかな季節の言葉

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春の山・水を表す言葉

芽吹く山、ぬるむ水、明るさを増す流れなど、春の自然の息づかいを映す言葉です。

  1. 春の水(はるのみず)
    春になって水かさを増し、明るさとやわらかさを帯びた川や池の水を表します。雪解けや春の雨の気配も感じられる言葉です。
  2. 春水(しゅんすい)
    春の水を漢語調に表した語です。澄んだ響きがあり、詩文にもなじみやすい上品な表現です。
  3. 水温む(みずぬるむ)
    春の日差しを受け、川や池の水がぬるんでくることを表します。目には見えにくい季節の変化を、静かに感じさせる言葉です。
  4. 山笑ふ(やまわらう)
    草木が芽吹き、花が咲きはじめた春の山の明るい様子を表す季語です。山全体がほころぶように見えるところに、この言葉の美しさがあります。

 

春の花・植物を表す言葉

春に芽吹く草木や、咲き満ちては散ってゆく花の気配を映した、やわらかな古語・雅語です。

春の花・植物を表す言葉

  1. 桜(さくら)
    春を代表する花です。咲き満ちる華やかさだけでなく、散り際のはかなさまで含めて愛されてきました。
  2. 花(はな)
    古典では特に桜を指すことが多い言葉です。ひと文字だけで、春そのものの華やぎを思わせます。
  3. 花盛り(はなざかり)
    花がもっとも美しく咲き誇るころをいいます。春の輝きが頂に達したような印象をもつ表現です。
  4. 花時(はなどき)
    花の咲く時節、また花の見頃を表す語です。短く過ぎる春の盛りを静かに感じさせます。
  5. 花の宴(はなのえん)
    花を愛でる席、また花のもとで催される宴をいいます。雅びやかな春の集いを思わせる言葉です。
  6. 花の雲(はなのくも)
    満開の桜が一面に広がるさまを、雲に見立てた表現です。遠くから眺めた春景色の豊かさがにじみます。
  7. 花吹雪(はなふぶき)
    散る桜の花びらが風に舞う様子です。華やかさと別れの気配が重なり合う、春らしい景です。
  8. 花筏(はないかだ)
    散った花びらが水面に連なって流れるさまをいいます。川や池に残る春の余韻が美しく映ります。
  9. 花屑(はなくず)
    散り落ちた花びらを指す、やや古風な語です。盛りを過ぎたあとの静かな情感があります。
  10. 落花(らっか)
    花が散ること、また散った花そのものをいいます。春の終わりへ向かう気配をしみじみと伝えます。
  11. 梅(うめ)
    早春に咲き、凛とした気品を感じさせる花です。古くから和歌や漢詩にも数多く詠まれてきました。
  12. 梅が香(うめがか)
    梅の花の香りを表す語です。目に見えない春の訪れを、そっと知らせるような響きがあります。
  13. 桃の花(もものはな)
    やわらかな紅を帯びた花が春らしい明るさを添えます。のどかで愛らしい春の景色に似合う言葉です。
  14. 若草(わかくさ)
    萌え出たばかりのやわらかな草をいいます。みずみずしく初々しい春の生命感が感じられます。
  15. 木の芽(このめ)
    春にふくらみ、ほどけてゆく木々の芽のことです。季節が静かに動き出す気配を映します。
  16. 木の芽時(このめどき)
    木々がいっせいに芽吹くころを表す語です。空気までやわらぐような、早春の繊細な時季を思わせます。
  17. 萌ゆ(もゆ)
    草木が芽を出し、色づき始めることをいう古風な言い回しです。春の生気が内側から満ちるように感じられます。
  18. 早蕨(さわらび)
    芽を出したばかりの蕨です。山あいの春のやわらかな光景を思わせる、古典的な美しさがあります。
  19. 山吹(やまぶき)
    晩春に咲く鮮やかな黄色の花です。雨や川辺の景と結びつき、古典にもよく現れます。
  20. 春柳(はるやなぎ)
    芽を出し始めたころの柳をいいます。細い枝が風にゆれる姿に、春のやさしさが宿ります。
  21. 柳(やなぎ)
    春に芽吹き、やわらかな枝を垂らす木です。風に揺れる姿が、穏やかな季節の空気を感じさせます。
  22. 青柳(あおやなぎ)
    若葉をつけた柳をいいます。みずみずしく、春の若々しさを象徴するような表現です。
  23. 藤(ふじ)
    垂れ下がる花房が美しい春の花です。気品ある姿は、古くから和歌にも詠まれてきました。
  24. 藤波(ふじなみ)
    風に揺れる藤の花を波に見立てた言葉です。優雅でゆったりとした春の情景が浮かびます。
  25. 菫(すみれ)
    野にひっそりと咲く小さな花です。控えめで可憐な春の印象を伝えます。
  26. 若葉(わかば)
    出たばかりの柔らかな葉をいいます。光を受けて輝く様子に、生命の新しさが感じられます。
  27. 山桜(やまざくら)
    山に自生する桜です。素朴で静かな美しさがあり、里の桜とは異なる趣があります。
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