同じ意味・ほぼ同じ意味の四字熟語を200種類ほど集めて一覧にまとめました。中には聞いたことのない四字熟語もあるかもしれませんが学習や雑画の参考にどうぞ。
同じ意味を持つ四字熟語一覧
1. 一五一十 いちごいちじゅう
一部始終 いちぶしじゅう
■最初から仕舞まで余すところ無く。
2. 一人当千 いちにんとうせん
一騎当千 いっきとうせん
一人当百 いちにんとうひゃく
■非常に力の強い事。また、知能が優れている事。
3. 一刀三礼 いっとうさんらい
一字三礼いちじさんらい
■慎重かつ敬虔な態度で仕事をする事。
4. 一切合切 いっさいがっさい
一切合財 いっさいがっさい
■何もかもすべて。
5. 一切衆生 いっさいしゅじょう
一切有情 いっさいうじょう
■この世に生を受けたあらゆるもの。すべての生きとし生けるもの。
6. 一割之利 いっかつのり
鉛刀一割 えんとういっかつ
鉛刀一断 えんとういちだん
■凡人でも時には本来以上の力を発揮出来るということ。
7. 一味徒党 いちみととう
一味郎党 いちみろうとう
■同じ目的の為に仲間となる事。
8. 一呼百諾 いっこひゃくだく
一呼百応 いっこひゃくおう
■一声掛けるだけで大勢の者がすぐに応じる様子。
9. 一場春夢 いちじょうしゅんむ
一炊之夢 いっすいのゆめ
邯鄲之夢 かんたんのゆめ
黄梁一炊 こうりょういっすい
盧生之夢 ろせいのゆめ
■人生の栄華ははかなく夢のごとくに消えてしまうこと。
10. 一失一得 いっしついっとく
一利一害 いちりいちがい
■良い事もある半面悪い事もあるという話。
11. 一字褒貶 いちじほうへん
春秋筆法 しゅんじゅうのひっぽう
春秋筆削 しゅんじゅうのひっさく
微言大義 びげんたいぎ
微言精義 びげんせいぎ
意味深長 いみしんちょう
■一字の使い分けによって、人を誉めたりけなしたりする事。微妙な言葉使いの中に奥深い意味や道理、批判などを込めること。
12. 一寸光陰 いっすんのこういん
光陰如箭 こういんじょぜん
烏兎怱怱 うとそうそう
烏兎匆匆 うとそうそう
烏飛兎走 うひとそう
鳥飛兔走 うひとそう
光陰流水 こういんりゅうすい
光陰流転 こういんるてん
露往霜来 ろおうそうらい
兔走鳥飛 とそううひ
■ほんの僅かな時間。月日の過ぎ去る様は、矢の速いのと同様に瞬くまに過ぎ去るというたとえ。
13. 一心発起 いっしんほっき
一念発起 いちねんほっき
■あることを成し遂げようと決意する事。
14. 一所懸命 いっしょけんめい
一生懸命 いっしょうけんめい
■一心に物事に打ち込む事。
15. 一措一画 いっそいっかく
一点一画 いってんいっかく
■細かい所に気を使って慎重に書くこと。
16. 一望千里 いちぼうせんり
眺望絶佳 ちょうぼうぜっか
眺望佳絶 ちょうぼうかぜつ
■非常に見晴らしの良い事。
17. 一炊之夢 いっすいのゆめ
盧生之夢 ろせいのゆめ
邯鄲之夢 かんたんのゆめ
黄梁之夢 こうりょうのゆめ
■人の世のはかないことのたとえ。
18. 一瓢一箪 いっぴょういったん
箪食瓢飲 たんしひょういん
■粗末な飲食物。つましい暮らし。
19. 一目了然 いちもくりょうぜん
一目瞭然 いちもくりょうぜん
■ひとめ見ただけでも物事の明らかなこと。出典「朱子語類」。
20. 一目瞭然 いちもくりょうぜん
一目了然 いちもくりょうぜん
■ちょっと見ただけではっきりと判る事。瞭はひとみが明らかなこと。
21. 一縷千鈞 いちるせんきん
一縷千金 いちるせんきん
一髪千金 いっぱつせんきん
■危険の甚だしいことの形容。
22. 一致協力 いっちきょうりょく
一致団結 いっちだんけつ
■沢山の人の心が一つにまとまり、協力し合う事。
23. 一言半句 いちげんはんく
片言隻辞 へんげんせきじ
■ほんのわずかの言葉。
24. 一詠一觴 いちえいいっしょう
一觴一詠 いっしょういちえい
■一杯の酒を飲んで一遍の詩を作ること。
25. 一読三嘆 いちどくさんたん
一唱三嘆 いっしょうさんたん
■名文を読んで感銘する事。
26. 一貧一富 いっぴんいっぷ
一貴一賎 いっきいっせん
■貧乏になった時、他人の冷淡さが身にしみること。
27. 一銭一厘 いっせんいちりん
一文半銭 いちもんはんせん
■僅かな金銭の事。
28. 一面之辞 いちめんのじ
一面之詞 いちめんのし
■議論で一方の主張だけを聴く事。
29. 一顧傾国 いっこけいこく
傾城傾国 けいせいけいこく
