日本の最強妖怪 一覧 20位〜11位(上位クラス)
強力な呪術・霊力・自然支配を持つ妖怪が並ぶ層。
天狐や龍、大天狗など神格に近い存在が多く、特定の地域・人間社会に大きな影響を与える実力を備えている。
総合力では最強クラス直前の、非常に強い怪異群。
20位:手洗い鬼(てあらいおに)
巨大な手だけの姿で現れる鬼。
夜道や川辺に潜み、通りかかった人を掴み取ろうとする“穢れの象徴”の怪異。
強力な腕力と奇襲性を持つが、姿が部分的であるため総合力は中位クラス。
19位:天狐(てんこ)
狐妖怪の最上位クラスで、千年を生きた狐が到達する神格に近い存在。
神仏の加護を受けることもあり、変化術・霊力は極めて高い。
九尾の狐に次ぐ高位としてこの順位。
18位:海坊主(うみぼうず)

海上に突如として現れ、船団ごと飲み込む巨大な海の怪異。
姿は不定形で、波のように動き、討伐手段がほぼ存在しない。
海域限定の強さだが、遭遇すれば絶望的。
17位:牛鬼(うしおに)

海と陸の両方に現れる最凶クラスの怪物。
西日本を中心に伝わる怪物で、海辺に現れたり山中で目撃されたりと地域差が大きい。
牛の顔に蜘蛛の身体、鬼のような牙など姿は多様だが、“猛毒”と“霊力吸収”は共通項。
跳躍攻撃や突進など直接的な殺傷能力が高く、海坊主・件と並んで“海の怪異最凶格”とされる地域もある。
毒、霊力吸収、跳躍攻撃など多彩で、人を襲う執念が強い。
近距離戦の強さでは上位だが、神格妖怪には及ばない。
16位:白沢(はくたく)

あらゆる妖怪の知識を持つ霊獣で、神の使いとも呼ばれる。
予言・識別・病魔祓いを行う格の高さを持ち、霊力は極めて安定。
攻撃性は低めだが、霊格の高さでこの順位に入る。
15位:土蜘蛛(つちぐも)

巨大な蜘蛛または異形の一族として伝わり、
幻術・毒・呪術を駆使して源頼光の軍勢すら苦しめた。
軍団を壊滅させる力を持つと語られ、
妖怪としての身体能力も高い。
戦闘力・耐久力ともに高水準で、上位クラスの強さ。
14位:鵺(ぬえ)

猿の顔、虎の胴、蛇の尾、鳥の翼を持つ複合妖怪で、正体不明性が最も大きな特徴。
平安京で黒煙のように現れ、帝を病に伏せさせるなど怨霊的側面も持つ。
弓の名手・源頼政が討った記録が『平家物語』に残る。
正体不明性と霊力の強さで高順位に位置する。
13位:山本五郎左衛門(やまもと ごろうざえもん)
最強クラスの化け狸で、変化術・妖術・知略すべてが一級品。
巨大な勢力を築く妖怪として伝わり、実力は狸妖怪の頂点。
大規模な妖怪勢力を築いたとされ、単体の霊力・知略では狐に引けを取らないほど。
多様性のある妖術で高い評価。
12位:龍(りゅう)

天候を操り、風・雷・水を司る神獣で、
神話に登場する“水神・祟り神”としての側面が強い。
地方の龍神信仰では雨乞い・止雨を司り、
霊格は明らかに妖怪より上の“準神”。
日本の龍は祟り神や水神としての側面があり、霊格も戦闘力も高い。
神話級の存在として12位にランクイン。
11位:八大天狗(はちだいてんぐ)

全国の主要な山に棲む強大な天狗をまとめた呼称。
代表的な八天狗には
大天狗(比叡山)
太郎坊天狗(比良山)
愛宕山天狗
などが含まれ、それぞれが神格級の力を持つ。
風術・剣術・幻術・結界術など能力が多彩で、
個別の天狗よりもさらに“山の守護神”としての役割が強い。
統率力と集団戦能力の高さから、最強クラス直前の位置に配置。

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