- 内助之功(ないじょのこう)
意味:家庭を支える妻の努力。
「内助」とは家庭内での支え、「之功」とはその功績を意味します。主に夫が社会で成功するために、家庭内で夫を支える妻の努力や貢献を称える言葉です。 - 合縁奇縁(あいえんきえん)
意味:人と人との間に生じる不思議な縁。
「合縁」とは自然にうまくいく縁、「奇縁」とは予想外や特別な縁を意味します。どんな出会いも運命的なものとして捉え、その不思議さを表現する言葉です。 - 喜色満面(きしょくまんめん)
意味:喜びが顔にあふれる様子。
「喜色」とは喜びの色、つまり顔の表情、「満面」とは顔全体を意味します。大きな喜びや幸せを感じている時に見せる顔つきを表す言葉です。 - 大安吉日(たいあんきちじつ)
意味:何を始めるにも最も良いとされる日。
「大安」とは大いに安定していること、「吉日」とは良い日を意味します。日本の暦の中で最も縁起が良いとされる日で、結婚式や新事業の開始など、大切な行事に選ばれる日です。 - 夫唱婦随(ふしょうふずい)
意味:夫がリードし、妻がそれに従うこと。
「夫唱婦随」とは文字通り「夫が歌い、妻がそれに従う」を意味します。伝統的な夫婦関係を指す表現で、夫が家庭や社会での決定を行い、妻がそれを支持する様を示します。 - 容姿端麗(ようしたんれい)
意味:外見が非常に美しいこと。
「容姿」とは外見や顔立ち、「端麗」とは整っていて美しいことを意味します。この言葉は、特に女性の美しさを形容するのに用いられることが多いですが、男性に対しても使われます。 - 形影一如(けいえいいちにょ)
意味:形と影が一つのように、非常に親しい関係であること。
「形影」とは形とその影、「一如」とは一つのように同じであることを意味します。特に親しい友人や夫婦間で用いられることが多く、切っても切れない深い絆を象徴する言葉です。 - 意中之人(いちゅうのひと)
意味:心に決めた相手、または想い人。
「意中」とは心の中、思いの中、「之人」とはその人を指します。恋愛感情や特別な感情を抱いている人物を指し示す際に使用される表現です。 - 月下氷人(げっかひょうじん)
意味:縁結びの神様、またはその仲人。
「月下」とは月明かりの下、「氷人」とは古代中国での縁結びの神様です。この言葉は、男女の縁を結ぶ仲人や、神秘的な力を持つ存在を指すことがあります。 - 桑弧蓬矢(そうこほうし)
意味:男子が志を立てること。
「桑弧」とは桑の木で作られた弓、「蓬矢」とは蓬で作った矢を意味します。中国古代の慣習に由来し、男子が生まれた際に弓矢で四方を射る儀式から、男子が大きな志を持って成長することを願う表現です。 - 比翼之鳥(ひよくのとり)
意味:仲の良い夫婦を象徴する鳥。
「比翼」は一対の鳥が一つの翼を共有して飛ぶとされる伝説上の鳥を指し、夫婦が互いに支え合いながら生きていく様子を美しく表現します。この熟語は、夫婦の深い絆と協力を象徴するために用いられます。 - 比翼連理(ひよくれんり)
意味:夫婦が非常に仲が良いこと。
「比翼」は上記と同じく密接な関係を指し、「連理」とは異なる木の枝が自然に結びついて一つになる現象を指します。この言葉は、夫婦が互いに深く結びついていることを象徴的に表現します。 - 洞房花燭(どうぼうかしょく)
意味:新婚の部屋を飾る美しい灯火。
「洞房」とは新婚夫婦の寝室を指し、「花燭」とは花とろうそくの飾りつけを意味します。結婚式の夜、新婚夫婦の部屋を美しく飾ることから、一般的には結婚の祝福を表す言葉として用いられます。 - 琴瑟相和(きんしつそうわ)
意味:夫婦仲が良いこと。
「琴瑟」とは中国の伝統的な弦楽器で、夫婦の象徴とされます。「相和」とは互いに調和することを意味し、夫婦が互いに協力し合い、調和のとれた関係を築いている様子を表します。 - 異体同心(いたいどうしん)
意味:外見は異なるが、心は一つであること。
「異体」とは異なる体や形、「同心」とは同じ心を意味します。表面上は違いがあっても、根底には同じ思いや目的があることを表す言葉です。 - 相思相愛(そうしそうあい)
意味:互いに深く愛し合っていること。
「相思」とはお互いに思い合うこと、「相愛」とはお互いに愛し合うことを意味します。特に恋愛関係で使用され、両者が互いに強い愛情を持っている状態を表します。 - 福徳円満(ふくとくえんまん)
意味:幸福で、物事が円滑に進むこと。
「福徳」とは幸運と徳、つまり良い運命と倫理的な善、「円満」とは物事がスムーズに完璧に進むことを意味します。家庭生活や社会関係が良好で、平和である状態を表す言葉です。 - 良妻賢母(りょうさいけんぼ)
意味:夫にとって良い妻であり、子どもにとって賢い母である女性。
「良妻」とは良い妻、「賢母」とは賢い母を意味します。この表現は、家庭内での女性の理想的な役割を称えるために用いられます。 - 華燭之典(かしょくのてん)
意味:華やかな結婚式。
「華燭」とは結婚式で使用される花とろうそくを意味し、「之典」とはその儀式。特に結婚式を美しく飾り立てることを指す言葉として用いられます。 - 連理之枝(れんりのえだ)
意味:深い愛情で結ばれた夫婦。
「連理」とは異なる樹木の枝が結びつき一体となる現象を指し、「之枝」とはその枝を意味します。この熟語は、夫婦が心と心を深く結びつけ、一緒に成長していく美しい関係を象徴します。 - 錦上添花(きんじょうてんか)
意味:美しいものにさらに美しいものを加えること。
「錦上」とは美しい錦(布)の上、「添花」とは花を添えることを意味します。元々美しいものがさらに美しくなることや、良い状況がさらに良くなることを表す言葉です。 - 関雎之化(かんしょのか)
意味:夫婦が仲良く暮らすこと。
「関雎」とは古代中国の詩経に登場する、理想的な夫婦の愛情を称える歌。「之化」とはそのような状態や雰囲気を意味します。理想的な夫婦の関係を目指す際に引用されることがあります。 - 順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
意味:物事が非常に順調に進むこと。
「順風」とは追い風、「満帆」とは帆が風で膨らむことを意味します。航海において順調な風が吹き、船がスムーズに進むことから、一般的に事業や人生が順調に進むことを表します。 - 鴛鴦之契(えんおうのちぎり)
意味:夫婦間の深い絆。
「鴛鴦」とは仲の良い水鳥で、夫婦のように常に一緒にいることから、夫婦の仲の良さを象徴する動物です。「之契」とはその約束や絆を意味し、夫婦が互いに深い愛情で結ばれていることを表します。
四字熟語は、それぞれが深い意味と美しい言葉の響きを持っています。大切な人の新たな門出を祝う時、これらの四字熟語を使って特別なメッセージを贈りましょう。このリストで、ポジティブ・前向きな言葉を選ぶお手伝いができれば幸いです。
コメント