傾国傾城 けいこくけいせい
一顧傾城 いっこけいせい
■絶世の美人のたとえ。遊女をさす。
30. 丁丁発止 ちょうちょうはっし
打打発矢 ちょうちょうはっし
打打発止 ちょうちょうはっし
■激しく意見を戦わせる様子。
31. 万世不易 ばんせいふえき
千古不易 せんこふえき
万古不易 ばんこふえき
千古不抜 せんこふばつ
千古不変 せんこふへん
千載不易 せんざいふえき
■永久に変わらない事。
32. 万死一生 ばんしいっしょう
九死一生 きゅうしいっしょう
万死一生 ばんしいっせい
■必死の覚悟で物事を行うこと。また、絶体絶命の状況で活路を得て助かる事。
33. 三十六策 さんじゅうろくさく
三十六計 さんじゅうろっけい
■困った時には逃げるが勝ちということ。
34. 三日法度 みっかはっと
朝令暮改 ちょうれいぼかい
朝改暮変 ちょうかいぼへん
朝改暮令 ちょうかいぼれい
朝出暮改 ちょうしゅつぼかい
朝変暮改 ちょうへんぼかい
朝立暮廃 ちょうりつぼはい
天下法度 てんかはっと
■命令や政令、法律、規約などがたびたび変更されてあてにならないこと。
35. 三豕渉河 さんししょうか
三豕渡河 さんしとか
三豕己亥 さんしきがい
魯魚亥豕 ろぎょがいし
三豕金根 さんしきんこん
烏焉魯魚 うえんろぎょ
■文字の誤り。
36. 上下一心 しょうかいっしん
同心戮力 どうしんりくりょく
和衷共済 わちゅうきょうさい
和衷協同 わちゅうきょうどう
一致団結 いっちだんけつ
戮力一心 りくりょくいっしん
戮力斉心 りくりょくせいしん
■心を一つにして力をあわせて協力すること。
37. 不立文字 ふりゅうもんじ
拈華微笑 ねんげみしょう
破顔微笑 はがんみしょう
以心伝心 いしんでんしん
教化別伝 きょうげべつでん
維摩一黙 ゆいまいちもく
■言葉を用いずに心から心に伝える以心伝心の心境を言う。
38. 不羈独立 ふきどくりつ
独立不羈 どくりつふき
独立独歩 どくりつどっぽ
■他人に頼らずに自分一人の力で物事を進めていくこと。
39. 主客転倒 しゅかくてんとう
冠履倒易 かんりとうえき
本末転倒 ほんまつてんとう
舎本逐末 しゃほんちくまつ
■主と従の位置が逆転すること。
40. 亀鶴之寿 きかくのじゅ
鶴寿千歳 かくじゅせんざい
■長寿をいう。
41. 亡羊之嘆 ぼうようのたん
多岐亡羊 たきぼうよう
■いろいろ迷うこと多く真理が見極められないで嘆くさま。
42. 亡脣寒歯 ぼうしんかんし
唇亡歯寒 しんぼうしかん
脣亡歯寒 しんぼうしかん
唇歯之国 しんしのくに
唇歯輔車 しんしほしゃ
■一方が駄目になると、相互に補完しあっているもう一方も危うくなるということ。
43. 人心収攬 じんしんしゅうらん
人心籠絡 じんしんろうらく
人心篭絡 じんしんろうらく
■人々の心をしっかりと捉えて信頼を得ること。皆をうまく纏めていくこと。
44. 付和雷同 ふわらいどう
雷同一律 らいどういちりつ
附和雷同 ふわらいどう
■ろくに考えないで簡単に人の意見に同調すること。
45. 仙姿佚色 せんしいっしょく
一顧傾城 いっこけいせい
仙姿玉質 せんしぎょくしつ
仙姿玉色 せんしぎょくしょく
天香国色 てんこうこくしょく
太液芙蓉 たいえきのふよう
■気品の高い美人の形容。
46. 以毒制毒 いどくせいどく
以夷征夷 いいせいい
■悪を制するのに悪を利用すること。
47. 伏竜鳳雛 ふくりょうほうすう
竜駒鳳雛りょうくほうすう
臥竜鳳雛がりょうほうすう
■雌伏している英雄、大人物。
48. 会三帰一 えさんきいち
開権顕実 かいごんけんじつ
開三顕一かいさんけんいち
■仏教用語。仮の教えを開いて真実の教えを顕かにすること。
49. 伯仲之間 はくちゅうのかん
勢力伯仲 せいりょくはくちゅう
■互いの実力が互角で優劣つけがたいさま。
50. 伴食大臣 ばんしょくだいじん
伴食宰相 ばんしょくさいしょう
尸位素餐 しいそさん
■地位に対して実力が伴っていないこと。無能な大臣。
51. 佳人薄命 かじんはくめい
美人薄命 びじんはくめい
紅顔薄命 こうがんはくめい
才子多病 さいしたびょう
■美人はとかく短命だということ。
52. 侃侃諤諤 かんかんがくがく
諤諤之臣 がくがくのしん
議論百出 ぎろんひゃくしゅつ
百家争鳴 ひゃっかそうめい
■遠慮すること無く盛んに議論すること。
53. 偃武修文 えんぶしゅうぶん
