3. 霜・露・結晶の言葉
霜や凍った露、細かな結晶現象を表す語。
冬の朝や夜明けの繊細な景色を思わせる、静かで美しい語が中心です。
- 霜(しも)
地表に氷の結晶が付着したもの。 - 露凝る(つゆごる)
夜露が凍ること。 - 六花(りっか)
雪・氷の結晶(雪の別名としても使われる)。 - 氷華(ひょうか)
氷の花、氷の結晶の詩的表現。 - 霧氷林(むひょうりん)
霧氷で覆われた林。 - 霜降る(しもふる)
霜が降りる様子。 - 霧氷花(むひょうか)
霧氷が花のように美しく付着したもの。 - 露氷(ろひょう)
夜露が氷となる様子。 - 結氷(けっぴょう)
水面などが凍って氷になること。 - 霜霰(しもあられ)
霜と霰が混じるような現象。 - 結晶雪(けっしょうゆき)
六角形の雪の結晶。 - 露霜(つゆしも)
露が霜になる初期の状態。 - 氷結晶(ひょうけっしょう)
氷の結晶が硬い形になる様子。 - 霜露(そうろ)
霜と露を合わせた季語表現。 - 霜音(しもね)
霜や雪が踏まれた音の表現(詩的)。 - 氷紋(ひょうもん)
氷に現れる模様。
4. 冬の寒さ・冷気を表す言葉
冷え込みや寒気、身を刺すような空気感を示す語。
体感温度や空気の鋭さを表現する際に使われ、冬の厳しさがにじみます。
- 寒さ(さむさ)
寒い状態そのもの。 - 寒し(さむし)
古語・季語としての「寒い」。 - 冷気(れいき)
冷たい空気。 - 寒威(かんい)
寒さの勢い、寒気。 - 厳冬(げんとう)
冬の寒さが特に厳しい時期。 - 大寒(だいかん)
一年で最も寒い時期(季語・二十四節気)。 - しばれる
冷え込んで凍えるさま(季語)。 - 冴ゆ(さゆ)
澄んで寒さが際立つ様。 - 寒波(かんぱ)
強い寒気の波。 - 乾風(かんぷう)
乾いた冷たい風、冬の季語。 - さむい
日常語としての「寒い」。 - 息白し(いきしろし)
呼吸の白さで寒さを感じさせる季語。 - 冷たし(つめたし)
古語的に冷たさを表す語。 - 短日(たんじつ)
日照時間が短いこと。 - 冬ざれ(ふゆざれ)
枯れて寂しい冬の景色(冷気感)。 - 霜夜寒(しもよざむ)
霜の降りる寒い夜の意。 - 冬深し(ふゆふかし)
冬の寒さが本格化する意。

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