縁起のいいもの一覧 124選|厄除け・金運・良縁などの縁起物

福・財・商いを呼ぶ縁起物

福を招き、暮らしや商いが安定して続くことを願う象徴。市や祭礼、店先の習俗と結びついて広く親しまれてきました。

  1. 招き猫 — まねきねこ
    人や福を招くとされる縁起物。右手は金運、左手は客や人を招くといった解釈で語られます。
  2. 熊手 — くまで
    福や運を「かき集める」道具として親しまれる縁起物。酉の市で授与され、商売繁盛を願う象徴です。
  3. 福助人形 — ふくすけにんぎょう
    頭を下げた姿に、福を迎え家運や商いの安定を願う心を重ねた人形。店先や家の飾りとして置かれます。
  4. 打ち出の小槌 — うちでのこづち
    振れば財宝が現れるとされる伝説の道具。富や繁栄の象徴として物語や意匠に登場します。
  5. 福俵 — ふくだわら
    俵に実りと蓄えの象徴を託した縁起物。商いの安定や暮らしの豊かさへの願いを映します。
  6. たぬきの置物 — たぬき
    店先に置かれることの多い商売繁盛の象徴。人を招き、景気がつくことを願う意味で親しまれます。
  7. 五円玉 — ごえんだま
    「ご縁」に通じる語呂で、良縁や金運のお守り代わりに持つ人も多い硬貨。参拝の賽銭としても馴染み深い存在です。

 

縁を結び、関係を育てる縁起

人と人のつながり、夫婦や家族の調和を願う象徴。結ぶ・対になる・繰り返すといった発想が多く見られます。

  1. 水引 — みずひき
    贈答を結ぶ飾り紐。結び方に意味があり、ほどけにくい結びには「縁が続く」願いが込められます。
  2. 結び目 — むすびめ
    ほどけないよう結ぶ所作そのものが、ご縁を保つ象徴として語られます。小さな結びに意志を託す感覚が残ります。
  3. 結び切り(真結び/本結び) — むすびきり
    ほどけにくい結びで、「一度きり」「繰り返さない」願いを込める形。婚礼などの慶事で用いられます。
  4. 紅白蝶結び — こうはくちょうむすび
    ほどいて結び直せる形から、何度あっても嬉しい祝いに用いられる結び。良い出来事が重なる願いを映します。
  5. 夫婦箸 — めおとばし
    二膳一組の箸。日々を共にする道具として、夫婦円満や家庭の調和の象徴とされます。
  6. 貝合わせ — かいあわせ
    一対の貝だけが合うことから、唯一無二の縁や夫婦和合を象徴。雅やかな遊びとしても知られます。
  7. 結文 — むすびふみ
    手紙を結ぶ形式に、約束や縁を大切にする心を重ねた表現。結びの所作そのものが意味を帯びます。
  8. 縁結び守 — えんむすびまもり
    良縁を願って授与されるお守り。出会いの願いだけでなく、関係を育てる気持ちの支えにもなります。
  9. 円満 — えんまん
    欠けのない円の形に、穏やかな関係が続く願いを重ねる言葉。人間関係の理想像として用いられます。
  10. 熨斗 — のし
    伸し鮑に由来する祝意のしるし。贈り物に添えて、慶びの気持ちを丁寧に伝えます。

動物に託された吉兆

生き物の性質や姿に、守り・飛躍・繁栄の意味を重ねてきた縁起。神獣から身近な動物まで、信仰や語呂とともに語られます。

  1. 龍 — りゅう
    水と結びつく霊獣。守護や繁栄、運気上昇の象徴として語られ、意匠にも多く用いられます。
  2. 鳳凰 — ほうおう
    平和な世に現れるとされる想像上の瑞鳥。徳と繁栄の象徴として、格調高い文脈で扱われます。
  3. 鶴 — つる
    長寿と吉兆を象徴する瑞鳥。祝いの柄や飾りに多く取り入れられます。
  4. 亀 — かめ
    長命と安定を象徴する存在。鶴と対で吉例として扱われることも多い動物です。
  5. 鹿 — しか
    信仰の中で神の使いとされることがあり、神聖さと生命力を感じさせる存在。古い伝承にも登場します。
  6. 白蛇 — はくじゃ
    希少性から神聖視され、弁財天信仰と結びつき財運や良縁の象徴として語られます。
  7. 狛犬 — こまいぬ
    神前を守護する一対の像。邪気を祓い、場を清める役割を担う存在として親しまれます。
  8. 神猿(まさる) — しんえん(まさる)
    「魔が去る」「勝る」に通じる語呂で、厄除けや勝運に結びつく象徴として扱われます。
  9. 馬(神馬) — うま(しんめ)
    神前に奉られる尊い馬。行動力や前進の願いを託し、神事の世界で特別視されます。
  10. 牛(撫で牛) — うし(なでうし)
    天満宮で信仰され、学業成就や健康祈願と結びつく存在。患う部位を撫でて願う習慣が知られます。
  11. 鯉 — こい
    滝をのぼる姿に、努力や立身出世の意味を重ねる吉例。端午の節句の意匠としても馴染み深い存在です。
  12. 兎 — うさぎ
    跳ねる姿に飛躍や発展の願いを重ねる動物。愛らしさと縁起のよさで親しまれます。
  13. ふくろう — ふくろう
    「不苦労」「福来郎」などの当て字により、幸運や知恵の象徴として親しまれます。
  14. 蛙 — かえる
    「無事に帰る」「福が返る」に通じる語呂で、旅の安全や金運の縁起に結びつく存在です。
  15. 鯛 — たい
    「めでたい」に通じ、祝いの象徴として食卓や意匠に用いられてきました。紅白の華やぎとも相性がよい存在です。
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言葉

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