天下泰平 てんかたいへい
■天下が太平で穏やかなさま。戦争を止めて文化を高める事。
54. 傍目八目 おかめはちもく
岡目八目 おかめはちもく
■当事者よりも回りの人の方が正確に冷静な判断が出来るということ。
55. 傲慢無礼 ごうまんぶれい
傲岸不遜 ごうがんふそん
■おごりたかぶって人を侮り礼儀を欠くこと。
56. 優勝劣敗 ゆうしょうれっぱい
弱肉強食
■勝っているものが勝ち、劣っているものが負けること。
57. 先甲後甲 せんこうこうこう
先更後更 せんこうこうこう
先庚後庚 せんこうこうこう
■間違いが無いように丁寧に物事を進めること。
58. 先見之明 せんけんのめい
先見之識 せんけんのしき
■将来を見通す能力や聡明さ。
59. 兎死孤泣 としこきゅう
孤死兎泣 こしときゅう
■同類の不幸を悲しむこと。
60. 兔死狗烹 としくほう
得魚忘筌 とくぎょぼうせん
狡兔走狗 こうとそうく
狡兔良狗 こうとりょうく
■価値のある間は利用されるが、不要になると捨てられること。
61. 全心全力 ぜんしんぜんりょく
全身全霊 ぜんしんぜんれい
■その人の体力と気力のすべて。
62. 全戦全勝 ぜんせんぜんしょう
百戦百勝 ひゃくせんひゃくしょう
百挙百捷 ひゃっきょひゃくしょう
連戦連勝 れんせんれんしょう
■戦うごとに勝つこと。
63. 六菖十菊 りくしょうじゅうぎく
夏炉冬扇 かろとうせん
■時期が過ぎて役に立たないこと。
64. 兵馬倥偬 へいばこうそう
戎馬倥偬 じゅうばこうそう
干戈倥偬 かんかこうそう
干戈不息 かんかふそく
■戦いで忙しいさま。
65. 内股膏薬 うちまたこうやく
二股膏薬 ふたまたごうやく
■定見や節操の無いこと。自分のはっきりとした意見や意志が無く、あっちについたりこっちについたりする事。
66. 円木警枕 えんぼくけいちん
懸頭刺股 けんとうしこ
刺股懸頭 しこけんとう
蛍窓雪案 けいそうせつあん
懸頭錐股 けんとうすいこ
懸梁刺股 けんりょうしこ
懸梁錐股 けんりょうすいこ
刺股読書 しこどくしょ
円木警枕 えんぼくのけいちん
■勉強に一所懸命に励むこと。円形の木に鈴をつけて枕とする。
67. 円転滑脱 えんてんかつだつ
円滑洒脱 えんかつしゃだつ
■物事がスムーズに進行すること。
68. 円顱方趾 えんろほうし
円頭方足 えんとうほうそく
■丸い頭と四角い足。人類の事。
69. 冠前絶後 かんぜんぜつご
空前絶後 くうぜんぜつご
曠前絶後 こうぜんぜつご
■極めて珍しいこと。ずば抜けて優れている事。
70. 冠履倒易 かんりとうえき
冠履雑処 かんりざっしょ
冠履転倒 かんりてんとう
冠履顛倒 かんりてんとう
冠履倒置 かんりとうち
本末転倒 ほんまつてんとう
■上下の秩序がくずれ、さかさまになるたとえ。
71. 几案之才 きあんのさい
文筆之才 ぶんぴつのさい
■文書をたくみに処理する才能。
72. 出処進退 しゅっしょしんたい
用行舎蔵 ようこうしゃぞう
用行捨蔵 ようこうしゃぞう
用舎行蔵 ようしゃこうぞう
進退出処 しんたいしゅっしょ
■自分の身の振り方。
73. 刑名参同 けいめいさんどう
言行一致 げんこういっち
形名審合 けいめいしんごう
形名参同 けいめいさんどう
■発言と実際の行動とを照らし合わせて評価し、賞罰を与えるべきだとする考え方。
74. 刑鞭蒲朽 けいべんほきゅう
尭風舜雨 ぎょうふうしゅんう
千里同風 せんりどうふう
蒲鞭之政 ほべんのせい
万里同風 ばんりどうふう
■世の中が平和なこと。
75. 刺股懸頭 しこけんとう
懸頭刺股 けんとうしこ
蛍雪之功 けいせつのこう
蛍窓雪案 けいそうせつあん
懸頭錐股 けんとうすいこ
懸梁刺股 けんりょうしこ
懸梁錐股 けんりょうすいこ
刺股読書 しこどくしょ
円木警枕 えんぼくのけいちん
■苦労して勉強に励むこと。
76. 刻舟求剣 こくしゅうきゅうけん
旧慣墨守 きゅうかんぼくしゅ
旧習墨守 きゅうしゅうぼくしゅ
守株待兎 しゅしゅたいと
墨守成規 ぼくしゅせいき
旧套墨守 きゅうとうぼくしゅ
■時勢の変化に気づかず古いしきたりをかたくなに守ること。
77. 削株掘根 さくしゅくっこん
断根枯葉 だんこんこよう
■災いの元を根から断つこと。
78. 勝手気儘 かってきまま
得手勝手 えてかって
自分勝手 じぶんかって
■人を無視して自分の思うままに行動すること。
79. 勧善懲悪 かんぜんちょうあく
