10. 冬の時候・季語・寒さや冬景色を描く言葉
冬全般の季節感、寒さの描写、冬の空気や自然の様子を表す日本語です。こちらも季語として古くから俳句・歳時記で使われています。
- 冬めく（ふゆめく）
冬の気配が強くなるさま。 - 冬の朝（ふゆのあさ）
寒い冬の朝の情景。 - 寒夜（かんや）
冬の寒い夜。 - 冬ざれ（ふゆざれ）
冬の荒涼とした景色。 - 底冷え（そこびえ）
体の芯まで冷える寒さ。 - 三寒四温（さんかんしおん）
寒暖差を繰り返す冬の気候。 - 冬晴（ふゆばれ）
冬の晴れの空。 - 冬の空（ふゆぞら）
澄んだ冬の空。 - 冬霧（ふゆぎり）
冬の霧。 - 初霜（はつしも）
冬に初めて降りる霜。 - 初氷（はつごおり）
冬に初めて張る氷。 - 小雪（しょうせつ）
雪が少し降る頃の時季（二十四節気）。 - 大寒（だいかん）
二十四節気で最も寒い頃。 - 寒波（かんぱ）
厳しい寒さが押し寄せる現象。
目次
雪と氷の言葉は、静かな強さを持っている
柔らかく見える雪にも、鋭く澄んだ冷気にも、日本語はきちんと名前を与えてきました。
その積み重ねが、冬という季節の奥行きを形づくっています。
気になった言葉を、文章や創作、日常の表現の中でそっと使ってみると、冬の印象が少し変わるかもしれません。
FAQ よくある質問
氷・雪・冬を表す日本語にはどんなものがありますか？
雪の降り方や積もり方を表す語、氷や霜などの自然現象を示す語、冬の空気や景色を描写する語などがあります。たとえば、粉雪・深雪・樹氷・初霜・厳冬といった言葉は、情景や寒さの度合いを具体的に伝える表現として使われてきました。
冬をイメージする「かっこいい日本語」とはどんな特徴がありますか？
音の響きが硬く引き締まっていることや、静けさや厳しさを含んだ意味を持つ点が特徴です。氷結・凍夜・寒波・雪嵐などは、冷たさだけでなく緊張感や力強さを感じさせる言葉として使われています。
コメント