秋の美しい古語・雅語一覧126選|深まりゆく季節の言葉

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秋の月・夜・夕暮れの情景

秋は月の美しさがいっそう際立つ季節です。澄んだ空に浮かぶ月、静かな夜を照らすやわらかな光、明け方まで残る月の余韻など、古くから和歌や随筆にも親しまれてきた趣があります。ひんやりと澄んだ空気の中に、静けさと気品が感じられる言葉です。

  1. 名月(めいげつ)
    ことに美しい月を指す雅な言い方です。秋には十五夜の月をいうことが多く、澄んだ夜空に映える格別の明るさが感じられます。
  2. 月見(つきみ)
    月を眺めて楽しむことです。秋の月を愛でる風習として古くから親しまれ、静かな夜の趣を深く味わわせます。
  3. 月白(げっぱく)
    月の光がほの白くさしわたるような趣を表す言葉です。やわらかで淡い明るさが、夜の静寂をいっそう引き立てます。
  4. 月冴ゆ(つきさゆ)
    月の光が冴え冴えと澄みわたることをいいます。秋から冬にかけての冷ややかな空気の中で、月の光の鋭さが際立ちます。
  5. 月影(つきかげ)
    月の光そのもの、または月の光に映る面影をいう古雅な表現です。静かで奥行きのある夜の景色を思わせます。
  6. 月夜(つきよ)
    月の明るく照る夜を指します。暗さの中にやわらかな光が満ちる、落ち着いた秋の夜にふさわしい言葉です。
  7. 望月(もちづき)
    満月のことです。完全に満ちた円い月の姿を表す古語で、欠けるところのない明るさに格調があります。
  8. 有明の月(ありあけのつき)
    夜が明けてもなお空に残って見える月です。去りきらない夜の余韻を感じさせ、和歌にもよく詠まれてきました。
  9. 残月(ざんげつ)
    夜明けの空に残る月をいいます。明るみはじめた空と淡い月の取り合わせに、過ぎゆく時の名残が漂います。
  10. 夜長(よなが)
    秋になって夜が長く感じられることです。静かな時間がゆるやかに続く、秋ならではの趣を表します。
  11. 秋の暮れ(あきのくれ)
    秋の夕暮れ、また秋の終わりごろを表す語です。もの寂しさと美しさが重なりやすく、古くから愛されてきた秋の表現です。
  12. 秋の夕べ(あきのゆうべ)
    秋の日の夕方を表す古風な言い回しです。日暮れの早さと淡い寂しさが重なり、秋らしい余情が感じられます。
  13. 秋夕(しゅうせき)
    秋のゆうべ、また秋の夜を表す雅語です。漢語らしい端麗さがあり、書き言葉にもなじみます。
  14. 秋夜(しゅうや)
    秋の夜を意味する雅語です。澄んだ空気、静かな闇、長く感じられる時間の流れまで含んだような響きがあります。
  15. 良夜(りょうや)
    月の明るい美しい夜、とくに中秋の名月のころの夜を表す雅語です。晴れた秋の夜の冴えた美しさが感じられます。
  16. 秋灯(しゅうとう)
    秋の夜長にともす灯火を表す雅語です。静かな室内にともる明かりに、秋の深い夜の趣が宿ります。
  17. 秋の灯(あきのひ)
    秋の夜にともす灯火を表す語です。やわらかな明るさのなかに、静かでしみじみとした秋の気配が漂います。
  18. 秋月(しゅうげつ)
    秋の夜の月を表す雅語です。澄みきった空にかかる月の冴えが、簡潔な二字のなかにおさめられています。
  19. 宵月夜(よいづきよ)
    宵のあいだだけ月の出ている夜を指す言葉です。特に旧暦八月二日から七日ごろの月夜をいうことが多く、秋のはじまりの月の風情が感じられます。
  20. 寝覚月(ねざめづき)
    陰暦九月の異称です。夜が長く、ふと目覚めやすい季節の趣を映した雅な呼び名で、秋の静かな夜の気配によく合います。
  21. 秋の夕暮れ(あきのゆうぐれ)
    秋の夕方の情景。古くから、とりわけ心にしみる美しさを持つものとして詠まれてきました。
  22. 夕まぐれ(ゆうまぐれ)
    夕方のほの暗いころ。昼と夜のあわいに漂う、あいまいでやさしい時間を表します。
  23. 黄昏(たそがれ)
    夕暮れどきの薄暗さ。「誰そ彼」に由来する、古く雅びなひびきを持つ語です。
  24. 夕闇(ゆうやみ)
    日が沈み、あたりがしだいに暗くなっていくこと。静けさが満ちてくる気配があります。
  25. 入り日(いりひ)
    沈んでいく夕日。去っていく光の名残が、しみじみとした秋らしさを感じさせます。
  26. 落日(らくじつ)
    沈む太陽をいう語。やや漢語的で、荘重な美しさをたたえています。
  27. 夕映え(ゆうばえ)
    夕日に照らされて赤く染まること。澄んだ秋の空気のなかでは、いっそう鮮やかに映ります。
  28. 薄暮(はくぼ)
    日が暮れかかるころ。静かに夜へ移る落ち着いた時間を、端正に言い表す語です。
  29. 暮れゆく(くれゆく)
    日が次第に暮れていくさま。移ろう時間そのものに情趣が宿る言い方です。
  30. 宵(よい)
    夜のはじめのころ。昼の余韻がまだ残る、やわらかな暗さを含みます。
  31. 初夜(しょや)
    夜になって間もないころ。静けさがゆっくりと広がっていく時間です。
  32. 秋の夜(あきのよ)
    澄んだ空気に包まれた秋の夜。しんとした長さと、どこか冴えた趣が感じられます。
  33. 長き夜(ながきよ)
    長い秋の夜をやわらかく雅びに言い表した語。静けさと寂しさが寄り添います。
  34. 長夜(ちょうや)
    秋または冬の長い夜。漢語ならではの静かな重みがあり、余韻も深く残ります。
  35. 夜半の秋(よわのあき)
    秋の夜なか、また秋の夜そのものを指す語。深夜の静寂と、澄みきった気配が印象的です。
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