遏悪揚善 あつあくようぜん
勧奨懲誡 かんしょうちょうかい
■善行を勧め励まし、悪事を懲らしめる事。
80. 千状万態 せんじょうばんたい
千姿万態 せんしばんたい
■いろいろ、さまざまな様子。
81. 千言万句 せんげんばんく
千言万言 せんげんばんげん
■いろいろ言葉を尽くして言うこと。ながながしく言葉を述べること。
82. 千里同風 せんりどうふう
刑鞭蒲朽 けいべんほきゅう
尭風舜雨 ぎょうふうしゅんう
蒲鞭之政 ほべんのせい
万里同風 ばんりどうふう
■天下が統一されて平和なさま。
83. 千錯万綜 せんさくばんそう
千頭万緒 せんとうばんしょ
千頭万緒 せんとうばんちょ
■さまざまなものが複雑に入り交じる事。
84. 卞和泣璧 べんかきゅうへき
和氏之璧 かしのへき
■この世にめったにない宝玉のこと。
85. 厳正中立 げんせいちゅうりつ
局外中立 きょくがいちゅうりつ
■どちらにも敵対もしなければ協力もしないこと。
86. 古今無類 ここんむるい
古今独歩 ここんどっぽ
古今無双 ここんむそう
■昔から今まで、並ぶものがないさま。
87. 吉日良辰 きちじつりょうしん
大安吉日 たいあんきちじつ
吉日良辰 きちにちりょうしん
■めでたい日。縁起の良い日。
88. 名誉回復 めいよかいふく
名誉挽回 めいよばんかい
■一度失った信用や名誉を回復すること。
89. 吐哺捉髪 とほそくはつ
一饋十起 いっきじっき
吐哺握髪 とほあくはつ
握髪吐哺 あくはつとほ
■優れた人材を求めるのに熱心なこと。
90. 吟風弄月 ぎんぷうろうげつ
嘯風弄月 しょうふうろうげつ
嘲風詠月 ちょうふうえいげつ
嘲風哢月 ちょうふうろうげつ
嘲風弄月 ちょうふうろうげつ
■月や風など自然の風景を題材として詩歌を作り風流を楽しむこと。
91. 吠日之怪 はいじつのあやしみ
疑心暗鬼 ぎしんあんき
蜀犬吠日 しょくけんはいじつ
懲羮吹膾 ちょうこうすいかい
呉牛喘月 ごぎゅうぜんげつ
■必要以上に恐れおののくさま。
92. 含哺鼓腹 がんぽこふく
鼓腹撃壌 こふくげきじょう
■天下泰平な世の中。人々が豊かで平和な生活を楽しむ事。
93. 含沙射人 がんしゃしゃじん
含沙射影 がんしゃせきえい
■陰険な手段で人に危害を与えること。
94. 含牙戴角 がんがたいかく
前爪後距 ぜんそうこうきょ
■牙や角を持った動物。
95. 呉牛喘月 ごぎゅうぜんげつ
蜀犬吠日 しょくけんはいじつ
懲羮吹膾 ちょうこうすいかい
呉牛喘月 ごぎゅうぜんげつ
吠日之怪 はいじつのあやしみ
■取り越し苦労をすること。必要以上に恐れおののくさま。
96. 周章狼狽 しゅうしょうろうばい
心慌意乱 しんこういらん
■うろたえ騒ぐこと。あわてふためいて適切に処理出来ない事。狽は”よろける”の意。
97. 和衷共済 わちゅうきょうさい
同心戮力 どうしんりくりょく
同心協力 どうしんきょうりょく
和衷協同 わちゅうきょうどう
一致団結 いっちだんけつ
上下一心 しょうかいっしん
戮力一心 りくりょくいっしん
戮力斉心 りくりょくせいしん
■心を同じくして共に力を合わせること。
98. 四海兄弟 しかいけいてい
四海同胞 しかいどうほう
■世界の人はみな兄弟のように仲良く親しむべきであるという事。
99. 回山倒海 かいざんとうかい
抜山蓋世 ばつざんがいせい
■非常に勢いが盛んなさま。
100. 土階三尺 どかいさんじゃく
土階茅茨 どかいぼうし
土階三等 どかいさんとう
尭階三尺 ぎょうかいさんじゃく
■質素な住まいのこと。
101. 堅忍不抜 けんにんふばつ
志操堅固 しそうけんご
堅忍持久 けんにんじきゅう
堅苦卓絶 けんくたくぜつ
■意志、節操が堅く、辛い事にもじっと堪え忍んで心を動かさないこと。
102. 堅白同異 けんぱくどうい
堅石白馬 けんせきはくば
白馬非馬 はくばひば
■こじつけの議論。白を黒という詭弁。
103. 墜茵落溷 ついいんらくこん
運否天賦 うんぷてんぷ
■運不運のあること。
104. 墨守成規 ぼくしゅせいき
旧慣墨守 きゅうかんぼくしゅ
旧習墨守 きゅうしゅうぼくしゅ
刻舟求剣 こくしゅうきゅうけん
守株待兎 しゅしゅたいと
旧套墨守 きゅうとうぼくしゅ
■古いしきたりをかたくなに守ること。
105. 夏炉冬扇 かろとうせん
六菖十菊 りくしょうじゅうぎく
夏爐冬扇 かろとうせん
■役に立たない人物や意見のこと。
