日本の最強妖怪40選|本当に強い妖怪一覧と格付けランキング

日本の最強妖怪 一覧 30位〜21位(強クラス) 

人間では太刀打ちできない危険度を持つ怪異が集まる層。
水難系、呪詛系、獣型妖怪など実害を伴う存在が多く、遭遇すれば命の危険が高い。
戦闘力・霊力ともに“本物の脅威”。

 

30位:覚(さとり)

覚(さとり)

覚(さとり)は、山中に現れ、人の心を読む能力を持つ妖怪。
相手の思考を先読みし、「いま恐れたな」「こう考えているだろう」と立て続けに言い当て、人間を混乱させて弱らせるとされる。

多くの民話では、油断した隙に人を襲おうとするが、木片が跳ねるなど “予測外の出来事” に弱く、驚いて逃げ去るエピソードが多い。

危険度は低いものの、心を読む能力は妖怪の中でも異質で、山の怪異として独特の存在感 を持つため30位にランクイン。

 

29位:濡れ女(ぬれおんな)

濡れ女(ぬれおんな)

水辺に現れ人を引きずり込む水難系最強クラスの妖怪。
濡れた髪と異常な腕力が特徴で、逃げ切ることが極めて難しい。
局所的な強さは高いが、破壊規模が小さいため29位。

 

28位:野槌(のづち)

野槌(のづち)

古くから近畿・中部・北陸・四国を中心に語られる蛇状の妖怪。
外見は蛇に似ているが、胴は異様に太く、目も鼻もなく、柄のない槌(つち)のような形をしている。頭部に大きな口だけが開いており、その姿は人を本能的な恐怖に陥れる。

深山の木の穴に棲み、ウサギやリスなどの小動物を捕食するが、地域によってはシカを丸呑みにする怪力の持ち主として語られることもある。

最大の特徴は “予兆なく転がり出て襲いかかる” という奇襲性で、坂道を転がり下りながら人の足に噛みつき、「野槌に当たれば死ぬ」「見つけられただけで高熱を発して死ぬ」といった強烈な伝承が残る。

ただし、坂を登る動きは非常に遅いため、遭遇した際は高い場所へ逃げれば助かるという民間知識もあった。

 

27位:鉄鼠(てっそ)

鉄鼠(てっそ)

怨念を抱えて死んだ僧侶が、無数の鼠を従える妖怪へ変化した存在。
大群操作・呪力が強力だが、単体火力に欠けるため中堅下位。

 

26位:片輪車(かたわぐるま)

片輪車(かたわぐるま)

炎を纏った車に乗る怨霊。
夜道を焼き尽くす災害級の力を持つが、活動範囲が限定されるためこの順位。

 

25位:イクチ

イクチ

イクチは、日本各地の海に伝わる“超巨大海蛇”の妖怪で、船に絡みつき沈める海上最大級の災厄とされる。

外見は細長い海蛇だが、全長は数十メートルどころか“果てが見えないほど長い”とも言われ、夜の海で突如として現れる。
その巨体は船の上を這うだけで長時間を要し、
1〜2刻(約2〜4時間)、説によっては2〜3日もかけて船を乗り越える
という記述すら残る。

イクチが通過した後には、
大量の油状の粘液が甲板に残され、これが沈没の原因となる。
この油を船乗りが必死に汲み出さなければ、船は重みで海中に沈むと恐れられた。
つまり、イクチの“攻撃”とは直接的な破壊ではなく、
巨大な体と油による“海難事故”そのものを引き起こす力である。

霊力や呪術性は低めだが、
海上では遭遇=沈没というレベルで、実害と恐怖は極めて大きい。

 

24位:空狐(くうこ)

空狐(くうこ)

空を飛ぶ高位狐妖怪。
“空狐”は『仙術秘伝』などに登場し、変化術・霊力は天狐に匹敵するが、記録が少なく霊格評価が難しいためこの順位。

 

23位:神野悪五郎(じんの あくごろう)

中部〜近畿に伝わる伝説の大狐。
家を傾ける・人を惑わす・天候を操るなど、狐妖怪の中でも最上位格。最強クラスの化け狐。

変化術・呪術・人間社会への影響力に優れ、
地元では“稲荷級の力”を持つとも信じられている。

ただし“天狐”(神格化した狐)よりは格下。

 

22位:清姫(きよひめ)

清姫(きよひめ)

怨念で大蛇へと変化した炎を操る妖怪。
情念の強さは怨霊系でも最高クラス。
破壊力は高いが、規模が局地的なため22位。

 

21位:早良親王(さわらしんのう)

早良親王(さわらしんのう)

日本三大怨霊とも呼ばれる強烈な怨念の霊。
死後、疫病・天変地異を引き起こしたとされ、国家レベルの災厄をもたらした。
怨霊系では最上位クラスの強さ。

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