暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注である『暦注下段(れきちゅうげだん)』と言われるものを中心に吉日・凶日の説明をしています。開運カレンダ-を見る際の参考にお使いください。
開運日・吉日 一覧
寅の日(とらのひ)
十二支の寅にあたる日で、12日ごとに巡ってくる吉日ことをいいます。
虎は瞬時に『千里を行って千里を帰る』ことができると言われており、寅の日に旅行に行くと安全に帰ってくることができるとか、寅の日に財布を買うと出て行ったお金を呼び戻してくれるなどと言われ、吉日の中でも最も金運に縁がある日で、「金運招来日」と言われています。
大安(たいあん、だいあん)
何事においても吉、成功しないことはない日とされる。「大いに安し」の意味で万事進んで行うのに良いとされる日。婚礼などが良いとされている日です。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)
一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味から「一粒万倍日」は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。また、購入した金額の何万倍にも増えるということで、宝くじを買うのに良い日ともされる
天一天上日(てんいちてんじょうにち)
方違の神である天一神 (なかがみ) が天に上がっている日で、癸巳 (みずのとみ) の日から戊申 (つちのえさる) の日までの16日間。旅行や移転に良い日とされる。
巳の日(みのひ)
十二支の己にあたる日で、12日ごとに巡ってくる日ことをいいます。干支の巳は蛇のことで、白蛇は財産の神様である弁才天(弁財天)の使いです。弁財天様の遣いの白蛇(巳)に願い事をすれば、その願いが弁財天様に届けられ成就すると言われ、金運に縁のある吉日とされています。
己巳の日(つちのとみのひ)
巳の日は十二支の「巳」と十干(天干)の「己(つちのと)」とあわせて、この巳の日と重なる日を己巳の日(つちのとみのひ)といい、60日に1回しか来ない貴重な日で、「巳の日」よりも、さらに金運が上がる大吉日と言われています。金運に最も効果があるのが己巳の日と言う説もあります。
鬼宿日(きしゅくにち、きしゅくび)
鬼が宿にいて、外を出歩かないといわれ、鬼に邪魔をされず、何事をするにも良い大開運日とされています。ただし、婚礼関係(結婚式、結納、入籍)だけはしてはいけない日とされています。
神吉日(かみよしにち、かみよしび)
神事に関すること、神社に詣でること、祭礼、祖先を祀ることに吉とされ、不浄事には凶であるとされる。
大明日(だいみょうにち)
「大明」は天地が開通して、隅々まで太陽の日が照る日という意味であり、全ての吉事・善事に用いて大吉とされ、特に建築・移転・旅行に良いとされる。
天恩日(てんおんにち)
天の恩恵を受ける日で、吉事に用いて大吉であるが、凶事に用いてはならないとされる。
母倉日(ぼそうにち)
母が子を育てるように天が人間を慈しむ日という意味で、「七箇の善日」の一つ。何事にも吉で、特に婚姻は大吉とされる。
月徳日(つきとくにち、がっとくにち)
家の増改築など土に関わる行いに吉とされる。
凶日一覧
不成就日(ふじょうじゅにち)
何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、事を起こすことが凶とされています。
受死日(じゅしにち)
最悪の大凶日とされ、この日には他の暦注は一切見る必要がないという。この日に病を患えば必ず死ぬとまで言われる。病気見舞い、服薬、針灸、旅行が特に凶とされているが、葬式だけは差し支えないとしている。
十死日(じゅうしにち)
受死日(黒日)の次に凶日とされ、全てのことに凶とされる。ただし、受死日と違い、葬式も差し支えありとしている。
帰忌日(きこにち)
天棓星(てんぼうせい)の精である帰忌が地上に降りて来て、人家の門の前で家人が帰って来るのを妨害するとされる日とされる。金の貸し借りも凶としている。
重日(じゅうにち)
行ったことは重なって起るとされ、吉事には吉で、凶事には凶とされる。但し、婚礼は再婚に繋がるので良くないとされる。
また月と日の数字が同じ日も重日といわれる。
復日(ふくにち)
吉事を行えば吉が重なり、凶事を行えば凶が重なるとされる。但し、婚礼は再婚に繋がるので凶とされる。
天火日(てんかにち)
棟上、屋根拭きなどを行えば火災が起こると言われている凶日です。天の火気が酷しいという意味で、屋根拭きなどを行えば、必ず火災があるとされている。また、家屋の修理や移徙(わたまし:貴人の転居)に凶とされる。
地火日(じかにち)
大地の火気が酷しいという意味で、自宅の基礎工事、柱建て、柱建て・井戸掘り・種まき・築墓・葬式などが凶とされる。
三隣亡(さんりんぼう)
この日に建築をすれば火事を起こし、近所隣をほろぼすといって忌む日。
三箇の悪日
大禍日(たいかにち)
三箇の悪日の中でも最も悪い日とされている。口舌は慎み、家の修理、門戸の建造、船旅、葬送は厳しく忌むべし、とされている。
狼藉日(ろうじゃくにち)
万事に凶とされる。この日を犯すと、百事皆失敗すると言われる。
滅門日(めつもんにち)
万事に凶で、この日を犯すと、「滅門」の字の通り、一家一門を亡ぼすと言われている。
七箇の善日
天赦日(てんしゃにち、てんしゃび)
年間で5〜6回程度しかない貴重な日。百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日です。
鬼宿日(きしゅくにち)
婚礼のみ凶。他の事には全て吉
神吉日(かみよしにち)
神事に関すること、神社に詣でること、祭礼、祖先を祀ることに吉とされる。不浄事には凶。
大明日(だいみょうにち)
全ての吉事・善事に用いて大吉である。特に建築・移転・旅行に良いとされる。
母倉日(ぼそうにち)
母が子を育てるように天が人間を慈しむ日という意味で、何事にも吉で、特に婚姻は大吉とされる。また、普請・造作も吉である。
月徳日(つきとくにち)
家の増改築など土に関わる行いに吉とされる。
天恩日(てんおんにち)
天の恩恵を受ける日で、吉事に用いて大吉であるが、凶事に用いてはならないとされる。
六曜の説明
六曜それぞれの読み方は複数存在しており、その中の一つを紹介しています。
大安(たいあん)
万事進んで行うのに良いとされる日。婚礼や建前(上棟式)などの日取りなどは大安の日に行われることが多い。
先勝(せんしょう)
早くことを済ませてしまうことが良いとされる日。
友引(ともびき)
勝負の決着がつかない良くも悪くもないとされる日。朝晩は吉、昼は凶と言われる。ただし葬式を忌むと言われています。
先負(せんぶ)
急用は避けるべきとされる日。勝負事や急用は控えた方が良い。争い事や公事も良くないといわれ、万事に平静を守ることが良いとされる。午前中は凶、午後は吉。
仏滅(ぶつめつ)
万事に凶であるとされる大凶日。「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」ともいわれる。
赤口(しゃっこう)
正午の前後を除いて凶日とされる日。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされる。
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