夏の食べ物・飲み物に関する漢字熟語
かき氷、冷茶、夏野菜など、暑い時期に親しまれる食べ物や飲み物を表す熟語を取り上げます。夏の食文化に興味のある方、涼を感じる言葉を知りたい方におすすめです。食に関する表現を豊かにするヒントにもなります。
- 冷茶(れいちゃ)
冷たくした緑茶。暑さを和らげる夏の飲み物。 - 麦酒(ばくしゅ)
ビールの漢語的表現。夏の乾いた喉を潤す飲料。 - 氷菓(ひょうか)
かき氷やアイスキャンディーなどの冷たい菓子類。 - 素麺(そうめん)
冷水でしめて食べる細い麺。夏の定番食。 - 冷麺(れいめん)
冷たいスープで食べる麺料理。特に韓国風の冷麺を指すことも。 - 瓜類(うりるい)
夏野菜の代表。スイカ、キュウリ、カボチャなどを含む分類。 - 甘酒(あまざけ)
冬の印象が強いが、夏場の滋養飲料として「夏の甘酒」も存在する。 - 西瓜(すいか)
夏の果物の王様。水分が多く、体を冷やす効果がある。 - 冷菓(れいか)
アイスクリームやゼリーなど、冷やして楽しむ菓子全般。 - 冷奴(ひややっこ)
冷たい豆腐に薬味を添えて食べる夏の小鉢料理。 - 冷酒(れいしゅ)
冷やして飲む日本酒。夏の晩酌に好まれる。 - 南瓜(なんきん)
カボチャの別称。夏場から初秋にかけて旬を迎える。 - 冷瓜(れいか)
冷やしたウリ類の総称。古くは涼味を意味する夏の食語。
夏の風物詩・情景描写の漢字熟語
蝉時雨、夕焼雲、入道雲など、夏の情景を繊細に描写する熟語を集めました。詩的な表現をしたいときや、文章に季節感を加えたいときに役立つ表現が満載です。俳句や短歌、エッセイを書く方にもおすすめのカテゴリです。
- 蝉時雨(せみしぐれ)
蝉の声が雨のように降り注ぐ情景。夏の代名詞的音風景。 - 入道雲(にゅうどうぐも)
夏の空に湧き上がる巨大な積乱雲。雷雨の前兆ともなる。 - 夕焼雲(ゆうやけぐも)
夕日に染まった雲。夏の終わりを連想させる情景。 - 夏空(なつぞら)
高く広がる青空。晴天が続く夏らしい空模様。 - 朝焼空(あさやけぞら)
朝焼けに染まった空。早朝散歩や朝練の風景に合う。 - 青嵐(あおあらし)
若葉を揺らす初夏の風。涼感と勢いのある風の描写。 - 真昼日(まひるび)
真昼に強く照りつける太陽。日差しの強さを感じさせる語。 - 早苗月(さなえづき)
田植えの時期である旧暦5月の別名。夏の初めの象徴。 - 海風(うみかぜ)
海辺に吹く潮の香りを含んだ風。夏の涼を感じさせる。 - 涼景(りょうけい)
涼しげな風景。水辺や木陰などを指して使うことが多い。 - 日盛(ひざかり)
太陽が最も高く、暑さがピークに達する時間帯。 - 夜涼(やりょう)
夜に感じる涼しさ。昼間の暑さとの対比で心地よく感じられる。 - 夏雲(なつぐも)
夏空に現れる特徴的な雲。入道雲などを含む総称。 - 水音(みずおと)
水の流れる音。せせらぎや打水の音など、聴覚的な涼を表す。
暑さ・涼しさの感覚を表す漢字熟語
猛暑、酷暑、涼感など、夏の気温や体感温度に関する感覚を的確に表す熟語を紹介します。気象や日常会話での表現、または商品名や広告文に使われることもあるため、場面ごとの使い方を知ることで語彙力が広がります。
- 炎暑(えんしょ)
炎のような激しい暑さ。真夏の過酷な日差しを想像させる語。 - 酷熱(こくねつ)
極端に高い気温。熱波や異常気象の際によく使われる。 - 烈暑(れっしょ)
激しく照りつける日差しの下での厳しい暑さ。 - 溽暑(じょくしょ)
湿度の高い蒸し暑さ。中国古典にも登場する表現。 - 暑気(しょき)
夏の暑さ全般を指す語。暑気払いなどの言葉にも含まれる。 - 熱暑(ねっしょ)
強い日差しと高温が続く夏を表すやや古風な表現。 - 焦熱(しょうねつ)
焼き焦がすような暑さ。文学的・誇張的な表現で用いられる。 - 納涼(のうりょう)
涼しさを楽しむこと。夕涼みや川遊びなどの風習と関連。 - 冷感(れいかん)
冷たく感じる感覚。夏用商品(タオルやシーツなど)によく用いられる語。 - 避暑(ひしょ)
暑さを避けて涼しい場所へ行くこと。避暑地などの語源。 - 涼味(りょうみ)
見た目や味に感じる涼しさ。料理や器などに用いられる。 - 清涼(せいりょう)
清らかでさわやかな涼しさ。飲料や香りの広告で好まれる。 - 風涼(ふうりょう)
風が涼しく感じること。日陰や夕暮れ時の自然な涼しさ。
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