7. 冬の自然・景色を表す言葉
雪に覆われた山野や原、冬の自然そのものを表す語。
雄大さや静謐さを含み、風景描写や象徴表現に向いています。
- 流氷(りゅうひょう)
海上に漂う氷の塊。オホーツク海などで見られる冬の風物。 - 波の花(なみのはな)
海岸で波が砕ける際に発生する白い泡・微細な霧のような現象。 - 雪兎(ゆきうさぎ)
雪原に残る動物の足跡や雪でつくる遊び。 - 雪達磨(ゆきだるま)
雪で作る人形。冬の遊び風物として広く使われる。 - 雪眼鏡(ゆきめがね)
雪の照り返しで必要なサングラスなどを指す表現。 - 雪見(ゆきみ)
雪景色を楽しむこと。 - 雪焼(ゆきやき)
雪の照り返しで日差しが強まる様。 - 吹雪(ふぶき)
強い風と雪の組み合わさった激しい雪。 - 御神渡(おみわたり)
凍結した湖面にできる亀裂。 - 氷湖(ひょうこ)
氷が張った湖。 - 氷海(ひょうかい)
広い範囲に氷が広がる海。 - 寒鴉(かんがらす)
冬に見られるカラス。 - 白鳥(はくちょう)
冬に渡来する鳥。 - 寒雀(かんすずめ)
冬に見られる雀。 - 雪まつり(ゆきまつり)
雪をテーマにした祭り・風物(例:札幌雪まつり)。 - 冬将軍(ふゆしょうぐん)
冬の厳しい寒さを擬人化した表現。 - 冬木立(ふゆこだち)
冬に葉を落とした木々が立ち並ぶ景色。
8. 冬の季節感・暦に関わる言葉
冬の時期や移ろいを示す言葉。
旧暦や季語を含み、時間の流れや季節の境目を感じさせます。
- 立冬(りっとう)
二十四節気のひとつで冬の始まり。 - 寒の入り(かんのいり)
冬の寒さ本番が始まる時期。 - 寒中(かんちゅう)
小寒〜大寒にかけた寒さが続く期間。 - 厳寒(げんかん/げんとう)
冬の寒さが非常に厳しい時。 - 日脚伸ぶ(ひあしのぶ)
冬の終わりに日が少しずつ長くなること。 - 冬浅し(ふゆあさし)
冬の始まりが穏やかな様子。 - 三寒四温(さんかんしおん)
寒暖を繰り返す気候の様。 - 冬尽く(ふゆつく)
冬が終わりに近づく様。 - 年の暮れ(としのくれ)
年の終わり、師走の季語。 - 歳末(さいまつ)
年の暮れの時期。 - 年惜しむ(としおしむ)
年の終わりを名残惜しく感じる時。 - 寒暁(かんぎょう)
冬の冷えた夜明け。 - 冬暁(ふゆあかつき)
冬の夜明け、冬の早朝。 - 小春日和(こはるびより)
冬の初めの暖かい晴れ日(旧暦語)。

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