106. 外柔中剛 がいじゅうちゅうごう
外柔内剛 がいじゅうないごう
■一見すると穏やかそうに見えて、実は固い意志や実行力を秘めていること。
107. 夙興夜寝 しゅくこうやしん
戴月披星 たいげつひせい
披星戴月 ひせいたいげつ
披星帯月 ひせいたいげつ
■日夜仕事に励むこと。
108. 多事多難 たじたなん
多事多患 たじたかん
■忙しい上に、事変が多く困難なさま。
109. 多謀善断 たぼうぜんだん
好謀善断 こうぼうぜんだん
■良く考えて物事をうまく処理すること。
110. 多銭善賈 たせんぜんこ
長袖善舞 ちょうしゅうぜんぶ
■資本が十分にあって商売がうまくいくこと。
111. 大吼一声 だいこういっせい
大喝一声 だいかついっせい
■不心得を注意するために大声で一発しかりつけること。
112. 大器小用 たいきしょうよう
驥服塩車 きふくえんしゃ
大才小用 たいさいしょうよう
大材小用 たいざいしょうよう
■大人物を使いこなせないなど人材の使い方が適当でない事、適材適所でないこと。
113. 天保九如 てんぽうきゅうじょ
千秋万歳 せんしゅうばんざい
■人の長寿を祈る語。
114. 天地開闢 てんちかいびゃく
天地創造 たんちそうぞう
■世界の開け初め。
115. 天壌無窮 てんじょうむきゅう
天地長久 てんちちょうきゅう
■天地とともにきわまりのないこと。
116. 天涯地角 てんがいちかく
海角天涯 かいかくてんがい
■極めて遠く離れていること。辺鄙な地をいう。
117. 天淵冰炭 てんえんひょうたん
雲泥万天 うんでいばんてん
雲泥之差 うんでいのさ
雲泥万里 うんでいばんり
天淵之差 てんえんのさ
天淵之別 てんえんのべつ
天壌之別 てんじょうのべつ
天懸地隔 てんけんちかく
霄壌之差 しょうじょうのさ
天淵氷炭 てんえんひょうたん
■天地ほどかけ離れた大きな差。
118. 天覆之心 てんぷうのこころ
天覆地載 てんぷうちさい
■何物をも受け入れる広い度量、人徳、おおらかな心。
119. 天香国色 てんこうこくしょく
一顧傾城 いっこけいせい
仙姿玉質 せんしぎょくしつ
仙姿佚色 せんしいっしょく
仙姿玉色 せんしぎょくしょく
太液芙蓉 たいえきのふよう
■美人を誉め湛える言葉。また、牡丹。
120. 太山梁木 たいざんりょうぼく
泰山梁木 たいざんりょうぼく
■賢者を指す。
121. 奇怪千万 きかいせんばん
奇々怪々 ききかいかい
奇怪千万 きっかいせんばん
■極めて不思議なこと。
122. 奸佞邪心 かんねいじゃしん
邪智奸佞 じゃちかんねい
奸佞邪智 かんねいじゃち
■性格がひねくれていてずるがしこいこと。
123. 奸智術数 かんちじゅっすう
姦智術数 かんちじゅっすう
奸智術策 かんちじゅっさく
権謀術数 けんぼうじゅっすう
権謀術策 けんぼうじゅっさく
■悪巧み。よこしまな智慧、計略。
124. 好事多磨 こうじたま
鬼瞰之禍 きかんのわざわい
好事多魔 こうじたま
好事多阻 こうじたそ
寸善尺魔 すんぜんしゃくま
寸善尺魔 すんぜんせきま
美事多磨 びじたま
■良い事にはとかく邪魔が入り易いということ。
125. 妻子眷族 さいしけんぞく
一家眷族 いっかけんぞく
一族郎党 いちぞくろうとう
■一族一門のこと。
126. 威風凛凛 いふうりんりん
勇気凛々 ゆうきりんりん
威風堂々 いふうどうどう
■威光があって犯しがたいさま。雄々しく、きりりとした容姿。
127. 季布一諾 きふのいちだく
一諾千金 いちだくせんきん
千金之諾 せんきんのだく
■絶対に信頼できる堅い約束のこと。
128. 完全無欠 かんぜんむけつ
完美無欠 かんびむけつ
金甌無欠 きんおうむけつ
十全十美 じゅうぜんじゅうび
■欠点や不足が全く無いこと。
129. 家常茶飯 かじょうさはん
日常茶飯 にちじょうさはん
■ごくありふれたこと。
130. 家徒四壁 かとしへき
家徒壁立 かとへきりつ
環堵蕭然 かんとしょうぜん
■非常に貧しいさま。
131. 家族団欒 かぞくだんらん
一家団欒 いっかだんらん
■家族が集まって談笑するさま。
132. 寒松千丈 かんしょうせんじょう
雪中松柏 せっちゅうしょうはく
■節操の堅い事。
133. 寛仁大度 かんじんたいど
豁達大度 かったつたいど
寛洪大量 かんこうたいりょう
■心が広くて慈悲深く、度量が大きいこと。
134. 寡廉鮮恥 かれんせんち
厚顔無恥 こうがんむち
■恥知らずで心が清くないこと。
135. 対機説法 たいきせっぽう
因機説法 いんきせっぽう
■聞く人の能力や素質に応じて説法を行い真理を悟らせること。
136. 対牛弾琴 たいぎゅうだんきん
馬耳東風 ばじとうふう
■骨を折っても効果の無い無駄なことのたとえ。
137. 射法八節 しゃほうはっせつ
弓道八節 きゅうどうはっせつ
■弓道で弓を射る時の8つの作法。
138. 山木自寇 さんぼくじこう
甘井先竭 かんせいせんけつ
甘泉必竭 かんせんひっけつ
直木先伐 ちょくぼくせんばつ
■才能のある者ほど憂き目にあったり、早く衰退するということ。
139. 左顧右眄 さこうべん
首鼠両端 しゅそりょうたん
■情勢を観察しどちらに味方するかなかなか決断しない状態。
140. 市虎三伝 しこさんでん
三人成虎 さんにんせいこ
■根拠の無い嘘も、多くの人が言うとついには信じられるようになる事。
141. 年年刻刻 ねんねんこくこく
時々刻々 じじこくこく
■いつもいつも。次第に。
142. 強理頸直 きょうりけいちょく
狂瀾怒涛 きょうらんどとう
疾風怒涛 しっぷうどとう
暴風怒涛 ぼうふうどとう
暴風怒濤 ぼうふうどとう
■物事が荒れ狂いひどく乱れているさま。
143. 影駭響震 えいがいきょうしん
草木皆兵 そうもくかいへい
風声鶴唳 ふうせいかくれい
■ひどく驚き恐れる事。ちょっとしたものに驚く事。
144. 徹頭徹尾 てっとうてつび
徹上徹下
■初めから終わりまで。
145. 応急処置 おうきゅうしょち
応急措置 おうきゅうそち
■病気や怪我などに対してその場で出来る素早く適切な処置をとること。
146. 怒目切歯 どもくせっし
眥裂髪指 しれつはっし
怒髪衝冠 どはつしょうかん
怒目横眉 どもくおうび
■目を見開くほどに怒り憤ること。
147. 怒髪衝天 どはつしょうてん
怒髪衝冠 どはつしょうかん
怒目横眉 どもくおうび
怒目切歯 どもくせっし
眥裂髪指 しれつはっし
■激しく怒った様。
148. 怪絶奇絶 かいぜつきぜつ
奇奇怪怪 ききかいかい
■常識では理解できない不思議なこと。
149. 恐恐謹言 きょうきょうきんげん
恐惶謹言 きょうこうきんげん
■恐れかしこまって謹んで申し上げる。
150. 悠悠自適 ゆうゆうじてき
一竿風月 いっかんのふうげつ
■俗事に心を煩わされずに、自分の思う通り静かな自活の暮らしを送る事。
151. 悪口罵詈 あっこうばり
悪口雑言 あっこうぞうごん
■言いたい放題悪口を言うこと。
152. 悪木盗泉 あくぼくとうせん
李下瓜田 りかかでん
■いくら困っていても人に疑われるような怪しい振る舞いはしないようにすることが大切であるということ。悪事に染まるのを戒める語。また、悪事に染まる事。
153. 意到心随 いとうしんずい
意到筆随 いとうひつずい
機到筆随 きとうひつずい
■詩文を作る時に、心の赴くままに自然に筆が運ぶ事。
154. 意気昻然 いきこうぜん
意気軒昻 いきけんこう
意気衝天 いきしょうてん
意気揚揚 いきようよう
■意気込みが盛んで、元気溌剌な様子。
155. 感奮興起 かんぷんこうき
感動振奮 かんどうしんぷん
感奮激厲 かんぷんげきれい
■深く感動して奮発すること。
156. 慎始敬終 しんしけいしゅう
善始善終 ぜんしぜんしゅう
徹頭徹尾 てっとうてつび
■物事を手抜きせずに最初から最後までやり通すこと。
157. 懸崖撒手 けんがいさっしゅ
絶後再甦 ぜつごさいせい
大死一番 だいしいちばん
■勇気を奮って思い切って行うこと。
158. 我利私慾 がりしよく
私利私欲 しよしよく
我利私欲 がりしよく
■自分だけの個人的な利益だけをむさぼる欲のこと。
159. 我慢強狂 がまんごうきょう
強情我慢 ごうじょうがまん
■自分の考えを押し付け意地を張ること。
160. 我武者羅 がむしゃら
我武者者 がむしゃもの
■向こう見ずにひたすら突き進むこと。
161. 我田引水 がでんいんすい
手前勝手 てまえかって
手前勝手 てまえがって
■自分の都合の良いように言ったり理屈づけすること。
162. 手舞足踏 しゅぶそくとう
欣喜雀躍 きんきじゃくやく
■喜び勇んで小躍りすること。
163. 抜山倒河 ばつざんとうか
抜山蓋世 ばつざんがいせい
抜山翻海 ばつざんほんかい
抜山倒海 ばつざんとうかい
■意気盛んなさま。
164. 披星帯月 ひせいたいげつ
戴月披星 たいげつひせい
披星戴月 ひせいたいげつ
夙興夜寝 しゅくこうやしん
■朝から夜遅くまで頑張って働くこと。
165. 捕風捉影 ほふうそくえい
繋風捕影 けいふうほえい
握風捕影 あくふうほえい
■何のよりどころもないこと。当てにならないこと。
166. 描虎類狗 びょうこるいく
画虎類狗 がこるいく
■下手な物まねの事。
167. 換骨奪胎 かんこつだったい
奪胎換骨 だったいかんこつ
点鉄成金 てんてつせいきん
■概略は変えずに流用して中身を一部変更すること。
168. 斉駆並駕 せいくへいが
並駕斉駆 へいがせいく
■実力や地位に差が無いこと。
169. 无望之禍 むぼうのわざわい
毋望之禍 ぶぼうのわざわい
無妄之禍 むぼうのわざわい
■思いがけない災厄のこと。
170. 旭日昇天 きょくじつしょうてん
旭日東天 きょくじつとうてん
■昇る朝日のように、勢いの盛んなこと。
171. 旱天慈雨 かんてんじう
旱天慈雨 かんてんのじう
大旱慈雨 だいかんじう
■待望していた事が実現すること。恵みの雨。
172. 明明白白 めいめいはくはく
青天白日 せいてんはくじつ
■はっきりしていて、疑う余地の無い事。
173. 明窓浄几 めいそうじょうき
めいそうじょうき 明窓浄机
■きちんと整頓された明るくて清潔な書斎のこと。
174. 暴戻恣雎 ぼうれいしき
乱暴狼藉 らんぼうろうぜき
悪逆非道 あくぎゃくひどう
大逆無道 たいぎゃくむどう
■横暴で残忍な人物のたとえ。
175. 暴飲暴食 ぼういんぼうしょく
牛飲馬食 ぎゅういんばしょく
鯨飲馬食 げいいんばしょく
痛飲大食 つういんたいしょく
■大食いすること。
176. 有情世間 うじょうせけん
衆生世間 しゅじょうせけん
■生きとし生けるものの世界。
177. 有相無相 うぞうむぞう
有象無象 うぞうむぞう
■数は多いがつまらないもの。
178. 末路窮途 まつろきゅうと
窮途末路 きゅうとまつろ
■追い詰められてどうにも逃げようのない状態。
179. 本末転倒 ほんまつてんとう
主客転倒 しゅかくてんとう
冠履倒易 かんりとうえき
舎本逐末 しゃほんちくまつ
■大切な事と、どうでも良いことを混同してしまう事。
180. 栄枯浮沈 えいこふちん
栄枯盛衰 えいこせいすい
■栄えたり衰えたりすること。
181. 極楽世界 ごくらくせかい
極楽浄土 ごくらくじょうど
■苦しみや悩みの無い阿弥陀仏のいる清浄な世界。
182. 槃根錯節 ばんこんさくせつ
紆余曲折 うよきょくせつ
槃根錯節 ばんこんさくせつ
■物事が複雑に入り組んでいて容易に解決しないさま
183. 泡沫夢幻 ほうまつむげん
夢幻泡影 むげんほうえい
■夢とまぼろし、泡と影。はかないことのたとえ。
184. 深厲浅掲 しんれいせんけい
臨機応変 りんきおうへん
量体裁衣 りょうたいさいい
随機応変 ずいきおうへん
■時と場合に応じて適切な対応をとること。
185. 温故知新 おんこちしん
覧古考新 らんここうしん
■古典や伝統、昔の事柄の中から新しい価値や意義、知識を発見し活用する事。
186. 温良篤厚 おんりょうとっこう
温柔敦厚 おんじゅうとんこう
■穏やかでやさしく誠実なこと。
187. 烏合之衆 うごうのしゅう
獣聚鳥散 じゅうしゅうちょうさん
■まとまりや統率がとれていない集まり。
188. 烏合烏散 うごううさん
雲散霧消 うんさんむしょう
雲散鳥没 うんさんちょうぼつ
雲消霧散 うんしょうむさん
雲集霧散 うんしゅうむさん
雲消雨散 うんしょううさん
■集まったかと思うとたちまち消えうせる様。
189. 無知無学 むちむがく
無智蒙昧 むちもうまい
■知識がないこと。 何も知らないこと。
190. 異体同心 いたいどうしん
一心同体 いっしんどうたい
■体は別なものでも心は一つに固く結ばれている事。また、それほど関係が深い事。
191. 異口同声 いくどうせい
異口同音 いくどうおん
■皆が口を揃えて同じ事を言うこと。
192. 疾風迅雷 しっぷうじんらい
迅速果敢 じんそくかかん
電光石火 でんこうせっか
■行動がすばやく激しいこと。
193. 百薬之長 ひゃくやくのちょう
儀狄之酒 ぎてきのさけ
清聖濁賢 せいせいだくけん
天之美禄 てんのびろく
麦曲之英 ばくきょくのえい
忘憂之物 ぼうゆうのもの
■酒を指す。「酒は百薬の長」という。
194. 盲亀浮木 もうきふぼく
千載一遇 せんざいいちぐう
■出会う事の極めて難しい事。実現の可能性の低い事。
195. 眺望佳絶 ちょうぼうかぜつ
眺望絶佳 ちょうぼうぜっか
一望千里 いちぼうせんり
■見晴らしの素晴らしいこと。
196. 禍福無門 かふくむもん
禍福同門 かふくどうもん
福善禍淫 ふくぜんかいん
■偶然ともとれる災いや幸せも、みな自分自身で招き寄せるものだということ。
197. 竹馬之友 ちくばのとも
総角之好 そうかくのよしみ
■幼友達。
198. 簡単明瞭 かんたんめいりょう
一目瞭然 いちもくりょうぜん
単純明快 たんじゅんめいかい
■わかりやすくはっきりしていること。
199. 臥薪嘗胆 がしんしょうたん
越王之胆 えつおうのたん
坐薪懸胆 ざしんけんたん
■目的達成の為苦難に耐えること。固い薪の上に寝て苦い胆を嘗める。
200. 自作自受 じさくじじゅ
自業自得 じごうじとく
■自分で描いた筋書きにはまって自分で墓穴を掘ること。
201. 舎本逐末 しゃほんちくまつ
本末転倒 ほんまつてんとう
主客転倒 しゅかくてんとう
冠履倒易 かんりとうえき
■物事の順序が逆転していること。
202. 艱苦奮闘 かんくふんとう
刻苦勉励 こっくべんれい
奮励努力 ふんれいどりょく
■悩み苦しみながらも精一杯頑張ること。
203. 艱難苦労 かんなんくろう
艱難辛苦 かんなんしんく
四苦八苦 しくはっく
七難八苦 しちなんはっく
焦心苦慮 しょうしんくりょ
千辛万苦 せんしんばんく
粒粒辛苦 りゅうりゅうしんく
■大変な苦労を重ねること。
204. 花鳥風月 かちょうふうげつ
琴歌酒賦 きんかしゅふ
春花秋月 しゅんかしゅうげつ
雪月風花 せつげつふうか
風流韻事 ふうりゅういんじ
■自然の美しい景色、風物、詩歌、絵画など。自然に題材をとった風雅な遊び、風流の道。
205. 苦肉之策 くにくのさく
苦肉之計 くにくのけい
苦肉之謀 くにくのはかりごと
■考えあぐねた末に思いついた計略や手段のこと。苦肉の策のこと。
206. 虚心坦懐 きょしんたんかい
光風霽月 こうふうせいげつ
虚心平気 きょしんへいき
■心に何のわだかまりもなくさっぱりしていること。無心の状態で素直な心境。心を開いて相手に対するさま。
207. 行雲流水 こううんりゅうすい
雲遊萍寄 うんゆうひょうき
■心の赴く所にまかせ、執着することなく自然のなりゆきに任せて行動すること。自然の移り変わりには雲の流れやむ図の流れのように淀みが無いこと。
208. 言行一致 げんこういっち
形名参同 けいめいさんどう
形名審合 けいめいしんごう
■言う事と実際の行動に食い違いの無いこと。
209. 赤手空拳 せきしゅくうけん
徒手空拳 としゅくうけん
■身一つで、何も頼るものがないこと。
210. 軽挙妄動 けいきょもうどう
付和雷同 ふわらいどう
■軽々しく動き、みだりに行動すること。
211. 遠謀深慮 えんぼうしんりょ
深謀遠慮 しんぼうえんりょ
深慮遠謀 しんりょえんぼう
■将来を見通して物事を深く考えること。
212. 適才適処 てきざいてきしょ
適材適所 てきざいてきしょ
量才録用 りょうさいろくよう
■能力や性格にあった仕事や配置をすること。
213. 金剛不壊 こんごうふえ
金剛堅固 こんごうけんご
不壊金剛 ふえこんごう
■たいへん堅固で壊れない事。
214. 金枝玉葉 きんしぎょくよう
金枝花萼 きんしかがく
■高貴な人の子息のこと。天子の一門。皇族のこと。
215. 金石之交 きんせきのこう
金石之交 きんせきのまじわり
■永く変わることの無い友情。
216. 長生不老 ちょうせいふろう
不老長寿 ふろうちょうじゅ
■老いもせず長生きすること。
217. 間雲孤鶴 かんうんこかく
閑雲孤鶴 かんうんこかく
■世俗に煩わされずに悠々自適に生活すること。
218. 雲泥之差 うんでいのさ
雲泥万天 うんでいばんてん
■比較にならないほど大きな差。
219. 震天動地 しんてんどうち
驚天動地 きょうてんどうち
殷天動地 いんてんどうち
撼天動地 かんてんどうち
■大変な出来事、大事件の形容。
220. 青藍氷水 せいらんひょうすい
出藍之誉 しゅつらんのほまれ
■弟子が師よりも優るたとえ。
以上、同じ意味を持つ四字熟語一覧 220種類 を紹介しました。難しい四字熟語もたくさんあったと思いますが、漢字検定などに挑戦する方は参考にしてみてください。
コメント